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旅の記録 6/1 彦根に寄り道

「お城巡り」をテーマにした2泊3日の旅も最終日。

*1日目と2日目の記録はこちら 

最終日はのんびり東京へ戻るだけにしようと思っていた。土曜日で、観光地は人混みになるだろうからだ。

ただ、姫路城がとてもよい雰囲気だったので欲が出てしまった。
帰る途中で彦根城に寄り道できるのではないか、と。
幸いに体力的な問題はなさそうだし、何より姫路から東京まで新幹線にただ乗っているのは退屈だ。

前日の夜、家族に彦根城寄り道の案を伝えたところ、すんなり賛成してもらえたので経路検索開始。
ここで再び姫路への移動のときと同じような悩みに陥る。
それは、新幹線に乗るかどうかだ。

彦根城最寄りの彦根駅は新幹線の停車駅ではない。
近くにある新幹線停車駅は米原で、姫路から向かうと一駅戻ることになる。
しかも、米原は全ての新幹線が停まるわけではないので、新大阪か京都で乗り換えが必要になる。
なんだか微妙だな。

新幹線を使わないとすると、新快速に乗って…
おぉ!少し時間はかかるけど姫路から彦根まで1本で行ける電車がある!!

ということで、姫路から近江塩津行きの新快速に乗って移動。
少し時間はかかったけど、無事に11時前に彦根駅に到着。
駅前で井伊直政公の銅像が出迎えてくれた。

この日は旅行3日目でようやくの晴天で、暑いくらいだった。
晴れてるから琵琶湖がよく見えるだろうと思った通り眺めもよく、彦根城もとてもよかった。

彦根城 ひこにゃん(ボード)に駆け寄る次男
彦根城の天守閣から琵琶湖を臨む

前日の姫路城同様に、天守閣のてっぺんまで行くのはなかなかの運動だ。
高齢の方はかなり大変そうにして登っていた。

最近ベストセラーになっていた「DIE WITH ZERO」に書いてあった通り、人生は豊かな経験をするためにあり、高齢になってからは存分に楽しめないことがあるということがよくわかった。

彦根城を観光し終えたあとは、近くの蕎麦屋でお昼ご飯。少し並んだけれど、美味しい蕎麦が食べられてよかった。

井伊の赤備え御膳

電車旅で荷物が多くなると大変なので、大阪と姫路ではあまりお土産を買わなかった。
彦根のお土産屋に行ってみると、予想通りこれでもかというぐらいに、ひこにゃんだらけだった。

帰り道、彦根駅前で「彦根城を世界遺産に」という幟を見かけた。
町おこしのための観光戦略なのだろう。
世界遺産に認定されたら知名度が上がり、観光客も増えて経済的に潤う。そうすると城を補修するためのお金なども潤沢に使える。
それはよくわかる。
ただ、なんとなく彦根城で感じた風情というか素朴さが無くなってしまうのではないかなぁと思う。
姫路城はおしゃれな感じで、僕は武骨な彦根城の方が好きだと感じた。

とはいえ、3日続けて『城巡り』をできて満足のいく旅だった。
国宝5天守は残り2つ(松江城と犬山城)。
来年は山陰旅もよいかもしれない。

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