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不登校5年目の単独登校①

心折れるような事があると回復に時間がかかります。
そんな時はとことん休む。
心も身体も元気になってから動けばいい。
日本人は休むのが下手だけど、「休む」を許してあげるといい。
自分にも他者にも。子どもも大人も。
そうやって「とことん休む」を実行中の息子が、不登校5年目にして単独登校したので、色々と書き留めておきます。
長くなりそうなので、とりあえず①としておきます。


兆し

小学校入学後間もなく「学校には行かない」と宣言し、現在不登校5年目の息子。進級でクラスのメンバーが変わる時、友だちに会いたくなった時、エネルギーが貯まった時、毎年のプールの授業だけなど、行ける時に母付添で部分登校をしていました。
デイサービスや習い事があるものの、自宅中心の生活も飽きてきた様子を見せ、4年生あたりから「退屈だ」「友だちと遊びたい」「不安もあるけど学校には行きたい」「同じ年齢の友だちが欲しい」と頻繁に口にするように。
5年生になった今年は、相変わらず付添が必要なものの、プールの授業に調子良く参加している様子や本人の意向から、授業中もプールサイドで付き添う→母は離れた場所で待機する→送迎だけにして授業は単独で受けてくるという様にステップアップ。

「その時」は突然に

こんな日々を過ごしていた息子。
昨日も「退屈だ〜」「友だちがほしい〜」とボヤいていました。自宅での主な過ごし方だった、ゲームや動画は?と聞くと「もう飽きた」との返答でした。そして「(学校の)パソコンの授業行っておけばよかったかな〜?」と珍しく後悔。
そんな彼に軽〜い気持ちで「じゃあ明日学校行ってみる?」と声掛けすると「うん!」と即答。
あれよあれよと話が進み、送迎はすること、朝から登校すること、昼休み終了後5校時が始まる前に下校すること、給食は停止してもらっているのでお弁当を持参すること、そして授業中の付添は不要ということを確認し、単独登校すると決めたのでした。
クラス担任には、その旨電話にて伝え、登校できたらサポートしてもらえるようお願いしておきました。

そして今

今朝は早くに目覚め、着々と準備を整えた息子。私の心配をよそに、すんなり登校したのでした。
そして気づけば、もうすぐ約束の下校時刻。どんな顔しているかな?
母は嬉しくて泣きそうですが、涙をこらえて迎えに行きたいと思います。

つづきはまた②にて。


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