彼方

エッセイを書きます。自分の事、経験してきたこと、海外旅行のこと、恋愛の事。そして時々、…

彼方

エッセイを書きます。自分の事、経験してきたこと、海外旅行のこと、恋愛の事。そして時々、フィルム写真を載せます。 備忘録のような感覚で、見てください。

最近の記事

私の原点、京都

note、久しぶりの更新だと思う。 ここ半年、仕事が忙しくて、文章を書いたり、文章を読んだり、写真を撮ったりということが極端に少なかったと感じている。 先日、京都を訪れた。 今仕事で関わっている人との縁を切りたくて、京都の安井金比羅宮(通称:縁切り神社)を訪れたかった。 人との縁を切るなんて、なんて物騒なことだと思うかもしれない。 私もそう思う。けれどどうして、人って切羽詰まっていると正直そんなことすらどうでもよくなってしまうのかもしれない。 安井金比羅宮では、普通のお

    • 大人になるって、大切なものを手放すことなの?

      大人になるって、どういうことだろう、と思う。 私は昔から、適当な生き方をしているし、割と飽きっぽい性格である。嫌いなものはすぐに嫌いと言ってしまうし、忍耐強さも持ち合わせていない。だからこそ、今まですごく適当に生きてきた。 けれど、25年生きてきて、こんなに適当にしか生きてないのに、案外人生どうにかなるものなんだなと、感心することもある。もちろん、実家暮らしだから、家賃や光熱費の心配もないし、恵まれているとすら思う。 果たしてこんな暮らししかしていない私は、大人になるこ

      • シルバーウィークの出来事

        シルバーウィークは、なんだかパッとしない天気ばかりだったような気がする。 そんな中、私はまるでこれが最後のように友人知人に会う機会を増やしていた。 もともとクリエイティブ体質だからか、普段話さない人、しばらくぶりの人との会話はとても面白い。なんというか、自分の経験のないことをしている人が多いからか、話を聞くだけで、疑似体験が出来たような感覚に陥る。 私は、一つの話に深く突っ込むタイプの人間だから、余計にそうなのかもしれない。 そしてもう一つ、この4連休、私は自分の将来につい

        • 北欧、フィンランド

          私は今、角田光代の「いつも旅の中」というエッセイを読んでいる。 最近、私は旅をするエッセイばかりを選び、購入し、読み耽っている。 それは、もともと旅や海外が好きな私が、ここ最近ずっと、外に行くことが出来ていないせいもある。 その本には、角田光代ならではの旅の仕方が書いてあった。一人で旅をする事、お金があるのに安宿に泊まり、飛行機で移動すればいいのにわざわざバスを使い、現地の人と会話して、街を近い存在にする。 そういう旅の仕方をしていた。 旅の仕方って、いろいろあると私は

        私の原点、京都

          チャレンジできる環境を

          noteを投稿し始めて、今日で12日が経った。 昔から何かを作り上げたり、クリエイティブなことが好きだったこともあって、私にとっては結構楽しい時間だったりする。 今現在、正社員として会社勤めをしているけれど、 このままずっと文字だけを書き続けられるような仕事があればいいのに、と思う。 けれど、私には知識もなければ経験もなくて、まだまだ何かを成し遂げるのは難しい。 私は結構昔から、飽きっぽい性格で、けれど、熱しやすい性格でもあって、 とことん好きになると5,6年は同じことをず

          チャレンジできる環境を

          ブランドとしてのお香

          現在の恋人と付き合い始めてから、私はお香が好きになった。 特に一番好きなのは、Lisnというブランドのお香。 シンプルなデザインと、100種類以上の香り、そして香りにあわせて配色されたカラフルな色。一本の長さは約15センチほどで、15分間香りを楽しむことが出来る。 恋人が、京都へ出張に行った際に、お土産として買ってきてくれたのがLisnだった。 それから私はお香の魅力に憑りつかれ(笑)、ライフスタイルショップで売ってる様々なお香を買って試した。 どれもこれも、本当にいい香り

          ブランドとしてのお香

          バワの建築を求めて③

          結局最初から最後まで、自然公園の中には象しかいなかった。自然公園ならぬ象公園だ。もっとキリンとか、サイとか、トラとか、色々見れると思っていたけど、そんな甘くはないらしい。 そんなこんなでジープサファリを終え、この日はこの旅行の最大の目的であるヘリタンスに泊る日だった。 早くチェックインしたくて仕方ない私はホテルに到着するのを今か今かと心待ちにしていた。 けれど、またもや待てど暮らせどホテルは見えてこない。そう、私たちが宿泊予定だったホテルは現在地から一番離れているところにあ

          バワの建築を求めて③

          バワの建築を求めて②

          約7時間の飛行を終え、スリランカの地に降り立った。 かくして滞在一日目を迎えるのだが、到着したのが夕方だったので、あたりはもう薄暗くなりつつあった。夕食はホテルでも食べられるけど、外に食べに行ってもいいよ、という現地ガイドの案内があったので私は外へ行くことにした。 しかし、歩けども歩けどもお店というお店は見当たらない。 それもそのはず、私たちが初日に滞在するホテルは郊外にあって、周りは住宅地ばかり。外で食事をするには30分ほど歩いたところにある食堂までいかなければならない。

          バワの建築を求めて②

          バワの建築を求めて①

          今でも、よく覚えている海外旅行はスリランカである。 当時私は22歳くらいで、ツアー参加者の中では一番年下だった。 成田空港から飛行機で約7時間。 発展途上国の中でも、高い生活水準を維持しているスリランカに到着した。 アジアならではの簡素な造りをしている家々が立ち並ぶ中に、私が宿泊する宿はあった。 今回のスリランカ旅行の一番の目的は建築家、ジェフリー・バワの建築したホテルに泊まることだった。 そもそも最初は、何の計画もなく、もちろんスリランカという国すらも知らず、次の旅先

          バワの建築を求めて①

          私の人生を変えた韓国ドラマ

          突然だが、私は今、韓国語の勉強をしている。 韓国語を習い始めて早いもので、もう9ヵ月が経った。実際に話せるかどうかはまた別の話だけれど、勉強はとても面白いなと感じている。 そもそも私は以前から話しているように、まったく英語が話せないし、昔は韓国にすら興味がなかったくらいだ。 けれど、何故、そんな私が韓国語を習い始めたのか。 今日は、そのことについて綴っていこうと思う。 こんな仰々しいことを言っているくせに、私は韓国に渡航した経験がない。 そもそも、去年までは韓国に興味すらな

          私の人生を変えた韓国ドラマ

          NYの空はいつも青かった

          二度目の海外旅行は高校生のころだった。 叔母が結婚後、NYに移住しており、遊びに行くことになったのがきっかけだった。 小1の頃のオーストラリア以降、私はそれほど海外に対して興味を持っていなかった。 英語がとても苦手だったからだ。 中学の頃から英語の授業が始まったけれど、私は当時勉強することが苦手で、もちろん成績もよくなかった。英語の成績に関しては、一番悪かったと思っている。 そんなこともあり、あえて海外へ行きたいと思うこともなかった。 特に楽しみにしていたわけでもない、二度

          NYの空はいつも青かった

          父のリンゴマフィン

          先日書いた「喧嘩ばかりの海外旅行で」という記事が、意外と好評で嬉しい。 今日はその続きを投稿していこうと思う。 オーストラリアに到着してすぐ、私と両親はリムジンバスに揺られ、大きな遊園地へと来ていた。 けれど、まずここで、大きな喧嘩が始まる。なんで両親が喧嘩していたのか、理由は定かではないが子供ながらにとても衝撃的で、両親の喧嘩を止めに入っていこうとしている自分を思い出すと「健気だなぁ」と、人ごとのように思ってしまう。 とはいっても、何故かそのあとは何事もなかったように三人

          父のリンゴマフィン

          今日も、定時であがります

          私は、会社員をするうえで一番心がけていることがある。 それは、残業をしないこと。決められた時間内で、仕事を終えること。 日本企業にはどうしてか、残業をすることが美徳のような風習が今でも存在する。 私はそんな考えに辟易している。(他にも、朝早く出社するのが偉いとか。) というわけで、今日のお題は「仕事について」。 あ!旅エッセイの続きはまた別で投稿しますので、楽しみにされていた方がいらっしゃるようであれば先に謝ります。ごめんなさい。 さて、私は昔からの性格故か、なんでもはっ

          今日も、定時であがります

          喧嘩ばかりの海外旅行で

          一昨日、初めてのnoteを投稿し、昨日、働き方についてのnoteを投稿したので、今日は旅の記録について書いてみようと思う。 名付けてもいないけれど、「旅エッセイ」。 少しでも多くの人に、海外旅行を経験してもらいたいから、ここに残しておく。 海外旅行でのあれこれ、現地の写真を添えて。 私が初めて海外旅行を経験したのは、まだ小学校1年生の頃だった。 今でも、海外に行くときは家族で行くことが多い。なんだかんだ言っても、家族で行動するのが、一番気を遣わなくて済むから楽なのだ。 小

          喧嘩ばかりの海外旅行で

          自由に生きていくことは、

          生きていく上で、仕事をする理由を、 一体どれだけの人が見つけているのだろう。 私は昔、お芝居を習っていた。お芝居は、私という個人から切り離されて、まったく別の人格になれる唯一の瞬間だった。 その時間だけは、私は誰でもない、私になれたのだ。 そこには何者にも縛られない自由があり、 何者も寄せ付けない世界が広がっていた。 けれど、仕事をするようになったとき、私は自由な生き方を捨てた。 演者をしていたころ、お金はなかった。けれど、私はとても自由だった。 毎日自由に写真を撮り、自

          自由に生きていくことは、

          宝箱のような

          今日、初めてnoteを使ってみる。 私は基本的に文章を書くのが苦手だ。自分の中に伝えたい言葉はたくさん浮かんでくるのに、いざそれを書き記すと何故だか納得がいかなくなってしまう。言葉が散らばって、どこかに行ってしまうのだ。 けれど、今日、私はnoteを始める。私の為に。何を記していくのか、まだ決めてはいないけれど、まずは簡単に自己紹介をしていこう。 名前は、ひとまずいまのところ、彼方(かなた)にしておく。私は名前を考えるのが好きだ。私が高校生の頃、初めてTwitterを使

          宝箱のような