リン@占い師

ある占い師の雑記。

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  • 霊的生活入門

    霊性を高め、美しく生きるということ。 いくつかの具体的な方法について

最近の記事

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もし、例えばアラジンのジーニーやドラゴンボールの神龍のような、どんな願いごとでも叶えてくれるような精霊がいたとして、自分は一体何を願うだろうか。 理想の自分はどんな場所で、どんなことをしているのだろう。もっと豊かさに囲まれていたいと思うかもしれないし、心から熱中できるようなものに出会いたいと思うかもしれない。それがどんな理想の生活であってもいい。もちろん、そこにエルメスのバッグの一つくらいあってもいい。 でも、もしかしたら本当は心の深いところで、自分はこう思っているのかも

    • 心を休めるとき

      ジャンクなものが欲しくなる 疲れてしまっていて、何もする気が起こらない。ずっと横になっていたい。でも、お腹は空いている気がする。甘いものや炭水化物が欲しい。あるいは、お酒が飲みたくなる。 それから、手持ち無沙汰にスマホをいじっている。自分は今、情報にも飢えている。今のこの淀んだ気分を打ち砕いてくれるような、そんな強い刺激が欲しい。 そうすると、次々と色んな情報が飛び込んでくる。でもそれらは、どこか自分への攻撃のように思える。SNSなどを見ていると、本来自分には全く関係な

      • 自分の身体を好きになるには

        身体からエネルギーを得る 今まで見てきたように、エネルギーを下げるような考え方というものをやめてみようとしても、なかなかそれだけではうまくいかないかもしれない。 気が付くと、また同じように悩み始めている。それは、悩むこともまたルーティン化されているからである。そして、自動的に走り出す思考にブレーキをかけるのにも、また別のエネルギーが要る。 これは、粗大ゴミを捨てるのにもまたお金がかかるようなものだ。だから、思考を捨てるのに必要なエネルギーを別に供給することによって、それ

        • 悩むのをやめる方法

          考えごとをしてしまう 気が付くと、何か考えごとをしてしまっている。気になることはたくさんある。それらをどうにかしようと、頭の中では必死に作業をしているつもりだ。だが、そうしていると、どこか息苦しくなってくる。考えの方が早すぎて、呼吸の方が追いついていけない。 そうすると、ぐったりしてしまう。何か少しでも明るい気持ちになれるような、建設的な決断を下せたわけでもない。それどころか、ますます答えはよくわからなくなってくる。そのことは、そうしたくてしているというよりかは、どこかそ

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        • 霊的生活入門
          7本

        記事

          迷いを減らす

          やらなきゃいけないことが気になる 「あぁ、あれをやらなきゃな…」ということが、心のどこかで引っかかっている。それなのに、ただ嫌だなあと思いながら、しばらく時間を過ごしてしまったり、それをやるのは今じゃないんじゃないかという考えがあって、他のことを始めてしまう。誰にでも、そのようなことがあると思う。 この、やらなきゃいけないと思っていることが心に引っかかっていて、もやもやしている状態こそが、実は心のエネルギーの消費量が大きい。なので、いかにこの状態で過ごしている時間を減らす

          迷いを減らす

          自己否定をやめる

          やる気が起こらない 今の人生に不満がある。あるいは、将来に不安がある。その人生を変えるには、ただ行動しかないとよく言われる。だが、そのやる気というものが起こらない。今の自分に必要な次の行動はこれだろうと思ってみたとしても、すぐに気が重たくなってしまう。 それは、とても高い壁のように感じられる。やる気が起こらないというのは、心のエネルギーが不足しているということだ。そのとき、心はどうするか。がんばらなきゃ、と自分に言い聞かせる。そうすると、心は割れて、破片が飛び散る。そして

          自己否定をやめる

          ルーティンをもつ

          いつも時間がない気がしている 毎日のことに追われて、いつも時間がないと感じている。もちろん、暇な時間が全くないというわけではない。手持ち無沙汰にスマホを見たり、酒を飲んだりといったことはしている。そうしたくてしているのならばいい。だが、それは本当に自分が望んだことだったのだろうか。本当は、もっと他にやりたいことがあったのかもしれない。あるいは、せっかく時間を見つけても、疲れてしまっていて、なかなかそうする気にはなれなかったのかもしれない。もしかしたら、本当にやりたいことが自

          ルーティンをもつ

          母娘

          その夜は、飲みに出かけた後、まだ少し遊び足りなくて、近くのクラブへと寄ってみることにした。お店の扉の前に近づくと、ダンスミュージックの音が漏れて聞こえてくる。どうやら営業しているらしい。 「あ、リンくん」 扉を開けると、バーカウンターに入っている店員の女性が声をかけてくれた。彼女とは友人で、以前に一度占ったこともある。そのときの彼女は、いつもよりどこか疲れていて、少しだけ誰かに寄りかかりたいと思っているような細い声をしていた。 「あのね、私、リンくんに話したいことがあっ

          占いにおける共感の技術

          共感とは何か 占いの場において、共感は重要なスキルだとされている。だが、この共感という言葉は、とても曖昧で、多くの意味を含んでおり、捉えづらいものだ。その全てを、ここで語り尽くせるものではない。ここでは、相手の感情を描写するという一つの切り口からそれを捉えてみることにする。 感情を描写されることでトランスに入る 人は、自分の無意識の感情を描写されることでトランスに入る。 僕が、昔ある女の子とデートしている時だった。彼女とは、お互いの嘘や不誠実さが積み重なり、この関係に

          占いにおける共感の技術