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新宿駅

座り込んだ新宿駅
冷たい床を撫でてみる

沢山のひとが
アタシに好奇の目を向けて
睨み返したら涙が
出てきた

気付いた時には遅くて
元に戻れないことは
アタシが一番分かっている

分かってる


声を上げて泣けないアタシは
どうやって助けを求めよう
いつかは報われるだなんて
バカみたいな空想を信じてた

これ以上歩けないな
今すぐここで蹲り
ちいさな頃に戻りたい

戻りたいよ


誰の声も聞きたくないの
誰の顔も見たくないの
生きる意味なんて探したって
無駄だね


気付いた時には遅くて
元に戻れないことは
アタシが一番分かっている

分かってるんだ
ごめんね

ごめんね、

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