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31.パリ (旅行記6)

パリ最終日。ほぼ自由行動だったし
同期たちはどこでもいいよ〜と言う感じだったので
ショッピングがしたい!アニエスベーの本店に行きたい!と言う私にみんながついてきてくれた。

ホテルの近くのリュクサンブール公園をとおり、
綺麗な噴水などを見ながら歩いてアニエスベー本店を目指した。

歩いて20〜30分ほどで着いたアニエスベー本店。
胸が高まった。
フランス語が全くわからない不安はあったけれど
この数日英語でなんとか大丈夫だったので
わくわくしながら扉を開いた。

定番のTシャツ、カーディガン、とっても可愛い形のワンピース。
私はアニエスベー初心者だったので、定番アイテムをいくつか購入した。
本店でのお買い物。とても嬉しかった。

(しかし日本に帰ってきて、ワンピースを買えばよかった…と後悔した…。日本でホームページを見てもなかったので本当に後悔!今度パリに行く機会があれば、もっとお買い物をしたいと思った)

同期の男の子も、アニエスベーが大好きだったので
今度はアニエスベーのメンズの方に向かい
その子の爆買いに付き合った。

また、もう一人の同期の男の子が、靴を買いたいと言ったので、CAMPERという靴屋さんに行って、一緒に靴を選んだ。
日本にもCAMPERがあるが、フランスの方が種類が多いし何より安かった
日本では1足3万ほどするが、フランスでは1足1万弱〜1万5千円くらいで買える。
その子は2足、素敵な靴を購入した。

それぞれがいい買い物ができてルンルン。

そのあと、私はA.P.CやMAISON KITSUNEなどにも行き、ショッピングを楽しんだあと、お昼ご飯を食べようと言う話になった。

私たちが選んだのは、
なぜか「バーガーキング」。

なぜバーガーキングを選んだかと言うと
答えは単純だ。
一番近くにあったから。笑

というものの、日本にはないメニューが多く、楽しかったし、美味しかった。
しかし物価は高い。
けれど、パリ最終日だったので、高くてもなんでもみんなで食べるご飯は美味しかった。

その日は16時には空港に着いていなければいけない予定だったので、もうお昼過ぎ、歩いてホテルに向かって、最後に荷物を詰めて、確認をし、チェックアウトをした。

出発時間は18時くらいだったので、時間に余裕はある。
なので、免税店で化粧品を見たり
ラデュレで、家族に頼まれたマカロンのお土産を買ったり、飛行機好きの私はAIR FRANCEのタグを買ったり、友人のお土産を買ったりした。

免税店はとても楽しかった。
日本よりはるかに安い!というほどではないけれど、買いやすい値段になっていたのでリップなどを購入した。

お菓子屋さんも、美味しそうなチョコレートやマカロンがたくさんあったので、自分用と、友人用とをいくつか購入した。

そして搭乗時間になり、ついにパリとお別れの時間になった。

もう夕暮れ時。
帰国はJALだ。
久々の日本語に包まれる空間。ほっとした。

飛行機の窓から見えた風景だ。
あまりにも美しく、感動した。
私は高いところが大好きで、東京ではしょっちゅう展望台にのぼり、東京の夜景を見るけれど、東京の夜景とはまた違った美しさだった。

飛行機では梅酒を飲んだ。最高の美味しさだ。
また、機内食も、久々の和食で染み渡った。
うどんや、お味噌汁が出たのだが
あんなにお味噌汁をおいしいと思ったのは初めてだったかもしれない!というほどだ。

行きの飛行機は、はじめての12時間のフライトで
不安であまり寝ることができなかったが
帰りのフライトは、二週間の旅の疲れと、東京に帰るという安心で、よく眠れることができたと思う。

(しかし、お酒は楽しんだ。飛行機好きの私は、空の上でお酒を飲むなんて幸せだなぁ…と感じていた)

長いフライトの後、日本時間の16時くらいに羽田空港に着いた。
お腹が空いた私たちは、つるとんたんに行き、うどんを食べた。

二週間の旅で疲れているはずが、東京に着いてほっとした私たちは少しテンションが上がっていた。

みんなで美味しくうどんを食べたあと
それぞれ帰りの方向が同じ人たちで集まって別れた。

私はバスのチケットを買い、
バスに乗って家へ帰った。

上はラデュレで購入したマカロン。
下は今回の旅で購入したものの一部。

家に帰り、家族に会い、ほっとした。
お土産も喜んでくれた。

私は今回、はじめての海外旅行だった。
はじめての海外旅行を、大好きなサークルの同期や先輩と過ごすことができ、とても幸せだった。
旅行好きの先輩もいたので、スムーズに回ることができたし、誰一人としてスリなどに遭うこともなかった。
とても充実した旅だった。

また、私は英語があまり好きではなく
(英語を読むことは好きなのだが)リスニングとコミュニケーションにとにかく苦手意識があった。
けれど、今回の旅で、英語が話せるととにかくスムーズにコミュニケーションが取れるし、時には楽しい会話ができるということがわかった。
英語に対して、ポジティブな感情が生まれたのだ。

それに、この旅で、今まで目にしたことがなかったものもたくさん見ることができた。
本当に良い経験ができたと思う。

私たちは幸い、新型コロナがヨーロッパで蔓延する前に旅行に行くことができた。
世界がいまこんな状況の中、しばらく海外に行くことは難しいかもしれない。
今度またいつ行けるかわからない。

けれど私は、また気軽に海外に行けるようになった時、またパリに行きたい、と思う。
本当は、いますぐにでもパリに行きたい。

正直パリは、時間帯によってカードが使えなかったり、改札が反応しなかったり、ディズニーランドのキャストの態度が、東京ディズニーランドのキャストのような明るい感じじゃなかったり、物価がとにかく高かったり、色々大変なことはあった。

けれど、東京に帰ってきて、
また行きたい!すぐに行きたい!1番に行きたい!
と思うのは、パリなのだ。

私はいつの間にか、こんなにもパリを好きになっていた。パリに惹かれていた。

それは、これまで長年憧れていたという気持ちと、今回の旅で、それを体感したというものが合わさって生まれた気持ちだと思う。

いつかまた、できるだけはやく、
パリに行けますように。
そして、今度行くときはもっともっと楽しめますように。

私にとってパリは、きっと、永遠の憧れだ。

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