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消えたい、無害になりたい
´生きてるだけで、愛。´
という映画があったが、今の私は多分
´生きてるだけで、害。´
ずうっと思っている
早く、私に救済を、と
きっと私たちみたいな人間は求めている状態を手に入れても、また手に届かないところにある救済を、幸福を求めて「ああ、幸せになりたい、報われたい」と嘆くのだろう
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さて、刃を壁にも人にも向けられない人間は自分に向けることを思いつきました。日々薬を大量に飲み、朝から夜まで酒を浴びる生活を送り、手首の傷跡はいつまでも消えません。そうして自分の中にある何かが黒く侵食されてゆき、奥にある何かが抉られることで何かを満たすということを覚えました。
彼らは「たすけて、」と手を伸ばすこともいつしか辞めてしまいました。どこにも救済はないということを知ってしまったから。叫んでも誰も見向きもしてくれないどころか、嫌悪の目で見られることを知ってしまったから。
ただ、私たちは「ああ、今日はいい日だった」とたまに思いたいだけなのです。
ねえ、だから、そんな目で見ないでください
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