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#宿命の泡沫紋章 第Ⅳ章第38節

今節のお話は「おのろけ回」というよりは、普通に真面目なお話です(「おのろけ回」が真面目じゃないとは言ってないですが)。

それに今回のお話のメインの二人は時々静かにイチャついてる事があるので、まぁ今更わざわざそういった形で書く必要もないかと思った次第です(笑)



これは昔から少年漫画などに親しんできて常々思っていた事なのですが、架空の物語といえども少年漫画のキャラクターはその多くが「切り替え早いなぁ」と。

勿論そうではないキャラクターなどもいるのですが、その度に「自分はこんなに早く切り替えられない;」と思いながら読んでいました。

今回のお話でアリストが父親であるライサンダーについて考えている事は、そういった自分の経験(と言うのかどうかは分かりませんが)からも来ています。

そしてメリッサは「思い出せない」という事をゲッシュとして持っているので、アリストにとっては「必要であれば思い出す事も大事」というメリッサの言葉にとても説得力があるわけです。

(人は忘れる事で生きていける、先に進んでいけるという部分ももちろんありますが、ここでは敢えてこういった形に収めました。)


そういえばこの辺りまで来てようやく解説出来るわけですが、以前メリッサがアリストの力の暴走を食い止める事が出来たのは、前々節にあった「魂の石(や守護獣)は自身の想い人にしか触れさせてはいけない」というところに関係しています。

想い人が魂の石に触れる事で石の持ち主の魂に直接働きかける事が出来るので、メリッサが強い意志の力でアリストの力の暴走を止めたという事です。

(アリストの炎の力に触れても火傷一つ負わなかったのも、そういった理由からですね。)

上の話の後でメリッサがアリストの石を普通に素手で持っていたのも、こういった理由があったから平気でした(想い人相手なら力の拒絶反応が起きないという事)。



今節のお話は直接次節に繋がるので、次節は明日また投稿致します。

今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました \(^o^)/






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。