a9i

独白です、

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美しい夜

6年が経とうとしている、今 どうか、と祈るばかり 君たちの言う''その程度''だから 分かりやすく傷つけんの 弱い君たち 天の川に身を任せていて やっと、やっと再会出来たら 抱き締めてあげる、 分からないことが怖い 全てを知りたい 安心を得たい 馬鹿な振りをしている方が ずうっと楽よ、と笑った君の、顔 思い出せない ... 「ずっと逃げ出したかったの」 ...

    • 不安 涙はいつだってあらゆる思いの代替の様 早く、早く、

      • しにたい なにもできない なんなの はやくしんで、わたし

        • あたしは、狡い 「全肯定して、あたしの生命を認めて」 なんて、嘘 「全否定して、あたしの価値を殺して」 そうしたらあたしも空を飛べるだろうから もう何が正解なのか解らないねえ 全てを打ち明けて、誰があたしを抱き締めてくれるのだろうか 孤独を痛感することが怖くて、怖くて、いつだって口を噤むばかり どこで間違えた? 何年も前から自分に問うているが、 解は未だ分からず もし、あたしが生まれてしまった事が間違いだったとしたとら、あたしはどうしたら良かった? あたしの力じゃ

        美しい夜

          もし来世があるのならば、あたしは一番に貴方を探すでしょう 神様の呪いでどんなに小さな存在になっていたとしても、ね 誰より愛し貴方を、誰より傷つけてしまうあたしの愚かさを叱って欲しい けれども、こんなにも貴方を愛している それは何一つ変わりません 貴方の清福を切に願います 貴方が幸せになるのなら、あたしの不幸なんてちっぽけなもので、何も躊躇わなくていい あたしの未来を厭わないで 貴方が笑ってくれたら、それだけで どうか、世界で一番幸せになって欲しい あたしの心は貴方のた

          忘れてしまいたい夜のことを思い出す 「子供の前でなんてことをするんだ」という母親の怒鳴り声 「大丈夫よ、大丈夫」そう彼に言い続ける私の声はなぜか自分の声と思えなかった まるで自分に言い聞かせるように言葉を繰り返す いつか全てが大丈夫になり、私でさえも許されるのだ、と

          忘れてしまいたい夜のことを思い出す 「子供の前でなんてことをするんだ」という母親の怒鳴り声 「大丈夫よ、大丈夫」そう彼に言い続ける私の声はなぜか自分の声と思えなかった まるで自分に言い聞かせるように言葉を繰り返す いつか全てが大丈夫になり、私でさえも許されるのだ、と

          楽園

          私が、私がいけないんだ ずっと、ずうっと奥にある光が 日を重ねる毎にどんどんぼやけてゆく 大切だった貴方の声、輪郭さえ薄れて 「完璧じゃない生命なんてさあ 生命の意味が無いんだよ。」 煩わしい声 全てが間違いだった 何一つ正解は無かった 救いようのない過去 分かっていたけれど 目を背けようにも 貴方が抱き締め続けるから 私、捨てきれなかった ごめんなさい ... 私には何もないから 何も持ち合わせていないから 貴方に何も与えられない 私への期待なんて意味の

          遠くから見てもきみのことわかったよ だってきみだから、だってあたしだから

          遠くから見てもきみのことわかったよ だってきみだから、だってあたしだから

          新宿駅

          座り込んだ新宿駅 冷たい床を撫でてみる 沢山のひとが アタシに好奇の目を向けて 睨み返したら涙が 出てきた 気付いた時には遅くて 元に戻れないことは アタシが一番分かっている 分かってる 声を上げて泣けないアタシは どうやって助けを求めよう いつかは報われるだなんて バカみたいな空想を信じてた これ以上歩けないな 今すぐここで蹲り ちいさな頃に戻りたい 戻りたいよ 誰の声も聞きたくないの 誰の顔も見たくないの 生きる意味なんて探したって 無駄だね 気付いた時に

          新宿駅

          白鳥花

          花、綺麗だよって 写真送る 君、君だけに 伝えたくなった 私にしか見せない寝顔 私のギターを握る左手 音楽の趣味嗜好は 大切だからよくぶつかる 白磁のような肌に触れて 時間が止まればいいと願った 重ね合わせた手の大きさに 私はなんだか泣きたくなった 大丈夫だよ 何一つ変わらないと思うの 大丈夫だよ 何一つ変わらないと思うから 花、綺麗だねって 短い文字 次は2人で見ようって 頬が緩んだ 不意に放つ未熟な言葉 愛おしいとさえ思えるのは 君だから 君だからなんだよ

          白鳥花

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          貴方を構成する全ての要素 何を読んで、何を聴いて 何を食べていきてきたの 全部教えて お休みを言う前に 誰にも言えない恥ずかしい過去 貴方にだけは教えてあげるね ぐちゃぐちゃな家庭環境のこと 忘れてしまいたい過去のこと 抱き締めてくれた貴方がいたから 私まだ生きている 私まだ生きているの

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          お守りを握りしめる ギターをぽろぽろ鳴らしながら 今にも消えそうな声で、うたう ペットとお話をする 今日はどんな一日だった? わたしはね、 寄り添われたら泣いてしまうから いいよ、寄り添わないで、と拒む ふつうを持っている人間に ふつうじゃない人間のことは 理解できないでしょう 誰にも言えない過去を ふと思い出して泣く 忘れてしまえたら どんなに楽だろうか そういう一日

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          消えたい、無害になりたい ´生きてるだけで、愛。´ という映画があったが、今の私は多分 ´生きてるだけで、害。´ ずうっと思っている 早く、私に救済を、と きっと私たちみたいな人間は求めている状態を手に入れても、また手に届かないところにある救済を、幸福を求めて「ああ、幸せになりたい、報われたい」と嘆くのだろう ───────── さて、刃を壁にも人にも向けられない人間は自分に向けることを思いつきました。日々薬を大量に飲み

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          いつまでも囚われてんなよ、と誰かに言われた様な気がして恥ずかしくなった。 お守りは逃げ場だ。守ってあげるという言葉はここに逃げておいでという言葉だ。 いつかの夜、くるしくなって、ないた。間違えても声を出さぬよう、ないた。やっぱり私は生きていてはいけない人間なのではないかと冷静に思った。とめどなく泪は溢れた。だらしない鼻水を垂らさないように鼻をすする。 「情けない」そう、中学時代の教師は放っていた。何度も、何度も。彼女だけが本当の解を知っていたのだろう。若しかした

          いつものことよ、

          まただ、また、これだ 一人、人間に囲まれて、心の中ではちいさく、ちいさく蹲っていた 大丈夫になんてならない、なれない 僕らの行き着く先をずうっとさがしているのに もう、どこにも見当たらない なんでもいいから、きえたい なんでもいいよ 早く、あたしなんか、けして

          いつものことよ、

          ガタン、ゴトン

          とある日、「この中にいる人の人数分、感情があると思うと怖くならない?」そう言葉にしたら、ほんとうに怖くなってしまって恋人の手をぎゅっと握りしめる。握り返してくれた手は少しゴツゴツしていて、私はそれが大好きだった。あと何駅?と問うて、すぐだということを確認する。大丈夫、大丈夫、と頭の中で唱える。 別の日、各駅停車に乗る。いつ、何時でも降りられるように。本に綴られた文字を眺める。頭になんて入ってこないから、眺めるだけ。それでも優しい手触りに安心する。最近は、本は半ばお守りのよう

          ガタン、ゴトン