『クルっとするときには軸が肝心!?』 プチっとスタディ vol.18
[キーワードと言い換え]
ピボット
≒
事業戦略の芯を活かした大きな変更
[解説]
皆さんは一定の方針や、やり方を続けているなかで
「どうしようもなく壁にぶち当たっているぜ」って感覚になることはありませんか?
(ぜ?)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
特にそれが以前に結果や成果に繋がったという「過去の実績」がある場合、
その方針とやり方に固執しすぎているせいで
むしろ打開出来なくなっていることもあります。
(今までうまくやってきてたじゃないか!っていうアレ)
そんな時には既存のものと異なる方針や、やり方を採用するといった
’方向転換’が必要となります。
ビジネスで言えば事業の戦略を大きく変更することなどがこれにあたりますが、
この転換自体や、転換を伴う経営判断をピボットというのです。
(なんか響きがいいよね)
具体的にケーススタディで見ていきましょう!
[ケーススタディ]
任天堂は今でこそ「スーパーマリオ」といったゲームソフトや
「Nintendo Switch」などのゲーム機で、
磐石な地位を築いている企業として皆さんも疑いないと思います。
そんな任天堂ですが、
最初からコンピュータゲームを手掛けていたわけではありませんでした。
実は創業当初、花札やトランプといったアナログなカードゲームの製造と販売を行う企業だったのです。
日本一のトランプメーカーとして株式上場まで進んだはいいものの、
その後の経営多角化がいずれも失敗に終わり迷走をしていました。
(食品作ったりホテル経営もしたらしい)
そこからおもちゃ事業というルーツに回帰するものの苦渋を舐め…
(つら…)
ここでピボットして
高価だったテレビゲーム機市場に対し、
大量生産による低価格化戦略を取ります。
当時のゲーム機相場の半額程に抑えた
「スーパーファミコン」を投入して、
ようやく今のようなテレビゲーム機メーカーとしての確固たる地位を築くことが出来ました。
(歴史的決断)
方向転換と言うと、経営多角化もそうなのでは?と言いたくなりますが…
企業にとっての「芯」がなんなのかを再認識して、
そこを軸にした方向転換であることが重要だと任天堂の歴史(一部だけど)から伺えます。
創業時の花札やトランプから、スーパーファミコンは「娯楽」というカテゴリーを芯として踏襲出来ていますよね。
何でもかんでも手を出しゃ良いってことじゃないんだなぁ。
(ほえ〜)
[投げかけ]
皆さんも、
芯を活かした方向転換で何か出来ることはないか考えてみてはいかがでしょうか?
(そのためにはvol.17の流動性知能も鍛えておきたい)
以上
今回はピボットを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
いくつかリクエスト頂いた中から
『エンハンシング効果』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
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