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研究者を抱える弊社が気になった、産学連携プレスリリース5選!!

近年、民間企業と大学が協力して技術開発や研究に取り組む産学連携が増えつつあります。
企業側には、外部の知恵を取り込みながらイノベーションを起こす狙いがあり、連携する分野も広がっています。

そこで今回は、これまでの産学連携に関するプレスリリース記事をピックアップしてご紹介します。

連携により商品化が実現したものや、共同で実証実験を行うもの、社会課題解決のためのプロジェクトなど幅広くピックアップしてみました。

私の好みと独断で選定した記事になりますが、是非チェックしてください!!



~以下は、全てPRTIMESの記事を引用してご紹介しています。~



1.大妻女子大学発のSDGsファッションブランドと産学連携「m_r tokyo(マール トウキョウ) × モスバーガー」

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス(代表取締役社長:中村 栄輔、本社:東京都品川区)は、大妻女子大学(東京都千代田区)の学生によるファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」と産学連携SDGsを追求したサステナブルなTシャツを、2022年8月22日(月)から、モスバーガーの公式通販サイト「モス オンラインショップ~Life with MOS~」(https://ec.mos.jp/)で販売します。

「m_r tokyo」は、大妻女子大学家政学部被服学科・吉井健教授のゼミ(ファッションビジネス研究室)の学生が2021年に立ち上げたファッションブランドです。

サステナブルな社会を目指すため、生産方式にこだわり、環境にやさしい素材を使用して丁寧に作りこんだ、質の高い、長く愛用できる商品を提供しています。
今回、「m_r tokyo」のサステナビリティに対する理念に共感し、共同企画商品の製作を決定しました。当社が今年で創業50周年を迎えるにあたり、若い女性からの共感を集められるTシャツをテーマに、商品コンセプトの立案、デザイン、環境にやさしい素材選定、そして販売企画等を、ゼミ生らと一緒に企画しました。

イラストはゼミ生が書きおこし、モスバーガーの具材であるトマトを育てる女の子をモチーフとしたイラスト、ライフスタイルのイメージを女子大生目線でのメッセージと共に描いたデザイン、そしてモスバーガーのコーポレートキャラクターを用いたオリジナルコラボTシャツの3種類を製作しました。 Tシャツの素材には、繊維専門商社であるモリリン株式会社が展開、カーボンニュートラルを推進する『BIOGRACE(ビオグレース)』を採用しました。

詳しくこちらからご覧ください↓

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000075449.html



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2.徳島大学との産学連携。ラジコン車を活用し、スマート農業をサポート、半自動型スマート農業システム

タキイ種苗は、徳島大学(大学院社会産業理工学研究部 安野研究室)と共同でスマート農業への取組みの一環として、ラジコンを用いた農作業支援装置の操作補助方法の共同研究を2021年11月から開始し、圃場や農業用ハウス内での実証実験を8月から始めます。
徳島県で広く栽培されているニンジン、サツマイモ、レタス、トマトの生産現場を中心に、生産者にとって作業効率や操作性が高く、市販品を活用することで比較的安価で、幅広い作物に使用できるモデルの開発に取り組みます。

高齢化や、少子化が進み、人手不足が深刻化する農業の生産現場では、例えば保温資材や保温フィルムの設置や資材の運搬等、50メートル以上の距離を何度も往復する作業があります。
それらの農作業を支援し、省力化、労働時間の短縮に貢献するため、人の歩行速度以上の速度が出せ、市販品で入手が可能であるラジコン車を用いて農作業支援を行うというコンセプトの実証を目指します。

圃場の表面は起伏や凹凸があり、また、遠くに離れた場合に操作が困難になることから、車載カメラやモニター、センサー、入力操作補助等を用い、農業従事者でも簡単に、圃場にて直進させる操作ができるような操作補助方法を検討します。

■目的
農業生産現場において、単純作業の繰り返し、長距離の歩行、狭い場所での作業、腰を曲げた状態での作業、身体負荷の大きい作業等を、ラジコン車で行うことにより負担を軽減させ、作業効率を高める。

■想定される使用シーン

・ハウス内の栽培ベンチ下への送風ダクトの設置
・連棟ハウスの遮熱剤(遮熱塗料)の塗布
・施設内の清掃作業
・畝間(通路)の除草作業
・ニンジン栽培などトンネル内への灌水チューブの設置
・葉菜類圃場での灌水チューブの設置

■その他
生産圃場での実証実験・改良を重ね、2023年夏の完成を目指します。
想定販売価格は未定ですが、市販のラジコン装置を利用できるようすることで、生産者が導入しやすい価格に設定できるよう研究を進めます。また、市販のラジコン装置を活用することで使用者自身で修理や整備ができ、ランニングコストの低減につながると考えています

詳しくこちらからご覧ください↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000083094.html

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3.近畿大学と産学共同研究を開始、持続可能な水産資源を開発

RelationFish株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:島村雅晴、以下RelationFish)と近畿大学水産研究所大島実験場(実験場長:澤田好史、以下:近畿大学)は、未利用魚の利用促進と魚粉使用が少ない魚種の養殖技術開発の共同研究を開始しました。

近年日本近海では天然魚貝藻類の不漁が多く報じられているが、その原因としては気候変動や国際的な漁獲競争があり、それらが一時的なものではなく、将来に亘ってその改善が図られるかどうかが不透明な状況にある。

このような状況に、これまで天然魚しか食材として使用してこなかった和食の高級料理店は将来の水産物供給に危機感を抱いており、今後は養殖魚を積極的に利用したいとの機運が高まっている。

そこで、立ち上がったのが関西の和食料理人達だ。有名料理人が中心となり「いただきますを考える会」を結成、さらに持続可能な食を実現させるためにRelationFish株式会社を設立。具体的な行動に打って出た。近畿大学水産研究所大島実験場との共同研究である。

養殖魚導入の課題

高級和食料理店において、天然魚から養殖魚に材料を変えることは簡単ではない。お客様にそれを納得して頂くことが必要だ。それには、「特別に品質・味の良い養殖魚を導入する」、「環境に配慮して養殖された養殖魚を導入する」、「それらのことを一般社会にも積極的にアピールする」この3点が必要である。

今回の共同研究では主に、環境に配慮した養殖魚を近畿大学で試験生産を行い、RelationFishが生産物の試食・評価、メニュー開発や啓発イベント等を行う。

この共同研究により、漁獲されても利用されない未利用魚や、餌に魚粉の使用が少なくて済む新しい養殖対象魚の養殖技術を開発し、高級和食料理店というこれまでに無かった養殖魚の市場を開拓し、そのような高級和食料理店に特別な食材を提供する意欲を持ち、近畿大学などが生産・販売する人工種苗を利用する養殖業者を支援して、日本の養殖業に活気を起こすことが期待される。

詳しくはこちらからご覧ください↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000104563.html


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4.「東京ドームシティ」と「東京藝術大学」による産学連携の取り組み「東京ドームシティ アートプロジェクト」が始動

株式会社東京ドーム(所在地:東京都文京区、代表取締役社長 COO:長岡 勤)は、国立大学法人東京藝術大学(所在地:東京都台東区、学長:日比野 克彦)及び一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構(所在地:東京都台東区、代表理事:佐野 靖)と連携し、東京ドームシティを舞台とした新たなアートの取り組み「東京ドームシティ アートプロジェクト」を2022年5月より始動します。「東京ドームシティ」での産学連携による多彩でユニークなアート体験や新鋭アーティストの発表機会の創出など、継続的な活動だからこそ生まれるアートを切り口とした様々な価値の創出を目指します。

「東京ドームシティ アートプロジェクト」とは

東京ドームシティとアートの可能性の探求をテーマに、2022年5月から5年間を活動期間とし、東京ドーム、東京藝術大学、東京藝術大学芸術創造機構の3者が連携し、東京ドームシティという場所が持つ固有の魅力の調査研究、様々なお客様が様々な形でアートの楽しさや素晴らしさに触れられる機会の創出、若手アーティストの活動、活躍の場の創出を行います。

これらの活動により、アートを基盤としたこれまでにない企業価値向上の仕組み構築を図り、アート文化の発展や、アートを通じた社会課題の解決、社会的豊かさの創出を目指します。


■2022年度の実施予定施策

1 若手アーティストによる東京ドームシティ アートウォールでの展示

 「東京ビエンナーレ2020/2021」にて、東京ドームシティ Gallery AaMo と都営三田線水道橋駅A3出口をつなぐ通路の壁を、アートウォールにリニューアルしました。当プロジェクトの第一弾として、2022年7月にアーティストの高橋臨太郎さんによる作品発表を予定しています。
 普段アートに親しんでいない層には分かりやすく、アートに精通した方にはさらに深みやおもしろさを感じていただける本展示は、東京藝術大学×東京ドームシティの取り組みやその価値を伝え、今後の計画の礎となる展開です。

2 東京藝術大学美術学部の中村政人研究室による東京ドームシティの調査研究

 東京藝術大学の専門的な知見から東京ドームシティに存在する数多くのアート作品を調査研究し、その価値を伝える取り組みを行います。また、普段は注目されることのない場所をアートの視点で調査し、アートプロジェクトを展開します。日常に潜む空間資源に着目しその価値を引き出すことで、東京ドームシティの魅力・価値向上を図ります。

詳しくはこちらからご覧ください↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000077656.html


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5.大阪芸術大学の学生が満員電車での問題を解決。「カッコ悪い」リュックの前持ちをかっこ良くしたいという研究から生まれた新感覚スリングバッグ。

大阪芸術大学デザイン学科福武研究室は、ゼミ生の足立梨歌さんが考案した体の前後に収納スペースをもつバッグ『Duegg+』を製品化するために、『Steller’s sea cow』というブランドを立ち上げ、兵庫県養父市の鞄製造メーカーの協力の下、実物を制作。 商品化を目的とした資金調達のため、クラウドファンディングサイトのMakuakeにて支援者を募集いたします。

Point1 満員電車内で邪魔になるリュック問題をスマートに解決
Point2 学生サイドから企業に働きかけて製品化にこぎつけた従来型産学連携とは異なる取り組み
Point3 コロナ自粛で落ち込む兵庫県北部の鞄製造業に新たな風を吹き込む地域活性化の取り組み

商品特徴

特徴1 体の前後に荷物を入れられる

前には、ペットボトルや財布、定期などすぐに取り出したいものを。 後ろには、ノートや書類、パソコンなど平面のものですぐに取り出す必要がないものを。
荷物を前後に分散し、左右非対称にすることで、カッコ悪さを軽減。

特徴2 背面バッグにはノートPCも収納可能

ノートはもちろん14inchパソコンも入る背面バッグ。
中は精密機器を守るクッション素材となっています。

特徴3 ランニングや自転車でも快適

前と後ろを固定する付属のベルトを装着すると体によりフィットするので前傾姿勢をとるスポーツタイプの自転車通勤にも最適です。

商品が生まれた背景

・利点は多いのになぜかカッコ悪く見えてしまう前持ちリュックを普段使いもしやすくしたいという発想から生まれた。

・前持ちリュックのメリットは「持ち物が取り出しやすく、防犯性も高い、そのまま座れる」など多くあるが、大きな欠点として「カッコ悪く見えてしまう」というところ。

・試作やテストを重ねた結果、カッコ悪く見える要素として、形がシンメトリーで、大きく厚みのあるものが身体の前にあるとカッコ悪く見えるという結論に至る。

・その欠点を軽減させ、前もちリュックと同じような利点が得られるものが、今回クラウドファンディングを行う『Duegg +』

詳しくはこちらからご覧ください↓ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000103175.html




A-Co-Laboで出来ること

弊社は、弊社は研究者が持つ、研究経験・研究知識・研究スキルを活かして企業の課題を解決することを目的としています。

「誰に相談していいかわからない」という企業の課題に対し、多様な支援テーマを提案、適切な研究者チームを作り対応します。単発の依頼からプロジェクトまで対応可能です。
プロジェクト前後のサポートもお任せください。

研究者との接点がない!といったお悩みや、新規事業にまつわる疑問や相談、アイディアレベルのものまで、何でも受け付けております。
また、産学連携に興味があるが踏み出せていないとお悩みの企業の方がいらっしゃいましたら、ぜひA-Co-Laboをプロジェクトのパートナーとしてご検討ください。

初回相談は無料!0からサポートいたします!😊

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