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|Ⅴ|(20xx+2)年4月◆変様/霞

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霞の容体が悪化した。点滴のチューブが外れ、逆流した血液が大量に病院の床へと流れ落ちたのだ。

昏睡状態とはいえ、霞は全く動かないわけではない。だから、最初は偶然に外れたものだと思っていた。だが、すぐに2回目が起きた。

異常を感じた俺は、医者や看護婦に頼み込んで霞を起こし、霞と話をした。霞の話では、看護婦さんとは違う感じの人が、点滴のチューブを引っ張っていた感じがするといっていた。

医師と看護婦にその話をしたら、病院側で細心の注意を払い、部屋を移動してくれることになった。

そして、3回目が起きた。霞は、輸血で命をつないだが、今度は出血多量で非常に危険な状態になった。

霞の命が狙われている。犯人はおそらく、、、。

誠志は、しばらく忘れかけていた憎しみの感情が自分を満たしてくるのを感じていた。


この物語はフィクションであり

実在の人物団体とは一切関係ありません


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