哀れなるものたちが向かう先は
見終わった後に苦しくて重たい気持ちが残った。
すぐさまララランドのサントラを聴いて帰路に着いてキラキラしたエマで上書きしようとした。
でも、美しくて汚い物語に胸の高なりをずっと感じていた。ヨルゴスランティモスの力量に唸らされた2時間だった。
私が感じたのは女性の自立やフェミニズム的な文脈よりも科学技術の使い方、そして人の成長と倫理観だった。
この物語は、周りの大人によってベラの倫理観が形成されていく過程を描いていた。一般的にもこの過程は正しい気がして、家庭環境などが代表され