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これから社会人になる方、あるいはこれからのライフデザインを考えている方の参考になるよう…

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これから社会人になる方、あるいはこれからのライフデザインを考えている方の参考になるような「パーソナル・ファイナンス」について記載しています。詳しくは固定ページをご覧下さい。 ➤オフィス・アノマリー代表。日本FP協会会員(2012年12月CFP®認定者)。

マガジン

  • 第5章 貯蓄と投資

    「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載しています。 内容については適宜修正を行っています。ご了承ください。  序章  A Little Dough~PFの周辺コラム×25本+α  第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて×22本  第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う×12本  第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ×12本  第4章 支出して生活する~認知エラーと闘う×29本 ★第5章 貯蓄と投資~認知エラーと共存する×25本  第6章 幸福とお金の関係 などについて書いていきたいと思っています。尤も今後どんな風に変わっていくかはわかりません。(2024年9月現在)

  • 第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて

    「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載しています。 内容については適宜修正を行っています。ご了承ください。  序章  A Little Dough~PFの周辺記事×25本+α ★第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて×22本  第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う×12本  第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ×12本  第4章 支出して生活する~認知エラーと闘う×29本  第5章 貯蓄と投資~認知エラーと共存する×25本  第6章 お金と幸福の関係 などについて書いていきたいと思っています。尤も今後どんな風に変わっていくかはわかりません。(2024年9月現在)

  • 第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う

    「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載しています。 内容については適宜修正を行っています。ご了承ください。  序章  A Little Dough~PFの周辺記事×25本+α  第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて×22本 ★第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う×12本  第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ×12本  第4章 支出して生活する~認知エラーと闘う×29本  第5章 貯蓄と投資について~認知エラーと共存する×25本  第6章 幸福とお金の関係 などについて書いていきたいと思っています。尤も今後どんな風に変わっていくかはわかりません。(2024年9月現在)

  • 第4章 支出して生活する

    「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載しています。 内容については適宜修正を行っています。ご了承ください。  序章  A Little Dough~PFの周辺記事×25本+α  第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて×22本  第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う×12本  第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ×12本 ★第4章 支出して生活する~認知エラーと闘う×29本  第5章 貯蓄と投資~認知エラーと共存する×25本  第6章 幸福とお金の関係 などについて書いていきたいと思っています。尤も今後どんな風に変わっていくかはわかりません。(2024年9月現在)

  • 第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ

    「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載しています。 内容については適宜修正を行っています。ご了承ください。  序章  A Little Dough~PFの周辺記事×25本+α  第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて×22本  第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う×12本 ★第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ×12本  第4章 支出して生活する~認知エラーと闘う×29本  第5章 貯蓄と投資~認知エラーと共存する×25本  第6章 幸福とお金の関係 などについて書いていきたいと思っています。尤も今後どんな風に変わっていくかはわかりません。(2024年9月現在)

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a little dough… 始める理由

▽”Yes, life can be wonderful, if you're not afraid of it.  All it needs is courage,imagination, and a little dough” そう、人生はすばらしい。恐れてはいけない。必要なものは、勇気と想像力、そして少しばかりのお金。 ▽これはチャップリンの映画、ライムライトの中の言葉です。 最後にa little dough(少しばかりのお金)とありますが、これはいったいどれくらい

    • 🅂25 貯蓄と投資について(完)

      「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂22 貯蓄と投資について(完)  第5章では「貯蓄と投資」について記載してきました。この章を振り返ります。 ▶「貯蓄習慣」を身に着ける  前半で記載した「3つの財布」や「SMarTプログラム」などは、人間の脳の設計に起因する特性や認知バイアスなどを踏まえて、これを逆に利用しようという特徴がありました。リチャード・セイラー等が提唱した「ナッジ」的な発想ですが、こうした方法で無理なく「貯蓄習慣」を身に着けることができると

      • 🅂24 投資に不向きな私たちに(2)

        「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂22 マイルール(6)  前節から「マイルール」の5番目として「心理的客観性の確保」について記載しています。その中で私たち個人投資家が陥りやすい失敗事例として「早い利食いと損失の抱え込み」が何故繰り返されるのか、その謎についてプロスペクト理論の効用曲線を用いて記載しました。(※詳しくは🅂23を参照してください。)  「心理的効用(縦軸)は逓減する」と考えると、図2の中心「0」から横軸(金額)を1目盛り右(Xx)に移動し

        • 🅂23 投資に不向きな私たちに(1)

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂22  マイルール(5)  🅂19から、投資に関する「経験」が「マイ・ルール」を作り、そのルールを守ることがやがて個人の「投資スタイルの確立」に繋がっていくことを記載しました。その「マイ・ルール」の5番目に挙げたものが「心理的客観性の確保」です。すでにお気づきかもしれませんが、これ以前の4つのルールも「心理的客観性の確保」に大きな影響力を持っています。 ➤ 心理的客観性の確保<マイルール(5)> ►個人投資家の最大

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        • 第5章 貯蓄と投資
          25本
        • 第1章 自分をどこまで信用する?~認知エラーについて
          22本
        • 第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う
          12本
        • 第4章 支出して生活する
          29本
        • 第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ
          12本
        • 序章 "a little dough"
          25本

        記事

          🅂22 リバランスする、しない(ほったらかしにしない、する)

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂22  マイルール(4)  前節ではリスク許容度に基くリスク資産割合の考え方について記載しました。ポートフォリオ理論では分散によって個別リスクを消去し、最も効率的な市場インデックスファンドの存在を示していますが、これを安全資産と組み合わせてポートフォリオにする場合、私たちのリスク許容度に基くリスク資産割合を用いることになります。そして、この状態を安定的に継続するための方法として「リバランス」があります。 ➤ 定期的な

          🅂22 リバランスする、しない(ほったらかしにしない、する)

          🅂21 リスク許容度を知る

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂21  マイルール(3)  最近の新NISAに関する各種報道を見ていると、多くの方がS&Pやオルカンを選択しています。日経新聞によれば、新NISAにおけるeMAXIS Slimの上記2銘柄の年初来の資金流入額が2兆7千8百億円ということですから驚きです。昭和生まれの私が「市場インデックスファンド」についてあれこれ書かなくても、みんなすまし顔で「それって、常識でしょう」と切り返されているような気がしています。たくさんの方

          🅂21 リスク許容度を知る

          🅂20 ルールがスタイルをつくる

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂20  マイルール(2)  山崎元氏は「ほったらかし」といいますが、これはこれで簡単ではありません。というのも「ほったらかし」にできるものは大抵「どうでもいいような代物」か、あるいは「あれこれやってもどうにもならない」ことを経験的に理解しているような場合です。この「ほったらかし」ができるかどうか疑心暗鬼な方は、最近簡単にできる「ポイント投資」で試してみるのもいいかもしれません。そもそもおまけで貰った小さな金額ですから、

          🅂20 ルールがスタイルをつくる

          🅂19 経験がルールをつくる

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂19 マイルール(1)  前節まで「貯蓄」と比較的身近なリスク資産である「株式投資」について記載してきましたが、これらの記述は結局のところ、私個人の経験を踏まえて構成されているところがあります。もちろん全体としては「メインの仕事を持ち、家計管理の一環として投資を行う方」を想定し、理論的な背景を辿り乍ら組み立てています。ただ私自身もまたその中の一人であったことから、「大きなリスクを避け、シンプルな方法で、安定的なリターン

          🅂19 経験がルールをつくる

          🅂18 その先の3ファクターモデル

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂16 ポートフォリオ理論(6)   マーコウィッツに始まるポートフォリオ理論の全体像について、大まかに眺めてきましたが、例え僅かであってもこうした理論的裏付けを自分なりに理解していくことで、漠然とした不安は和らいでいくものです。ただ「腹落ちする」というところまで理解を深めるには、経験が必要になります。理論的理解はあくまで抽象の世界で、真っ白なノート上の回答のようなものですが、現実の世界には私たちが予想できないさまざまな

          🅂18 その先の3ファクターモデル

          🅂17 理論通りにはいかないことを計算にいれる…

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂16 ポートフォリオ理論(5)  ポートフォリオ理論(MPT:Modern Portfolio Theory)は様々な理論上の前提の上に成立している訳ですが、仮に市場が効率的であり参加者がことごとく分散投資を行うとすれば、その結果最も効率的な投資は市場ポートフォリオに限りなく近づいていくことになります。 ➤シャープレシオ  ポートフォリオの効率性を示す指標として「シャープレシオ」というものがあります。これはCAPMを

          🅂17 理論通りにはいかないことを計算にいれる…

          🅂16 シンプルすぎる結論…

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂15 ポートフォリオ理論(4)  株式にははそれぞれ個別リスクがありますが、これを消去し分散効果を最大限に取ろうとすると結果的に市場ポートフォリオを持つことになります。市場ポートフォリオの効率的フロンティアは、リスクとリターンの交わるある1点を示すことになるため、見方を変えると分散によって個別リスクを消去することは、リスクとリターンの選択肢をなくすことになってしまいます。 ➤CML(資本市場線)とは  下は、🅂14で

          🅂16 シンプルすぎる結論…

          🅂15 CAPMとは…

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂15 ポートフォリオ理論(3)  ポートフォリオ理論では「分散投資」によってリスクをコントロールし、許容できるリスクの範囲で最大のリターン目指す「効率的フロンティア」の存在を示しています。これを一歩進めて、すべての市場参加者が分散投資を行うという仮定の下で、個別の期待リターンの計算を可能したのが「CAPM(キャップエム/資本資産評価モデル)」というウィリアム・シャープの理論です。 ➤リスク資産の期待リターン  🅂7で

          🅂15 CAPMとは…

          🅂14 リターンを決めるリスク許容度

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂14ポートフォリオ理論(2)  前節では、マーコウィッツのポートフォリオ理論のうち、リスクが分散投資によって軽減される仕組みについて記載しました。「相関係数」が「+1」から「-1」に近づくほどリスクが軽減されていく様子が、下のグラフから読み取れると思います。 ➤ポートフォリオABのパフォーマンスは  前節で例示したA・B2銘柄の構成比を単純に50%にしたポートフォリオの結果は下表の通りです。「期待リターン12.5%、

          🅂14 リターンを決めるリスク許容度

          🅂13 リスクを下げる相性💛とは…

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂13 ポートフォリオ理論(1)  さて、ポートフォリオ理論(MPT:Modern Portfolio Theory)に進む前に、本章🅂7で記載したリスクとリターンの関係について、もう一度確認をしておきたいと思います。 ➤「トレードオフ」を正しく理解する  株式市場におけるリスクには様々なものがありますが、リスクの潜在的な変化や顕在化は多くの場合「価格変動」に繋がります。言い換えると株式には「価格変動リスク」があり、そ

          🅂13 リスクを下げる相性💛とは…

          🅂12 アノマリーと一万円札

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂12 アノマリーと一万円札  現実の株式市場を、効率的市場仮説(EMH)とアノマリーだけで説明するのは難しいかもしれませんが、アバウトな私の脳の中ではほぼそうした構成になっています。大きく捉えればマーケットは概ね効率的に動いているように見え、また一方で生まれては直ぐに消えてしまうアノマリーやバブルのように破壊的な威力を持つアノマリーの存在も現実に実感できるからです。 ➤効率的市場に棲むアノマリーの価値  EMHは、株

          🅂12 アノマリーと一万円札

          🅂11 アノマリーが生まれる訳(2)

          「A little dough」 第5章 貯蓄と投資 🅂11 アノマリーが生まれる訳(2)  前節では下図のようなランダムウォークをみた時の私たちの反応について記載しました。単なるランダムウォークの曲線に「価格と年月という背景」を加えたことで、私たちはストーリーを作り未来を予測しようと想像力を働かせます。 ➤日常的に起きている錯視  さてここで第1章に戻るようですが、日常的な錯視についてもう一度振り返ります。下図Aをご覧ください。これは紙に書かれたバイオリンを弾く人の絵で

          🅂11 アノマリーが生まれる訳(2)