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夢筆の抽象画

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気が向いた時、たまに描いている抽象画群です。
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#仏教用語

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『天上天下 唯我独尊』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『天上天下 唯我独尊』

今日のイラストは、仏教用語の中でも特に勘違いされやすいと思われる「天上天下 唯我独尊」という言葉からイメージして描いたものです。

これは釈尊(ブッダ)が産まれてすぐに発した(と尾ひれ付きまくりで語られる)言葉で、それは産まれてすぐに七歩歩いて天と地を指差しながらの事だったのだとか。

もちろんこの辺りの逸話は現実そのままのものではないと思いますが、「天上天下 唯我独尊」という言葉にはかなり深い意

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曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『浮世』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『浮世』

今回のイラストのテーマは『浮世』、日常的にたまに使われる事もある(?)ので知っている人も多いかと思いますが、この言葉も元は仏教用語です。

(日常生活云々よりも、古文や和歌などの文学作品に用いられる事が多いと書いた方が良いかもですね。)

一般的にはこの世を忌み嫌い厭うような表現として使用されますが、元々は「定まらない世の中」や「常に変化し続ける世界」の事を指します。

この言葉は時代によって大き

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曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『三千世界』

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『三千世界』

さて、今回の曼荼羅アート風イラストは、仏教の世界観(宇宙観)を表していると言われている「三千世界」をイメージして描いてみました。

三千世界という言葉は「三千大千世界」の略語で、須弥山(古代インドの世界観に存在する聖なる山)を中心とした一つの世界を千倍し、また千倍し、更に千倍した大きな世界の事を指します。

仏教の世界観における宇宙の単位の事で、一人の仏が教えを広める範囲の事でもあります。

宇宙

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