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ソプラノ歌手の歌声

キュン死に必須

 神奈川の金沢動物園という山の中の動物園がある。ここでシロテテナガザルが暮らしているのだが、彼らの仕草に全米が泣くキュートさなのだ。それは、これだ。

◎ 撮影地 : 金沢動物園
 THE 親指しゃぶりである。
自然界ではない習慣で、そもそも他園でも見たことがない仕草だ。この瞬間に出会えると、なんだか1日とてもほっこりした気持ちで過ごせる。彼らは人工哺育で育っている影響で、2匹とも安心感やクセがどうやら身についてしまったようだ。なんとも愛おしい。

 それにしても長い手足である。シロテテナガザルのシロテは白い手足が理由で名付けられた。動物園では地上に降りた際に、両手を上に挙げて左右に大きく振ってバランスをとって歩くのだが、ちょっとおぼつかない歩き方がまたキュンとする。

お腹に響く歌声

 ジャングルの中で彼らは「ソング」と言って、歌でコミュニケーションをとる。動物園では朝や閉園前の夕方に「ホワッ、ホワッ」と大きな声が遠く離れていても聞こえてくる。彼らは縄張り主張として、「ここにいるよ」と自分の存在を仲間に伝えようと2キロも離れた場所からもその高音のメロディが響いてくる。オスとメスはフィナーレに向けて一緒に歌い、その独特な歌がさらに高まるにつれて彼らの絆もまた深まっていく。彼らの歌声を背にして動物園から帰路につく途中、いつまでもいつまでも胸の奥にこだましている。


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