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NOということ=自分を守ること

昨日、友人とご飯を食べていて、日本人は自己主張したり、NOということが苦手だよねーという会話になりました。私自身はわりと仕事ではNO!とはっきり言えるのですが、実はプライベートでは言えないことがあります。

みなさん、こういう経験あると思いますが・・・パートナーとか家族が家に帰ってきた時になぜか虫の居所が悪く=「不機嫌」だった。あなたはそれまで機嫌がよかったのに、相手の不機嫌にのまれてしまい・・・そして、自分が悪いことをしたような気持ちになり・・・自分もすこし不機嫌になってくる。

人の感情はうつるといわれているので、この不機嫌にのまれてしまうことって当たり前なのだと思います。その不機嫌が、例えば自分のせいだったら、解決しなきゃ!とも思います。もしくは、不機嫌な理由が相手にとって大切なことだとしたら、側にいてあげる、話を聞いてあげるなどの対応方法があると思います。

でも、そうじゃない「不機嫌」の場合・・・私には関係がない不機嫌の場合はどうしますか?今まで私はそういう時でも、なんとなく相手を気遣い、なんだか自分が悪いことをしたような気持ちになり、どうすればいいかなーと、思考巡らしたりしていました。そして、その不機嫌に反応してあげないと、まるで自分が想いやりのない人のようで、自己嫌悪になることもありました。

自分に感情のUPDOWNがあるように、相手にも感情のUPDOWNがあります。自分の感情に加えて、相手のUPDOWNに毎回、寄り添っていたら、自分の心は疲れてしまいます。場合によっては関係もうまくいかなくなることがあると思います。私は、このように相手の「不機嫌」のような感情の時に、心の中で「これはNO」というようにしました。

思考回路としては・・・

相手が不機嫌になることがあるのは当たり前(私も不機嫌になることがあるので同じ)→ でも不機嫌なのは、私のせいではないし、私はどうしようもできない → これはNOだな!(と心で決める) → そしてちょっと距離をおいたり、何か別のことをする

まさに昨日、このシチュエーションがあったので、これはNO!と決めて、別のことをしていました。いつもなら「ねーどうしたの?」とか「こうやって考えてみれば?」と提案したりしてたんですが・・・NOと決めて、自分がやらなくてはならないことをやり始めました。不思議と自分の中でNOと決めると、相手の不機嫌に惑わされなくなります。そして、相手が自分の不機嫌に気づき、機嫌がなおるのが早かったような気がします。

優しい人ほど、小さな不機嫌にも対応します。でも、心が疲れてしまいます。NOといえるようになると、必要のないUPDOWNから自分を守れると思います。

セルフコンパッションでは自分への想いやり、という観点から「NOといえる強さ」などの話もします。

ちょっとした不機嫌に直面した時、ぜひこのNOを思い出していただけたらなーと思います!

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