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2024年1月に見たライブ(the band apart/ストレイテナー)


01. 01/12 the band apart (naked) 4th album release live “SMOOTH LIKE BUTTER TOUR”@Billboard Live TOKYO

2ndステージ

バンアパnakedに参加するのは1年ぶりぐらいでしょうか。昨年の年始にフルカワさんのイベントで見たはず。バンアパのビルボード公演に行くのは6年ぐらいぶりです。3年前にブルーノート公演は見たけど。そんな感じのゆるゆるなバンアパファンですが、ふらっと見に行きたい時に、いつでもその場にかっこ良く存在していてくれることに感謝の気持ちが芽生えます。色々と悲しい訃報が多いから余計に。

ライブ中に荒井さんが唐突に「おじさんバンドって尊い」って言いだして面白かったけど、首もげるほど同意しました。昔ライブハウスに貼ってあるおじさんバンドのポスター見て引いていた話をしてくれたけど、続けることのすごさを今実感していると。そうだろうなぁと思います。

セットリストは4thアルバムからが多かったようですが、ごめんなさいアルバム聞いていません。知ってる曲はちらほら。でも知っていても知らなくても、唯一無二のバンアパアンサンブルに溺れてゆらゆら楽しめる喜びがあります。アコースティックだと、それぞれの手元もばっちり見れて楽しい。原さんの指、どうなってんのかな?っていつも思います。

途中からゲストでアパロロ(バンアパ×口ロロ)の活動でもおなじみ、口ロロの三浦さん(Key/Vo)。が参加。キーボードと、三浦さんの伸びやかな声が加わると華やかさが増します。特にアンコール最後にやった、口ロロの「ふたりは恋人」が良かったなぁ。♪ふっ ふっ っていうコーラスが可愛い、柔らかい。nakedの雰囲気にとても合っている。
荒井さんが、「ようやく歌が上手くなってきた」的なことを言っていました。自分で満足行く歌が歌えるようになってきたということなのかな。そんな発言関係なく、荒井さんのふくよかに伸びる声が好きだなと思いながら聞いていました。

とは言え、ラストは「夜の向こうへ」が聞きたかったと思ってしまいました。ビルボードは最後にステージ向こうのカーテンが開き、夜景が出現するというスペシャルな演出がありますが、ぴったりの選曲なので。6年前にこの曲でその演出を見た時、めっちゃ感動して(お酒も入っていたし)涙が止まらなくなっちゃったことがありました。懐かしい。

私は2ndのみの参加でしたが、1st公演にも参加した友人が、三浦さんがMCで「『夜の向こうへ』聞きたかったよね」って言ってくれてたことを教えてくれました。でも、あえて持ってこなかったという選択肢もまた良いなと思います。

ギロッポンの夜景

相変わらず川崎さんがいじられまくっていました。「社長、乾杯の音頭を」と急き立てられ、乾杯をしようとするも、「ただ乾杯じゃなくて、何か枕があるだろう、情緒がない」と原さんに突っ込まれる(笑) それから、高校時代に反町隆史を意識したと思われる髪型をしてきた川崎さん、指摘すると当時はスルーされたものの、つい最近になって認めたという小噺も。川崎さんに「何度その話するんだw」って怒られていましたが、見慣れたやり取りにほっとする(笑)

今度いつバンアパのライブに行くか全然見当もつかないけど、変わらず素敵なひとときを提供してもらえるんだろうなと思っています。

美味しいお酒とご飯と豊かな音楽っていいよねー

02. 01/27 ストレイテナー Silver Lining Tour@KT Zepp Yokohama

昨年から続くツアーの続きです。昨年「Silver Lining Tour」ツアーが発表になった時、「東京公演はないのか。いつものパターンで後から発表か」と思ったけど、待てなくて盛岡へ行きました。久々のコバコ楽しかったな。その後にサンプラザ発表になったのだっけ。チケット当たって行けて良かったです、サンプラザ納め。それから武道館があって、武道館で2024年の公演(ツアーの続き)が発表になったんだよね。
シングルツアーはセトリの自由度が高いから、あまりツアーって感じがしなくて面白いですよね。ただ普通に良い曲をたくさんやって帰って行く、っていう。

・1曲目、武道館の1曲目でも披露されたアレンジバージョンの「ネクサス」でした。おお。ゆっくりとした立ち上がりのテンポが心地よい。武道館の感動を思い出しつつ浸っていたところ、突然のハプニング。歌がピタッと止まり、「歌詞、飛んだwww」と盛大な告白をかましたホリエ氏に場内が爆笑です。多少の歌詞忘れはさらっと流して進めることもあるホリエくんですが、さすがに「ネクサス」のしょっぱな(3行目「明日はすべてが嘘になっても」)を飛ばすわけには行かず。客席がヤイヤイ言うなか、「そうじゃなくて、歌詞教えてって言ってんの」と、照れとふてくされが混ざったようなトーンで教えを乞うていたのが新鮮。ツアー初日だし緊張もあるよね。「自動的に出てくるものだから、考えちゃうとダメ」と後のMCで話していましたが、確かにそういうものだろうな。
気を取り直して最初から。最初ゆったりで、途中から加速するアレンジ好き。曲の世界に引き込まれると、凡ミスのことなど一瞬で忘れてしまいます。

・2曲目が「BIRTHDAY」、久しぶりに聞いて激上がりです。チバさん(THE BIRTHDAY)は特に関係ないよね、と邪推するなど。この曲の歌い方、ちょっとチバさんっぽい、というかテナーの初期は特にチバさんの影響を多大に受けていると思われる曲がたくさんある。
3曲目がこれまた久しぶり過ぎてタイトルがすっと出てこなかった、「A SONG RUNS THROUGH WORLD」。2人時代の特徴がギュッと濃縮されたように詰まっていて、懐かしくて記憶がクラクラする。「プレアデス」も久しぶりだったな。

・「Graffiti」ではいつもより一層、バイオリン(同期)の美しさが耳に際立って聞こえた気がします。ちょっと遠目に陣取って、全体の音色に耳を傾けていたからかな。OJのクリーンめな音作りがOJらしくて、テナーの美しいメロディーにぴったりだなぁとか、ひなっちの繊細でテクニカルなベースが改めてかっこいいなぁとか、シンペイの前のめりのドラムが刺さるなぁとか、全体の音のバランスが好きだなと思いながらずっと聞いていました。

・「POSTMODERN」にびっくりして歓喜。自分が一番テナーのライブに行っていた頃に聞いていたから細胞に染みこんでいて、細胞レベルで勝手に身体が騒ぐ感覚、懐かしい。同じようにはしゃいでいるお客さんがたくさんいて嬉しく思う。今のテナーからはこういうパンキッシュな曲は出てこないと思うけど、今なおやってくれることが嬉しいです。

・新曲「インビジブル」がリリースされたばかりですが、まだ音源で聞けていませんでした。でも、武道館で披露された時の光景を思い出しました。ホリエくんが2年前ぐらいからソロで弾き語りしていた曲。"君"が尊過ぎて触れられない、自分は見えてはいけない、という思いを歌っているとファンクラブの配信で語っていましたが、どこか儚げで寂しいイメージです。

・アルバム「Applause」収録の「No Cut」を聞くと、コロナ明けでやっとライブが見れて嬉しかった気持ちを思い出す。曲間でホリエくんが歌詞にかけて「会いに来てくれてありがとうー!」って言ったからテンション上がりました。続けて「スパイラル」、コロナより前の曲ですが、「いつかまた ぼくの歌を聴いてくれ」っていう気持ちが詰まった特別な曲だから、ぐっと来てしまう。この辺り、バンドとリスナーの関係性に気持ちが傾く。

・「灯り」でのホリエくんとOJのハモリがぐんぐんと素晴らしくなっていて圧倒される。2人のハーモニーの明るく爽やかで温かな威力にやられる。もともと秦基博さんとのコラボ曲ですが、私はホリエくんとOJのハモリの方が断然好きだなぁと思います。

・この日、ホリエくんのマイブームは「ケイティー!!!」でした。会場のKT Zepp Yokohamaにかけて。発音は品川庄司の庄司のネタ「ミキティー!!!」です。きわめてホリエくんっぽいダジャレ(笑)
客が喜ぶので何度も発声し、OJが客席に「そうやって甘やかすからー」と珍しく突っ込みを入れていたのが面白かったよ。ホリエくんは「そんなみんなが僕らの希望です(笑)」と、無理やり次の希望の歌、「Silver Lining」へ繋げていたのでした。

・この日のMCにはブルーノ・マーズも頻繁に登場。楽屋で「ブルーノ・マーズすごいよね(東京ドーム7DAYS直後だったので)」という話をしていたそうです。「でも俺らもすごいよね、KTを完売させて」「でも東京ドーム7DAYSに比べれば…w」とブルーノ・マーズを引き合いに出して自分らを下げるという、テナーあるあるノリでふざけ続けるコミュニケーション。

・「KT Zepp Yokohama」の冠の「KT」は、「信長の野望」などのコーエーテクモゲームスの略なのだそうです。シンペイが説明してくれました。知らなかった。MCで、メンバー間で信長を何家を使って制覇したかの話で、シンペイが「ホリエくんならブルーノ・マーズ家?」「殿!『Just the Way You Are』でございますw」ってふざけていたのが今日イチで笑いました。

・本編最後に「TENDER」が来て小さく悲鳴を上げてしまった。この曲も私が一番テナーのライブに行っていた時期に死ぬほど聞いていた大好きな曲です。嬉しい。心の中がほろほろとほどけていくような、優しさに包まれます。1月だけど優しい雨が降ったよ。そしてつい、サビ前のフレーズ(低い)で、「ホリエくんの低音が出るかな?」と勝手に心配するのもルーティーン。

・アンコール1曲目は、事前にファン投票で決まっていた1曲「YES,SIR」が披露されました。みんな大好き「YES,SIR」。ホリエくんも「普段は不意打ちでやる曲だから」と話していたけれど、こんなに落ち着いてこの曲を迎えたことはいまだかつてなく、面白かったです。短い曲だし、いつも大興奮しているうちに終わってしまうから、こんな試みも良いですね。イントロのOJのハープもじっくり堪能しました。いつもイントロで「うわー!キター!」と思って記憶飛びがちなので。この曲も、今のテナーなら作らないような瞬発力の曲だから貴重だなと思います。これもちょっとチバさん系の歌い方だよね。
25周年の武道館では、意外と初期の曲をやらなかったなという印象だったのですが(でもそれが好きでした)、もしかして追加のツアーでファン投票やる(初期の曲が入る可能性大)って決まっていたからなのかな、とふと思いました。

・2人時代の曲から最近の曲まで、曲を聞く度にその時々のことが思い出されて気持ちがトリップして、楽しいひと時でした。コロナなんてつい最近のことなのに、すごく昔のことのように思えてしまったな。ライブ見たくても見れなかったし、色んな思いが溢れ出してしまうね。

・照明がすごく良かった。めちゃくちゃシンプルなんですよ。でもセンスがあると言うか、テナーのメロディーにぴったりだったな。特に「シーグラス」でオレンジや赤、紫っぽいグラデーションになってたのがちょっと意外で良かったです。単純に青ではないという。「彩雲」では、順繰りにカラフルな色が変化していく様子が映っていました。その移り行く配分も好きでした。

・そう言えば、「冬の太陽」とアンコール2曲は、ボーカルが2重で聞こえるようなエフェクトがかかっていた気がします。珍しい。気分転換かな?アンコール2曲は曲調に合っていると思うけど、「冬の太陽」はちょっと慣れなかったかも。慣れたらなんとも思わないだろうけど。

・今ツアーはあともう1か所、お台場に参加するのでセットリストがどう変わるのか楽しみだな。何より「GUNSHIPRIDER」にドキドキします。ライブでやるのは2021年の「Crank Up TOUR」以来のようですよ!

01. ネクサス
02. BIRTHDAY
03. A SONG RUNS THROUGH WORLD
04. Melodic Storm
05. プレアデス
06. Graffiti
07. DAY TO DAY
08. Braver
09. 246
10. 宇宙の夜 二人の朝
11. 瞬きをしない猫
12. POSTMODERN
13. Parody
14. インビジブル
15. No Cut
16. スパイラル
17. 灯り
18. Silver Lining
19. 冬の太陽
20. シーグラス
21. TRAIN
22. 彩雲
23. TENDER

en.
01. YES, SIR (事前ファン投票曲)
02. KILLER TUNE

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