sprite公式
社内の邪神ちゃん好きによる邪神ちゃん好きのためのマガジンです。
蒼の彼方のフォーリズム - Fly me to your sky - 著者 渡辺僚一 原作 sprite 蒼の彼方のフォーリズム 鳶沢みさきシナリオをみさき視点で描いた小説です。冒頭部分を公開予定です。 ネタバレを含みますので、原作ゲームをプレイしてから読んでください。
蒼の彼方のフォーリズム関連・設定資料など
あけましておめでとうございます! 本年もsprite / FILMIC NOVELをどうぞよろしくお願いいたします! 今年はあおかなEXTRA2S(Nintendo Switch)と、蒼の彼方のフォーリズムIF01(仮称)を発売する予定です! 引き続きご愛顧の程、よろしくお願いいたします!!😊
( =>w<=) < さ、さ、寒い……
8 「くっ!」 叫びながら前傾姿勢で突進してきた部長の頭を抑えようとして失敗する。目で部長の背中を追いながら必死に考える。えっと、えっと……こういう時のショートカットは……。うー、もう! とにかく急いでショートカットしないと! 体を捻って向きを変えて、次のラインに──あー、ダメだ! 部長が先まで行っちゃってる。ここは、次の次のラインに……。 ──あたしってこの程度の選手だったんだ。 強い焦燥に肺を突き上げられて、呼吸が乱れる。自分で考えて試合をしようとしたら、想像以上
7 砂浜を全力疾走してきた部長があたし達の側で立ち止まって、ボディビルダーみたいにポージングを決めた。相変わらず凄い筋肉だ。ちゃんと受験勉強してるのかな? 「だっははははは! ようやくこの日が来たか!」 「晶也が呼んだのって部長だったの?」 「そうだよ。よろしくお願いします部長」 「呼び出されるのをドキドキしながら待ってたぞ! 部を二つに割ったんだって?」 晶也は深く頭を下げた。 「スミマセン。部長の作った部なのに勝手な行動をしてしまって」 「あやまる必要は皆無! 乱な
ごく初期のフライングサーカスイメージボードです。 試合場 鈴森 対角線ラインはアップで見たときに誤認してしまうので完成版ではなくしました。 スタート地点 鈴森 ブイも反重力で浮いているのでこの板上の案も不採用にしました。 ドッグファイト 鈴森 コントレイルは最初期のイメージボードの時から必要性を感じていたので設定上採用して頂きました。 背中タッチ 鈴森 このイメージを描いた時に背中タッチは派手なエフェクトの必要性を感じてポイントフィールドを後に考えました。
5 翌日の練習前、久しぶりにFC部に現れた姿にわたしは笑顔で駆け寄った。 「みさき先輩! 本当に来てくださったんですね!」 「本当にって、夕べしつこい電話してきたのはどこのどちら様でしたっけ?」 夕べのわたしは、悩まされていた問題からとりあえず解放されたからか、自分でも意味がわからないくらいテンションが高かった。自分の部屋で邪神ちゃんを両手で掲げながら、くるくる回って踊っていたくらいだ。その宴は突然現れたお母さんへの驚きで、机の角に足の小指をぶつけてうずくまることで終わ
5 帰宅する晶也を送るために外に出る。夕焼けが消えそうになっていた。 二人でFCのこと考えていたらこんな時間になっちゃったのだ。頭は疲れてるけど、今までに感じたことのない爽やかな疲労。 あたしの家系は先祖代々、四島。だから、家は古くて立派な門と塀まである。 門を出たとこで立ち止まった時、母屋から醤油の甘い香りが漂ってきた。おばあちゃんが煮物を作ってるんだと思う。年頃の乙女的には、ちょっともじもじしちゃうかな。 「あははは。この匂い恥ずかしいな。あたしは好きだけど」
各キャラクターのグラシュ設定画です。 真藤一成「月翔」 鈴森 ミズキのカスタムハイエンドグラシュらしいカスタムされたディティールを戦闘機のコックピットのようにデザインしました。飛んでいる時に前進翼に見えるような羽を目指しました。 各務葵「紅燕」 鈴森 葵さんもミズキのカスタムハイエンドなので伝説の選手らしい圧倒的な強者感を意識しました。羽も真藤さんと同じく前進翼です。 乾沙希「アグラヴェイン」 鈴森 アヴァロンの特注品らしく他のメーカーと差別化を図るためにハイヒー
だけど、 「ありがとう」 「……え?」 「真白がいるから俺は今頑張れてるんだと思う」 センパイが口にしたのは因果を無視したような、この場面で出てくるはずがない、突拍子もないお礼で。 「本当に真白のおかげだよ」 「えっ、えと、あの、意味がよく……?」 「聞き返されても繰り返さないし詳しくも言わないからな」 なんて言われても、本当にわからない。それにもう決めたんだからそんなこと言われても困る。 「でもわたしはみさき先輩が辞めちゃったから……」 「余計に頑張ってくれるだろ?」
各キャラクターのグラシュ設定画です。 佐藤院麗子「スワローテイル・バタフライ」 鈴森 エレガントかつ中二的なセンスの佐藤院さんがデザインしそうなフォルムを目指しました。 青柳紫苑「バルムンク」 鈴森 硬派なロボットデザイン系のディティールを意識しました。男のロマンで部長が選びそうなグレーで堅物な感じを目指しました。 黒渕霞「カドゥケウス」 鈴森 黒渕らしい禍々しいデザインを意識しました。羽は蛾をモチーフにしています。 次回に続きます!
( =╹w╹=) <おいしくな〜れ!
羽根つき邪神ちゃん ( =╹w╹=) <オレと勝負しようぜ!!
( =╹w╹=) <お正月だからって、家でゴロゴロしてないで遊びに行こうぜ!
( =╹w╹=) <一緒に初詣に行こうぜ!
( =╹w╹=)b <あばよ……2022年
あたしはいつの間にか、しゃがみ込むような姿勢になっていた。手にしているシトーくんが床すれすれまで押し込まれている。 「スペースが狭くなってる。立場は逆だけど、あたしと市ノ瀬ちゃんの試合と一緒だ」 「あの時の市ノ瀬と一緒でもう横にしか移動できないな。あの時、みさきは結果としてこれをしたけど乾は計算してするんだよ。……で、これからどうする?」 「1点とられてるからショートカットはしたくない」 ショートカットした時点で、次のブイにタッチする権利を放棄するので、2対0だ。 「とり