俺がこの男の隣にいる理由
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
正月は見事にだらだらと過ごしてしまい、少しばかり後悔しています。
ジャンプ+で絶賛無料開放中のNARUTOを読み耽り、懐かしさに打ちひしがれた年末年始でした。笑
さて、前置きはこの辺で。
今年1本目の記事は前回に引き続き友達紹介です。
僕のことを知っていて、知らない人はいないであろう腐れ縁のいっぺいに年末突撃インタビューを敢行しました。
ちなみに前回の記事はこちら。
友達紹介は今後シリーズ化していくので、記念すべき第一回目も合わせて読んでいただけたら幸いです。
Profile
映画のワンシーンを表現するために
ー カメラを始めたのは2017年?大学4年の初め頃だったよね。
そうそう、就活真っ只中だったね。当時は、お互い面接が終わったらスーツのまま集まって撮影してたよね。愚痴とか言い合いながら(笑)
ー 懐かしいね(笑)カメラを始めたのはお互いほぼ同時だったと思うけど、いっぺいはなんでカメラを始めたんだっけ?
もっちゃん(筆者)も知ってると思うけど、元々大の映画好きで。映画のワンシーンを写真で表現してみたいと思ったのが原点かな。
ー なるほど。いっぺいは邦画、洋画分け隔てなくなんでも観てる印象だけど、特にインスピレーションを受けているのは洋画なのかな?
そうだね!
特に、ターミネーター、ロードオブザリング、セブンのようなハードで重めの作品が好きで。今挙げた作品はどれも、脚本や設定の秀逸さはもちろんだけど、人の本性がさらけ出されるシーンが多くて、そこに惹かれてたかな。
ー 一緒に観に行く映画とかもハードな内容多かったもんな(笑)
写真の師匠はターミネーターだった
ー 今でこそカメラはライフワークの一つとして確立してるけど、始めた当初は「趣味の一つとして」ってくらいだったと思うんだよね。そこから、本気でカメラをやっていこうと思ったきっかけというか、火がついた瞬間ってある?
カメラ初めて1ヶ月くらいの頃かな。インスタのフィーチャーアカウントに自分の写真が選ばれたことがあって。そこで初めて第三者に評価された経験をしたことが、今思うときっかけだったかな。
ー あったあった。それこそ最初の頃は、色々なフィーチャーアカウントに選ばれるのがモチベーションにもなってたよね。
そうそう。
他には、友達を撮ってあげたりした時にすごく感謝されたことも大きかったかな。
一人でも皆んなとでも完結できる趣味だなって。
毎年、写真集を最低1冊は作ってたんだけど、作ることでオンラインだけじゃなくオフライン(手元)にも残せるってこともすごく良かったかな。
収集癖を刺激されるというか。
ー 写真集、毎年コンスタントに作ってたよね。ここまでSNSが主流になっている時代でも、オフラインを大切にするスタイルはもうその頃から出来てたわけだ。
そうだね。
少し話が逸れるんだけど、自分の中で写真の師匠がいてさ。
ー へー!誰だろう。有名なカメラマン?
いやいや!
それが最初にも話した映画「ターミネーター」なんだよね。
ターミネーターの中でも特に2が好きで、その作中、そもそものスペック差も圧倒的で、さらには体を液体金属に変化させて物理攻撃が何も効かないっていう最強の敵がいたんだけど分かるよね?
ー 分かる分かる。当時、全く倒せる気しなくて子供ながら絶望してた記憶ある(笑)でも、そのターミネーターが写真の師匠っていうのはどういうこと?
その最強の敵に対して主人公は、ショットガンだったりトラックだったり、はたまた工場から漏れ出した液体窒素で凍らせたり。
格上の敵に対してとにかく「今持てる武器で勝つ方法を探る」んだよね。
その姿勢がとにかくかっこよくて、そしてそれって写真にも同じこと言えるなと思うんだよね。
太陽の光や影、その時によって刻一刻と変わる変化を逃さず写真に投影する。そこから非現実なシーンが生まれると思ってて。
詳しくは自分のnoteでも記事を書いているのでそちらを是非。
ファインダー越しには人の本性が映る
ー いっぺいはジャンルに拘らず何でも撮ってるイメージだけど、メインはポートレートや作品撮りだよね。人を撮るようになったきっかけや面白さについて聞きたいな。
最初は彼女を綺麗に撮ってあげたいと思ったのが入口かな。
そこから友達だったり、モデルの方を撮らせてもらう機会が徐々に増えてくるんだけど、彼ら彼女らが普段見せない表情の瞬間を切り取れるようになってきて。
カメラを向けることで、相対する被写体の本性や違う一面に触れることができる。
これがとにかく面白くてのめり込んでいったね。
ー なるほど。ここも映画の話に繋がってくるね。今まで300人近く撮影してきて、被写体力がある人に通ずる共通点ってあったりする?
「何かを頑張っている人」
これかな。
ジャンル問わず、何かに一生懸命な人って自分の中に芯があると思う。
そういう人って例えモデルを生業としていなくても被写体力があるんだよね。
普段から撮られている訳じゃなくても上手い。
そして、その逆も然りって感じかな。
カメラを向けるとその人のキャラクターがすぐに分かるんだよね。
〜筆者が選ぶ代表作品〜
撮影準備は商談前と同じ、入念な情報収集を
ー これも聞きたかったんだけど、初めて撮影する人と会う前の準備は何をしてる?
その人のSNSを全部チェックしてる!
その人のこだわりを知っておくことで、撮影当日のコミュニケーションが捗るし、短い時間でスムーズに撮影ができると思う。
これは、営業経験から学んだことだね。
お客さんとの商談は事前準備で決まるし、それは撮影も同じだと思う。
結局、人対人のコミュニケーションだからね!
思い入れのある撮影・現場
自主制作映画「もしも」制作、そして劇場上映
ー 今までのことを振り返ったこのタイミングで、今までで一番思い入れのある撮影や現場について教えて欲しいです!
正直、数え切れないし絞れ切れないんだけども・・(笑)
まずは・・やっぱり「もしも」の撮影から上映までかな。
これは絶対に忘れられない。
ー 自分も撮影で参加した身なので分かるよ。ここは絶対外せないよね。
うん。
ちょっと異様な盛り上がりだったよね。
クリエイターズハイな状態にメンバー全員がなってた。
ー キャスト含め6人だけでつくったのも、今考えるとやばいよね(笑)
ちょっと頭悪かったです(笑)
でも、昔からの夢が叶った瞬間でもあったな。
自分で作った映画を劇場で流すという。
ー 最初はYouTube公開くらいで、劇場公開までは考えていなかったもんね。本当に一人でも欠けていたら成し遂げられなかった。
いやいや本当にそう。
これを仲良い友達と一緒に作れたことが何よりも嬉しかったなぁ。
大袈裟じゃなく人生を変えた写真
この写真、もっちゃん見たことあるよね?
ー あぁ、あるある!何度も見た!(笑)京都で撮った彼女さんの写真だよね。
そうそう!
この写真は自分の中で人生を変えた写真だと思ってて。
特に思い入れのある1枚なんだよね。
ー そのエピソードは聞いたことなかったな・・どう人生を変えたの?
元々、表現したかった世界観がずっと頭の中にあって。
で、そのタイミングがちょうど訪れた瞬間だったんだよね。
ー なるほど。表現したかった世界観ていうのは?
「待っていた人が約束の場所に来てくれなかった」
これですね。
写真よく見てもらうと分かるんだけど、後ろ姿の彼女の視線が若干右奥にいるカップルに向いている。
ここが肝です。
この視線が寂しさを物語ってる。
後ろ姿だから表情が読めないところもまた良くて。
ー これは気づかなかった・・でも、意味を知った上で改めて見ると写真の見方が全然変わってくるね。これは狙って撮ったの?
本当にたまたま撮れた1枚なんだよね。
その時、着物のレンタル期限が近づいてて結構急いでたんだけど、彼女に無理言って撮らせてもらって(笑)
でもこの1枚から、より映画のワンシーンを撮ることへの執着が増していったな。
前後のストーリーを想起させるっていう、写真におけるテーマが完全に確立した瞬間。
本当に大袈裟じゃなく人生を変えた写真なんだよね。
ー まじめちゃくちゃいい話だな。当時は自分も単純に写真としてのクオリティが高くて凄いなって思っていたけど、まさかそんな裏話があったとは・・
絶対に失敗できない撮影中にカメラが壊れた話
ー ここまで思い入れのある撮影について聞いてきたけど、逆に大変だった撮影や現場ってある?
あるある。
もうトラウマすぎて思い出しただけで変な汗かくくらいのが(笑)
ー めちゃくちゃ気になる(笑)
2018年かな。
まだカメラを始めて1年くらいの時の話で、当時の自分からしたら手の届かないようなレベルの人を撮らせてもらう機会を頂いて。
この人なんだけども。
ー あ、この人か!最早オーラが芸能人だよね。
そうそう。
当時の自分のキャリアを考えたら本当にビッグ案件だったし、だからこそ絶対に失敗できないってプレッシャーも半端なくて。
それぐらいの意気込みで迎えた撮影当日、場所は表参道だったんだけど、写真見ても分かる通り、とにかく派手でオーラも凄い人で。撮影中、周囲に人だかりができちゃったんだよね。芸能人の撮影かな?って思ったんだろうね。
その時点で、もう汗すごくて。
真冬なのにコートびっしょりなるくらい(笑)
そこにたたみかけるように、カメラのシャッターが切れなくなってしまって。
今まで一度もそんなことはなかったのに。
ー ちょっと想像しただけで具合悪くなりそうなんですけど・・
多分、自分の緊張がカメラにも移ったんだと思う(笑)
結局、カメラは5分くらいで治って、人だかりかき分けながら何とか撮影終えることが出来て・・・
今となってはあそこで臨機応変な対応力が磨かれたなって思ってる。
会社員、フォトグラファー、そして映画監督へ
ー 会社員とフォトグラファーという二足の草鞋で歩んできたいっぺいだけど、昨年から本格的に映画監督にも挑戦し始めたよね。最早、二足どころじゃなく足何本あるの?って感じだけど、この挑戦に至ったきっかけについて教えてください。
何度も話してるけど、大前提映画が大好きで、昔から自分で映画を作ってみたいという夢があった。
で、これは本当に周囲の環境に恵まれたとしか言えなくて。
自分の「こういうことやってみたい」に対して「じゃあ一緒にやろう」と言ってくれる友達がいてくれたからこそ、昨年の映画も作れたわけで。
今までフォトグラファーとして経験してきた現場、築いてきた人脈、それら全てが交わったからこそ、映画監督としての挑戦が踏み出せたのだと思う。
ー 確か、旅行帰りの車の中でのなんてことない雑談から始まったよね(笑)映画作ってみたくね?みたいな。
そうそう(笑)
あとは、2020年頃からコンセプトを決めた撮影が増えていったのも映画制作への伏線だったのかなと、今振り返ってみると思うかも。
東京喰種やLEON、もののけ姫なんかの作品撮りをしていく中で、映像も撮り始めて。
「あ、映像って面白いな」って思えたことも大きかったのかな。
ー 確かにストリートで1、2時間撮ってはい終わりって撮影は徐々に減っていったよね。準備に時間をかける撮影が増えていった印象。
そうだね。
その頃から、製作陣、モデル含めた複数人を巻き込んだ撮影が増えていって、同時に自分の中での心境の変化もあって。
ー どう変化があったの?
写真が上手いのはもう大前提なんだなと。
その上で、関わる人が増えたからこそホスピタリティを大切にしたいと思うようになったかな。
「ああ、あの現場楽しかったな」「また一緒にやりたいな」
参加してくれた皆がそう思ってくれるような現場を、これからも監督として作っていけたらいいな。
ー この調子だと多分朝まで話し続けちゃうと思うので・・(笑)最後に、いっぺいの今後の展望についてお聞かせください!
これはまだ詳しくは言えないけど、実は新年早々、新作映画の制作に取り掛かっています。協力してくれる人が前回の倍以上の人数になってるし、脚本もキャストも正直やばいです。
もちろん、今作も劇場上映予定だし、前回よりもキャパを増やす予定。もしかしたら複数の劇場で公開ができるかもしれないところまで話が進んでて・・
目下の目標は、この映画の成功です。
前回の「もしも」が初回にして大成功だったので、それを余裕で超えていきたい。
それくらいのモチベーションに自分含め、メンバー全員がなっている。
ー 自分も携わらせてもらってるからこそ、今回やばいことになる気しかしない。
だよね。
あとは作品の成功に向けて、制作以外も頑張っていきたいかな。
他の界隈の人たちと積極的に絡んでいって協賛や集客にも繋げていけたらと思う。
そして今回の作品は、制作期間含めて皆の拘束時間がかなり増えてくると思う。
だからこそ、最高の企画にしていきたい。
参加してよかったと皆に思ってもらいたい。
ー 製作陣は前回メンバーはもちろん、今回から新たに参加してくれる人も増えたからね。
そうだね。
改めてチームって当たり前じゃないなって思う。
これは結構周りからも言われることだけど。
しかも仲良い友達と一緒にやれてることが一番嬉しくて。
そういう意味で、皆にスポットライトを当てていきたい。
ちょっと脱線するけど、昔は自分の中で「俺の作品を褒めて欲しい」が一番強かったけど、今は「皆が評価されて欲しい」にマインド変化していった。
自分への承認欲求から、他人への承認欲求へと変わっていった。
インスタで1万いいね貰うよりも、劇場に10人足を運んでくれた方が嬉しい。
これも、チームでの活動が増えてきたからこその変化で。
監督としての責務を全うしなくちゃいけない。
ー いっぺいの中でも大きな心境の変化があったんだね。でも、本当に仲間の存在って当たり前じゃないし、本当にありがたいことだよね。
この映画が無事成功したら、ヘリ借りて空で祝杯あげます!(笑)
ー その未来、間違いなく見えてるよ!
編集後記
かつてないほどの長文となりました。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
この男との歴史はあまりにも長くそして深く、正直これでも語り切れないほどです。
でも、改めてこういう場を設けて、共に歩んできたことやいっぺい個人で頑張ってきたことなどを深掘りできたのはすごくよかったなと思います。
実は過去にいっぺいのnoteで私の紹介記事もございます。
そもそもお前は誰なの?って方はこちらの記事を是非!
noteを始めるきっかけでもあり、友達紹介を書いてみたいと思ったきっかけでもある記事です。
今年も長く、そしてあっという間な1年になりそうですが、共に突っ走っていきます。
年始の抱負も兼ねた友達紹介記事でした。
最後までありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう。
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