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Kanaco
2022年2月1日 23:13
エッセイを読んでからファンになった朝井リョウさんの『どうしても生きてる』。人間味が溢れすぎていて読むのが億劫になる瞬間もあったけれど、後半にかけて止まらなくなっていた。かっこよくて整った「らしさ」を捨て、生きていく上でそびえる壁に向き合う登場人物たち。壁という表現よりも、穴のほうが適しているかもしれない。全部で6編、中でも女性目線で書かれているページがリアルで印象的だった。
2022年1月16日 21:54
ひさびさに夢中になった本、『流浪の月』。映画でやるみたいだから読んでみて、と母親がおすすめしてくれた。本のレビュー、感想文を書くのは苦手で。でも短いながらも本作について、自分のためにも記録したい。映画化されていなくても、こんなひとがいいな、と勝手に俳優や女優をキャスティングして本を読むことが多い。たとえ映画化されていても、まったく別のひとを当てはめるし。本作は広瀬すずと松坂桃李が