コロナ禍から考えた病みと人の温かさ。

今日は書きたいことがあるので、意地でも更新します。


精神科に行ってきました。約1ヶ月半ぶりでした。毎日飲む薬も頓服薬も底をつき、ひどい躁うつで悩んでいます、しんどいです、助けてくださいと言おうと心に決め、コロナが怖いので病院がある駅まで電車に乗らず歩いて向かい、病院に30分前に着きました。

いつも、早めに行こうと決めているのです。待合室でお医者さんに何を話すか考えたいからです。日記帳(病み過ぎた時だけ書くやつ)と投稿したnoteを読み返し、話す内容をおさらいします。ですが、今回は日記帳にあらかじめ書いておきましたので、それを読もうと思っていました。

予定の時間の15分前、一人のおばあちゃんが精神科に入ってきました。

「動機、息切れ、診てもらいたいの」

おばあちゃんはそれを言ったきり、カウンターに手をつき、じっと受付の人を見つめていました。

「ご予約はされていますか?」と受付の人は聞きましたが、もちろんおばあちゃんは突然来られたようで、急いでいるような口調で「いいえ」と答えていました。

「初診だとただいま大変混み合っておりまして、六月は全て予約が埋まってしまっていて、、早くて7月の20日以降です。。」

受付の方も申し訳なさそうに言うと、おばあちゃんは幻滅したように肩を落とされました。そんなにかかるのね。と寂しそうに呟く姿が本当に切なかったのです。

すぐに受付の方がここ近辺の別のクリニックを調べてくれましたが、おばあちゃんはそこ全部に行ってみたそうです。しかしどこも混み合っていてすぐに診ることはできないと返されてしまったそうです。結局仮予約だけして帰られました。その後ろ姿が本当に辛そうで、、私も一年前に初めて精神科の予約を取った時の日のことをぼんやりと思い出しました。

六月の初め、学校から帰宅した私は、もう学校にはいけないと母に泣きつきました。18歳になった高校三年生です。今更何を泣いているんだ て感じですよね。ただただしんどくて、最初はあしたのテストが怖いと言うような可愛い不安程度のものが、どんどんいびつな形に肥大化して、終いには誰かに殺されるんじゃないかと言うような妄想が頭を覆うようになりました。母はそれを心配し、片っ端から予約できる病院を探し、その中で一番早く診てもらえる病院を選びました。そこが今も通っている精神科だったのです。それでも、初診は二週間かかりました。

今後、コロナ化の影響で心を病まれる方が増えていくと思います。仕事の復帰や学校の再開、このような情勢で不安が爆発し、いまもなお、苦しい自粛生活を送っている方がいると思います。もし本当にしんどくて悲しくて、いつもの自分となんか違う て思ったら、無理せず誰かを頼ってくださいね。無料相談センターなどに電話されるのもいいと思います。私も精神科に行く前はずっと無料児童相談センターに電話をかけていました。話すだけで楽になるときもあると思います。凝り固まってしまう頭を整理するためにも、誰かに話して一緒に悩んでもらい、視野を広げてもらうことは大切だと思っています。

ちょっとここで、私が高一の頃の学年主任の先生が夏休み明けに言われた言葉を思い出してみます。

先生は、「夏休み明けしばらくは、体も心もゆっくり学校に慣らしていきましょう。一生懸命になりすぎず、リハビリ期間だと思ってください。」と言いました。

この言葉に本当に救われました。学校再開の九月が特に辛くて、三日前の夏休みに戻りたいとか、八月の前半に戻りたいとか考えて、鬱々とした気分だったのですが、この言葉を聞いて、まぁ。のんびりまた頑張っていこうかなと思えたのです。誰だって休み明けはしんどいし、体と心が元気じゃないと、自分は動けないのだから、ゆっくり過ごして元気になろう と。

その先生が、一番最初に学校で、私のうつ病の異変に気付き「大丈夫か」と心配してくれました。テスト前の学校の階段で、ふらふらしている私を気遣ってくれたのです。本当に心の優しい先生でした。


かなり話は逸れましたが、精神科の通院の話に戻します。笑

私の診察を担当してくれる先生は女性です。最初は顔を見て話すことができなかったのですが、ある時ぱっと見あげると、先生が本当に心配してくれる顔で私を見つめていたのです。この日を境に、先生を完全に信頼するようになりました。この先生は私おの話をちゃんと聞いてくれる人だと、安心したのです。

私は、ポツリポツリと言いたいことをノートどおりに話していきました。そして薬が効かなくなってきた気がすると言いました。薬を強いのにしてほしいなんて、患者が先生に自らいうなんて本当にばかですが、一か八かの精神で言ってみました。

先生は、一つづつ私の悩みを紐解いていくように話しました。サークルに入れない話をしたら、大学が再開してからでも遅くないし、やりたくなった時で大丈夫だよって、大学の授業中後ろめたさを感じてしまう(指定校推薦だ など)と話したら、あなたは自分の実力で行ったんだし、有名ないい大学なんだから後ろめたさなんか感じなくていいよと、

久しぶりに先生と話して、今まで日記に書いていた悩みや疑問・不安が全部解消されていったら、特に言いたかった一番センシティブな悩みを思い出しました。容姿についてです。

前回のブログでも書いた内容を話しました。話し始めると涙が止まらなくなりました。そんなに悩んでいるなら整形すればいいだけの話なのですが、勇気がないんです。なんか、情けないですよね。笑 

先生は私を慰めてくれました。あなたは可愛いよと言ってくれました。逆に変な男の人にナンパされないか心配になるよ、なんて言って笑わせてくれました。その時気付いたんです。価値観は人それぞれなんだなと思いました。

私はこの顔があまり好きではありません。父も私の顔はブサイクだと言っています。でも、病院の先生は褒めてくれました。褒めてくれる人もたくさんいたということを思い出しました。

みんなに好かれることは難しいよ。と言われました。私が好きな服が嫌いな人もいるし、、なんか納得してしまいました。じゃあ。自分が好きな私になればいいんだ。と思いました。自分が好きな自分になれば、他人の評価は気にならなくなる。そうですよね。。?


それが一番難しいのか。



人と話すことで、頭の中のごちゃごちゃした糸が解かれていくような感じになります。病むと、特に人に話したくなくなりますが、少しでも心に余裕ができたら心のうちを話してみてほしいです。きっと楽になると信じています。


精神科では、薬を200mgから300mgにしてもらいました。来週は、カウンセリングと、薬を変更したため体調の変化がないか経過をお話ししに行きます。


早く元気になりたいという目標から少し離れてしまいましたが、のんびり頑張りたいと思います。皆様も、お体にお気をつけてお過ごしください。





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