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言わなきゃわからない〜ワンオペ育児をがんばっているあなたへ

ワンオペ育児をがんばっておられる方へのエール、第3弾です。

1。家事育児をひとりで抱えこまなくていい
➡︎ メリット&デメリットから考えてみる

2。経済力と人の価値は関係がない
➡︎ 何をしてもしなくても、あなたは愛に値する


家事育児は『手伝う』もの?


共働きの我が家は、私が家事育児のメイン担当です。

実家の母から
「ようやってくれてはるやん」
と言われたりしましたが、私は同意できませんでした。

『家事は妻、育児は母親の役割』というのが土台にあって、それを『手伝っている』というスタンスを感じたからです。

母乳育児だったので、『粉ミルクは父親の仕事』といった役割分担をするチャンスもなく、夜中に子どもが泣いても、夫はグーグー寝ている……
それが我が家の『日常』でした。

家事育児の大変さをわかっていない夫に頼んだこと


そんな夫に、
「これはお願い」
と私が最初に頼んだのが、『ゴミ捨て』でした。

授乳しながら寝かしつけるのに精一杯だったころ、朝少しでも長く寝たかった私は考えました。

・夫は何時に帰ってくるかわからない
・朝、ゴミの回収に合わせて起きるのは大変
・夜のうちに捨てておきたい(前夜からゴミを出せるマンション)
・でも、息子ひとりを残しては家を出たくない

そして、夫に頼んでみました。

「朝はバタバタして大変なので、夜のうちにゴミを捨てたいのだけれど、息子を残して家を空けたくないの。
 玄関に置いておくから、ゴミを捨てておいてもらえないかな?」
って。

今では、ゴミ袋の購入やゴミを集めるところからやってくれるようになりました。

たかが『ゴミ捨て』、されど『ゴミ捨て』。

「〇〇をお願い」
お願いしたいことを明確にして、理由を添えたことで、うまくいきました。

とはいえ、最初は嫌がられましたけれど。
仕事で疲れて帰ってきたら、玄関にゴミが置いてあるなんて、ね。

でも、私が限界だったので、のんでもらいました。
週に2回のことですし、ね。

『家事に終わりがない』
『子育ては24時間365日休みがない』
これって、当事者としてやってみないことには実感しづらいように思います。

だからこそ、『名前のない家事』も含めて、切り出せる家事を見つけて、パートナーにお願いしてみませんか?

家事育児の大変さを実感してもらうための、最初の一歩です。

家事育児の面白さもわかっていない


どちらかがワンオペで家事育児を担当していると、任せっきりのほうは『家事育児の面白さ』も知らずに人生を終えてしまう恐れがあります。

『自分が何をどうやってもうまくいかない』
といったある意味『貴重な機会』ができるのも、育児の面白さ。

これまでやったことのない家事を経験して、
『やってみたら面白い♪ 才能あるわ〜』
と自身の隠れた才能を発見することだって、あるかもしれません。

家事育児をどちらかが独り占めせず、どちらもが経験することができれば、見える世界が違ってくるように思います。

まずは、
「今日はこんなに面白いことがあったよ」
「〇〇をやってみたら、こんなにうまくいったの」
子育ての感動や家事の面白さをシェアするところから、始めるのもいいかもしれません。

パートナーと一緒にやっていきたいことは?


夫婦それぞれが家事育児をやってみると、その違いに驚くことも多々あるでしょう。

「そんなの考えたこともなかった!」
と楽しめることもあれば、

「そこまでやる必要ある?」
そこまでやっていない自分が否定されたように感じたり、憤りを感じたり、

「どうしてこれは気にならないの?」
と自分が大切に思っていることが大切に思われていなくて愕然としたり、イライラしたり……

ワンオペでは気づかなかったことが、次々に明らかになるはずです。

それを、「嫌だなー」とみるか、「面白いなー」とみるかは、あなた次第。

ワンオペのメリットのひとつは『自分が好きなようにできる』ことだったりするんですよね。

パートナーに相談することなく勝手に進められるという側面もあるのです。
(ワンオペであっても「何事もパートナーが決めた通りにやらないといけない」というご家庭もありますが)

自分とは違うパートナーの言動や考えに直面したなら、互いに成長するチャンス!

「それもありだね」
「これもやってみる?」
「あれはやらなくていいんじゃない?」

パートナーと一緒に『私たちが望む家事育児』を語り合うきっかけになり得るからです。

こんなとき、『親が言っている』『世間で言われている』『みんなはこうしてる』といったことは、気にしない。

『私たちは何をどうしたいのか?』をふたりの価値観に沿って考えることができれば、家事育児が楽しくなってくるように思います。

「やらないこと」も選択すればいい


「実家ではこうだった」
といった『当たり前』だと無意識に思っていたことが、『当たり前ではない』ことだってあります。

「え?朝ごはん、食べないの?」
「食後にお茶を淹れないの?」
「ひとりで先に食べちゃうの?」
「毎日、掃除機をかけないの?」

『やるのが当然』と思っていた家事の必要性を改めて検討できるのも、夫婦ならでは。

「これはやらなくていいよね」
と新しい習慣をつくっていくことも、楽しめるといいですね。

あなたは何から始めますか?


『言わなきゃわからない』というのは、私自身が結婚生活の中で痛感してきたことのひとつです。

「どうしてこんなこともわからないの?」
ひとりでモヤモヤ・イライラしていても、何も解決しませんでした。

自分はどうしたいのか?
それができることで(or できないことで)自分はどんなふうに思うのか?

伝えないことには、わかってもらえないんですよね。

伝えたところで、わかってもらえないことだってありました。

だから、『自分から言わなければ、相手が察してくれるわけがない』という前提でいたほうが、気が楽だと思います。

自分の気持ちを伝えてみる。
でも、相手が変わるかどうかは期待しない。

よかったら、お試しくださいね♪


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