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キャディに転職して1年と約半年。入社前に欲しいなと思っていた未来の、輪郭が見えてきた話。

皆様Happy Valentine’s day!こんにちは、CADDi DRAWERのカスタマーサクセス(CS)として働いています近藤です。このnoteは【うるう年キャディnote29連チャンリレー】の14日目の記事です。私事ですがキャディに入社して1年と約半年が経ち、すっかりDRAWERのCSの中でも古参メンバーとなりました。私語りが多くなってしまい恐縮ですが、この機に入社前に思い描いていたことが実際入社してから実現したのかどうか?について振り返らせて頂こうと思います。


1.亡き父が教えてくれた会社選びで大事なこと

中途採用を中心に採用人事をしていた亡き父が話してくれた言葉で印象深かったのが「どんな会社でも、企業理念に共感できないなら入るな」でした。共感ができないなら自分で会社を興すしか無い。でも起業する気がないなら、きちんと理念に共感できる会社に入れ、と。当時大学生で就活中だった私は、なんという極論を言うかと思いましたが、今となってはそんな言葉をかけてくれたことに感謝しています。

2.明治時代から社会の進歩に貢献してきた会社でのファーストキャリア

そんな父のふっかけ?もあり企業理念を軸の1つにし、最初に入社したのが三菱重工業株式会社(MHI)でした。ここでは一貫して火力発電事業部のアフターサービス営業(要はルート営業)として勤めさせて頂きました。MHIの社是(Mission)は次の通りです。

一、顧客第一の信念に徹し社業を通じて社会の進歩に貢献する
一、誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする
一、世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める

三菱重工業株式会社 経営理念 社是より

この中でも特に「顧客第一の信念に徹し社業を通じて社会の進歩に貢献する
という言葉が大好きでした。まさにMHIは明治時代から100年以上、ハードウェアを中心に日本の産業の発展に貢献し、社会を進歩させてきた会社です。今現在もこの世の中を支える貴重な事業を行える、数少ない会社だと思います。
しかし7年間いち社員として働く中で、インターネットが生まれてからの世の中のスピード感と同じ感覚で行えるような事業ではないこと、大きな”社会”を相手にするには社会のインフラ水準がほぼ上がりきってしまっている気がするなど、「"今の世の中の進歩”に貢献できているのか?」という疑問が湧いてきてしまいました。
また火力発電という一定完成された事業に携わっているからこそ、受け身でもある程度仕事ができて安定してしまう環境がある。そんな中で自分自身がビジネスパーソンとして「井の中の蛙」になっている気がして、このままだとまずいのではないかとも思い始めました。

3.個人に焦点を当て、未来を創ろうとしている会社でのセカンドキャリア

そんなときに出会ったのが、2社目となる不動産×IT企業の株式会社ツクルバでした。ツクルバのMissionは次の通りです。

「場の発明」を通じて欲しい未来をつくる。
目に見える場所、そこに関わる人々、そして目には見えない想い。これらの掛け合わせで立ち上がるものが「場」であり、「場」は人と人を想いでつなぐ媒介役です。
社会全体を変える大きな革命も、目の前の誰かの心を動かす小さな変化も、想いのある1人の行動から始まります。
与えられた環境をあたりまえだと思うのではなく、もっとこうなったらいいのに、とアクションをする。その想いとつながり、別の人が次のアクションをする。
ドミノ倒しのような、人と想いの連鎖で、次の社会の文化をつくっていく。
そこまでが、私たちの考える「発明」です。
私たちは「場の発明」を通じて、欲しい未来を自らの手でつくっていきます。

株式会社ツクルバ 企業理念 Missionより

社会全体を人1人のレベルまでに目線を下ろしていること、欲しい未来を自らの手で作りにいくという能動的な考え方、そして行っている不動産事業が目指していた「不動産業界の構造を変えて、人々が自分らしく暮らせる住まいを手に入れ続けられる世界を作りたい」という世界観が「これまではハードが大きな社会を変えてきたけど、今後はソフトな側面で個人に焦点を当てたサービスが日本の社会を進歩させるのではないか?」と思っていた私の想いと重なり、転職を決めました。

ツクルバで勤務させて頂いた4年間で、サービスの会員数も認知度も大幅にあがり上場したり、私が関わったお客様がライフステージに合わせてお住み替えをされるのを手伝ったりと、過去不動産業界ではあまりメジャーではなかった世界・仕組み・場が出来上がっていくのを一緒に体験させてもらいました。
そして個人的には自分の実力のなさを実感する場面にぶち当たったり、ベンチャーならではの朝令暮改・Quarter毎の目標設定などのスピード感、社内情報がオープンな故に多い情報を、処理する力を身に着けたりと、まさに「井の中の蛙」から脱却させてもらえたことが、とても有り難かったです。

4.選んできた企業のMissonが全て統合されたようなキャディとの出会い

こうして社会人生活11年をかけてToB事業・ToC事業、ハード面・ソフト面、大手企業・ベンチャー企業の両方を経験させてもらった中で、今後を考えたときに個人的な結論として出したのは「やはりToB事業に携わっていたほうが私個人が社会に与えるインパクトは大きい。今後も働き続けるなら、ToBに戻ろう」ということでした。
そんな折に丁度出会えたのがキャディでした。キャディのMissionはモノづくり産業のポテンシャルを解放するです。

モノづくり産業のポテンシャルを解放する
モノづくりに携わるすべての人が、本来持っている力を最大限に発揮できる社会を実現する。
そのために私たちは、産業の常識を変える「新たな仕組み」をつくります。
現在モノづくり産業では、非常に多くの力が埋もれたままになっています。
見積業務や管理業務に忙殺される、営業力が足りない、情報やネットワークが乏しい。
あらゆる理由によってがんじがらめにされ、本来の開発力や技術力を発揮しきれていません。
こうした縛りをほどくことで、各企業のポテンシャルを解放。
産業全体に大きな力を生み出し、豊かにすることが私たちの使命です。小さな町工場も、歴史ある大規模メーカーも、創立まもないベンチャーも。
すべてのモノづくり企業が強みを活かして輝き、新たな価値がたくさん生まれる。
そんな未来を切り拓くために、私たちは挑み続けます。

キャディ株式会社 企業理念より

このMissionを見たときに、これまでの2社のMissionが1つに統合されたような気持ちがしました。ToBの中でも製造業は生活の中に当たり前にあって絶対に欠かせない。製造業がまた大きく発展して世の中がもう一度生まれ変われば、きっと社会は良くなるのに、中々それが出来ないもどかしさ。そこをモノづくりに関わる人1人1人に焦点を合てて、その人達が持っている力を最大限発揮できるようにして未来を変えていくー…これが本当にできたら、日本や世界が変わるぞと大興奮したことを今でも覚えています。
そうして自分自身の適性も鑑みて、キャディの中でも新たな事業として始まったばかりの「CADDi DRAWER」のCS職を希望して入社と相成りました。

5.1年半で感じたDRAWERの成長と、お客様に提供できる価値の手応え

私が入社した最初は人数が2桁以内、本当に立ち上がったばかりの事業部。CSも数名しかいなかったのが、今では数十名という規模に大きくなりました。すごいスピードでプロダクトを改善・進化させる優秀なエンジニア陣やオペレーション部隊、熱く賢く・お客様の心を掴み契約をとってくる営業メンバー等など、様々なメンバーのお陰でサービス自体が大きく成長したこと・今もしていることを日々実感しています。
実際この1年と少しでどういったサービスに成長して何を解決しているのかは、マーケティングの山田さんが書いてくれた顧客はなぜCADDi DRAWERを買うのか?というnoteに綺麗にまとまっているので、ぜひそちらをご一読ください。

また、たまに「CS職をやったことないのにCSをやるって大変じゃなかったですか?」と言われますが、個人的にはそんなに大変ではなかったです。なぜなら名前の通り「カスタマーサクセス」に向き合う、という1点を大事にすればよかったから。まだ出来たばかりの事業部ではHowを強制されることはなく、お客様のサクセスを考えて動くのであれば、何も咎められなかったからです(もちろん勉強のために一般的なSaaSのCS職を勉強することは大事だなと思いますが)。

そんなこんなでがむしゃらにお客様と向き合って1年と約半年。私がゼロから担当させて頂いたお客様との関係も約1年となり、先日DRAWERの導入取材も受けて頂きました!(感謝!)

取材で次の通りコメントを頂いたように、DRAWERを活用頂くことによって、着実にお客様の仕事が変わってきています。

『CADDi DRAWER』で今までは見つけ出せなかったものが引き出せるようになり、図面検索に対する考え方が180度変わった。図面に関わる工数が大幅に減って、減った工数の分は、スキルアップ用の研修に充てたり、新たな設計ツールを試してみたり、新しいものをつくり出す・考える時間に割り当てています。

CADDi DRAWER導入事例より

また、ありがたいことにキャディ自体に対しても次の通りコメントを頂いています。

一般的な伴走型のサポートの場合、自分達だけが先に進んで一人歩きしていることがありますが、CADDiは常に前にいるスピード感で引っ張ってくれます。仕事に対する感覚が変わりました。
今までも、色々なプロダクトを選んで導入を決めていく際に、そんなに早く決断はできないと言っていました。それが、CADDiのサポートを受けて、短期間で進めていくなかで「このスピード感が楽しい」と思えるようになってきました。仕事の効率も上がっています。

CADDi DRAWER導入事例より

直にお客様のサポートをし、伴走しているCSとしてはこれ以上なく嬉しい言葉です。
「きっといろんな製造業に携わる人々の役に立てるサービスのはず。お客様の仕事を変え、ひいては製造業全体を変えていけるサービスのはず」と信じてキャディに入社したときに、想像していた未来。そこに行くために実現すべきサクセスは当然さらに大きいもので、まだ道半ばではありますが、こうして少しずつ形になってきている手応えがあります。

6.今後のDRAWERでのキャリアについて

入社前に描いていた未来の姿は実現できそうだという手応えが持てたこの1年と約半年。ではここから更に、どんな未来・キャリアを描いていきたいのか、という話を少しお話したいと思います。
上述の通りDRAWERが製造業で働く皆さまのお役に立てるサービスであり、それがひいては大きく社会への貢献に繋がっていくという点に置いては、一点の迷いもなく信じています。それを大前提として、引き続きDRAWERのCSでキャリアを積んでいきたいと思っています。CSがいいという理由はCSという役割の重要度が事業にとってもお客様にとっても高いと思っているからです。

様々な事業において、目立って花形になることが多いのはいわゆる「営業」だと思いますが、DRAWERは契約が成立した時点での売上で終わりではなく、契約を継続してもらっている期間は売上がたつ事業形態。つまりはDRAWERにおいて、継続的かつ直接的に長く利益を生み出すのは「CS」なんです。CSのサービスが悪くて解約されたら、売上がなくなる。CSが如何にお客様との関係性を維持・向上させることができるかが、今後さらに数多くのお客様にDRAWERをご利用頂くにあたっては、重要になってきます。
また、直接お客様と接点をもっているCSは社内の他部署と連携し、プロダクトへお客様の要望やサービスのあるべき姿を提案し、協議する場も多いです。つまりは事業の成長や発展に貢献できる機会が多いのがCSといえます。

合わせて対お客様の面でみても、CSの役割は需要です。現在DRAWERを使ってくださっているお客様は、大企業から中小企業まで様々な規模感の企業様。ですのでいわゆるクラウドサービスや、各種ITツールへの理解度、事業の課題解決の道筋を描く力等は、お客様によってまちまちです。
よって現在DRAWERのCSは深く頻度も高くお客様とコミュニケーションを取り、それぞれに最適なDRAWERの活用方法、課題の解決策を提示しています。今後プロダクトがより進化することによって、一定その強度を弱める方向に移行していくこともあるかもしれませんが、元々のキャディの「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というMissionを実現するには、こういったお客様ごとの状況に合わせたCSのサービスが必要なのは今後も変わらないと思います。

もちろんこれらを実際に行っていくのはとても大変なこと。自分自身の力も、まだまだ足りないところがあります。しかしそういった職種だからこそ、自分自身が成長できたなと思える瞬間の達成感は強いし、お客様から感謝されたときの喜びは言葉にできないものになります。
個人的には「誰かの役に立ちたい、世の中の役に立ちたい」と思っている方にはぜひこの面白さと喜びを感じてほしい。だからいちCSとして活躍するのはもちろん、少し先の未来ではDRAWERのCSとして入社してくれてきた皆さんの教育やサポート等、CS企画職的なお仕事にも携われていたらいいなと思っています!

7.おわりに

私事も多くだいぶ長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!他にもキャディのCSを知りたい方にはこちらのnoteたちがオススメです!CSの部長やマネージャーの熱い想い等など…どれも力作です💪

またこれを読んで少しでもDRAWERのCSに興味を持ってくださった方、よかったらカジュアルにお話でもしましょうwお気軽にyuki_kodo@caddi.comまで【カジュ面希望】でご連絡ください。
そんなのはすっ飛ばして面接を受けてみたいぜ!という熱い方は以下のリンク先よりご応募、お待ちしております✨

さーて【うるう年キャディnote29連チャンリレー】、明日はとっても個性的なキャリアをお持ちの同僚、DRAWER CSの小島さんが転職をするかどうか迷っている貴方へ熱いメッセージをお届けします!乞うご期待!

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