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年にあるかないかの自画自賛

6月6日、
自画自賛。

自画自賛をした。

幼児教室でも配属変があり、
いままで受け持っていた子どもたちに
さよならをして
新しい教室で担任になる
子どもたちと初レッスンだ。

先週、壁越しに前任講師の
レッスンの様子をうかがっていた際に
ずっと大泣きだった男の子がいた。
お母様はお仕事のため、いつも
おばあちゃまが送迎されている
2歳の男の子は、
レッスンが始まってからの1か月間
ずっと母子分離後に泣いているらしい。

「いつもこんな感じなので、きっとこんな感じになると思います。」

前任講師からも、
そう申し送りをされていた。

そして本日、女の子2人とともに
私との初レッスン。


さぁ。
おばあちゃまと母子分離だ。
あれよあれよと泣き出した。
ここまで予想通りである。


しかし、数分経つと泣き止んで、
ときに思いついたことを口にしながらも
取り組みにをしっかり向き合って、
最後まで泣き出すことはなかった。

保護者様がお戻りの際、
泣いていないことに一番驚いていたのは
おばあちゃま。

「すごいじゃない!泣かなかったのね!
ずっとずっと
泣いていたのに嘘みたい!!」

感激されるおばあちゃまに、
こちらの方が嬉しくなった。
同時に、
小さな小さな自信の花が芽生える。
迷走しいなので、
またすぐしぼんでしまうだろうが。


帰宅後、
わかちゃんに嬉しさ相まって伝えると
「なにかコツがあるの?」
と聞いてくれた。
「う~ん、ないことはないんだけど、
大きな声は出さない。ローテンション。
気持ちを受け止めて、笑顔でうなずく。」
簡単にまとめるとそんな感じだ。

「ばあばが良い!」と涙を溜める子に
「ばあが良いよね。」と。

ただし、お友達の順番だったら
「今は、〇〇ちゃんの番だよ。」
と、合図をして。

余計な口を挟まず、
余分な情報を与えず、
笑顔で静かに見守ると、
「あるがままでいいんだよ」
「ここにいて大丈夫だよ」
という思いが
子どもたちにも伝わりやすいようだ。


翌日、教室の先生からメールがきた。

おばあちゃまがいらした次のコマの
生徒のお母様より連絡があったとのこと。

ドキドキして続きをよむと、

「のっぽ先生、とても穏やかで優しくて
私も息子もとても気に入りました!」

ほっと胸を撫で下ろす。



そのままで良いんだよ


そう言ってもらいたいのは、
思う以上に私の方かもしれない。




記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。