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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第57節


今節にて第Ⅴ章が終わり、次回から第Ⅵ章へと入って参ります。

もう章も半分が終わり、なんだかんだであっという間でしたが、まだ先は長いので今までと同じくらいのペースで投稿していけたら良いかなと思います。



鏡祐の考えている通り、歴史的な資料等にも屋久島(虹野島のモデル)にニホンオオカミがいたという記述は存在しないようです。

屋久島には今現在も数多くのヤクシカが生息していますが、それだけ数が増えたのも脅威となる捕食者がいなかったからという事のようです。

(屋久島≒虹野島の生態系については、正編の第51節辺りで浅葱達がもう少し詳しい話をしています。)



正編の第98節で、五行の力と直接的な関係の無い薫楼が反転世界の境界線(続編の今節のものとはまた少し異なる境界線)にやって来る事が出来たのも、今節で語られたような龍神との特殊な縁があったからです。

鏡祐が見た赤い鳥居の神社というのは、ニホンオオカミが最後に目撃されたという奈良県の東吉野村にある丹生川上神社をイメージしています。

この神社は水や雨を司る水神(龍神とも)を祀っているので、その辺りとも関わりを持たせているつもりです。

東吉野村にはニホンオオカミの像もあるそうなので、興味のある方は見に行ってみられてはいかがでしょうか?



それにしても、鏡祐は随分と色んな所を歩き回っていますね。

鏡祐が薫楼の父方の祖父にあたるこのニホンオオカミの子供を拾ったのは、第40節と44節のお話の間くらいの時期と思われます。

(トラばさみは、2007年から鳥獣法により使用を全面禁止されています。)

宿命物語の外伝にも獣から人に転生した存在の話がありましたが、本来は人間も獣の一員なのでわざわざ転生する必要などなかったのかもしれません。

しかし各物語中でも語られている事情の他、薫楼は元からそういう存在として書いているので、そのまま天真爛漫な感じで遊ばせる事にしたというところですね。



さて、最後に一つお知らせというか、嬉しいご報告をさせていただきます。

いつもお世話になっております【接続されたデレラ】様が、#夢筆の抽象画に関する記事を書いてくださいました。

接続されたデレラ様には以前も記事を紹介していただいた事があるのですが、とても造詣の深い方で、私自身が思いもよらぬ部分を深く考察してくださっています。

皆様にも、接続されたデレラ様の素敵な記事をご覧いただけますと幸いです。

接続されたデレラ様、改めて感謝申し上げます m(_ _)m



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます (^^)







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。