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【21年12月03日(金)】金融市場

(1)日経平均: 28,029.57 +276.20(1.00%)
反発。米国株高を受け、買いが先行が、米株価指数先物安から下落。しかし、メルクの日本法人MSDは3日、新型コロナウイルスの治療薬候補について厚生労働省に製造販売承認を申請したと報じ、また米議会上院がつなぎ予算案を可決したとの報道が入り上昇。

【明日の見通し】
コロナ変異株の報道で方向性が見える。現状は、症状が軽度との情報があること、日米株とも直近で比較的大きな下げを見たこと、FOMCのタカ派姿勢から、やや買い手に分がある。

(2)TOPIX: 1,957.86 +31.49(1.63%)
上記を背景に反発。業種別では空運や海運、陸運などが大幅上昇。下落はその他製品の1業種のみで、電気・ガスや医薬品が小幅な上昇にとどまった。

(3)日10年国債: 0.050 -0.005
2日にFRB高官による金融政策の早期正常化に前向きな発言が相次いだことや同日の米株高を背景にリスク選好から売り圧力。が、オミクロン型への警戒感から午後には買いが優勢。

(4)ダウ(12/2): 34,639.79 +617.75(1.81%)
反発。ファイザーによる同社製ワクチンのオミクロン変異株に対しての有効性との見解を受け、景気敏感株を中心に押し目買い。週間の新規失業保険申請件数が22万2,000件と、市場予想平均の24万件よりも良好だったことも支え。。中国当局が2年半以上運航を停止していた主力小型機「737MAX」の再開に向けて動き出したことからボーイングは7.5%高。。労働市場の改善基調を背景に個人消費の回復期待からアメリカン・エキスプレスやビザへの買い。iPhone需要減少が報じられたアップルが0.61%安。

(5)ナスダック(12/2): 15,381.320 +127.268(0.83%)
上記を背景に反発。業種別では、長期金利の上昇を背景に銀行株を中心に、通信株、保険株が騰落率上位に並んだ。

(6)S&P(12/2): 4,577.10 +64.06(1.41%)
上記を背景に反発。全11セクターが上昇。資本財、エネルギー、金融、不動産が2%超上昇し、素材、コミュニケーション、公益、ITも1%超上昇

【明日の見通し】
S&P500先物、ナスダック100先物は小幅安。NYダウ先物は10ドル高、NY原油先物はプラスで推移。雇用統計は非農業部門雇用者数や失業率の改善があれば、好材料か。一方FRBテーパリングや利上げの前倒しに思惑が広がり、金利高を背景に売り。指標が予想を下回れば、利上げの後退期待から買いが優勢か。

(7)米10年国債(12/2):1.445 +0.039
米株式相場の反発やFRB高官による金融政策の早期の正常化に前向きな発言が続いたのを背景に、債券売りが優勢。

(8)日経225先物
12月物は反発。清算値は前日比320円(1.15%)高の2万8070円。新型コロナウイルスの治療薬に関する報道から午後に上げ幅を広げた。バークレイズ、野村、HSBCが買い越し上位に。アムロ、BNPパリバ、ソシエテが売り越し上位に。

(9)ドル円
円相場は反落。17時時点は1ドル=113円42~43銭と、前日の同時点に比べ16銭の円安・ドル高。FRB高官による金融政策の早期正常化に前向きな発言が相次いだことや同日の米株高を背景に、リスクオン。11月の米雇用統計の発表を前に、良好な結果を期待した円売りが優勢。

(10)国内原油
反発。2日の米原油先物相場が上昇し、国内原油にも買い。

(11)個別銘柄
①メドレックス
中小企業庁の事業再構築補助金に、応募した「貼り薬から新型コロナウイルスワクチン・マイクロニードル製剤への新分野展開」が採択されたと発表

②AI inside
SBI証券が2日、投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を1万8000円から2万円へ引き上げた。

③大黒屋ホールディングス
中国100%子会社がアリババ・グループの生鮮スーパー「盒馬鮮生」内に買い取り店を出店すると発表

④中京銀行
愛知銀行と経営統合する方向で検討に入ったことが複数のメディアで報じられた。2022年にも持ち株会社を設立し、数年後の合併も視野に入れているとされている

⑤ギフティ
プロバスケットボールリーグ所属の川崎ブレイブサンダースを運営するDeNA川崎ブレイブサンダースに、eギフト販売システム「eGift System」が採用されたと発表

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