バキバキビリビリのチャレンジャーズ

ゼンデイヤ主演の「チャレンジャーズ」を鑑賞してきました〜!!
率直な感想を言うと、今年見た中で「哀れなるものたち」と同じくらいワクワクに溢れた映画体験でした!

ワクワクの主な要因は2つあって、ひとつ目は劇伴を担当したのが大大大大大好きなトレント・レズナー&アティカス・ロスのコンビだったこと!

実はデヴィッドフィンチャーの作品の音楽が大好きなんです。(ファイトクラブやソーシャルネットワークなど) もともと小さい時からYouTubeで海外のアーティストのMVをよく見ていたので、フィンチャー作品のオープニングや、そのシークエンスはテクノ感満載のバリバリの電子音と相まって否応なしに当時の興奮を思い出します!!!洋楽と電子音は私の血管を流れるDNAのようなものなのです!

という趣向を抱えながら今回チャレンジャーズを楽しんで見ていると、目新しくも聴き馴染みのある音楽が聞こえてくる、、、。
また新しい映画音楽の才能が爆誕しているのか、、、と思ってエンディングロールを見ていたら見慣れた2人の名前がありました。驚きと、やっぱりあんたらか〜いという拍子抜けと、何よりも2024年の今も新譜を聴ける嬉しさで劇場を出てからもニヤニヤしていました。

二つ目のワクワク要因は、ルカグァダニーノ監督が、汗が滴る季節の屋外のきらめきを写すのが本当に上手で、夏にしか経験できない思い出やときめきを、見ているこちらが体験しているような不思議な感覚を覚えたことです!

「君の名前で僕を呼んで」主演のティモシー・シャラメの場合もしかり、青年が人生において最も美しい期間、一過性のきらめきを放つ期間を撮るのが本当に上手い監督なんだなと思いました。

ボーイズ2人がタシに向ける視線、言葉、仕草。それが夏の空気と相まって一生に何度目かわからない初恋をする、その過程の段階を丁寧に追って描くと同時に、その先の人生において、その出来事が良くも悪くも大きな糸を引いてしまうほどの衝撃を抱えた恋だったことが伝わってきて、誰しもがティーンの頃の夏の出来事を思い出してしまうような、思い出のトリガーになるような要素も秘めていると感じました。

2週間経ってもとても忘れられない映画体験だったので、2回目を見に行こうと画策しています。(笑)  
ぜひいろんな方に見ていただいて、忘れられない映画体験と、夏にしかないときめきを体験していただきたいです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?