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“苦手”が“好き”に変わるとき。
「ヨガをしているのに体がかたい」
それが、ちょっとしたコンプレックスでした。
ヨガを始めたばかりの人はいいんです。インストラクターの方も、「続けていれば、少しずつ柔らかくなりますよー」なんて言ってくれますし。
でも、わたしはもう7年以上続けています。
それなのに、かたいんですよ。
知り合ったばかりの人に「趣味はなんですか?」と聞かれ、「ヨガをしています」と答えると、「じゃ、ベターっと開脚とかできるんですか?」とか言われたりします。
以前、そんな本も流行りましたし。
わたしはまったくです。
開脚をするだけで太ももの裏が痛くなってしまいます。
世の中には「ヨガ=体が柔らかい」と思っている人が多いです。それに対する受け答えが面倒なために、わたしは早々に話題を切り替えたりしていました。
どうも苦手なコトって敬遠がちになってしまいます。
だから、余計に上達しません。
そんな理由で、ヨガ歴7年を超えてもガチガチの体で過ごしていたわけです。
しかし、そんなわたしにも小さな転機が訪れました。
たまたまYouTubeでオススメ動画としてあがってきたヨガチャンネルがわたしにフィットしたんです。
インストラクターの方の口調、テンポ、背景の美しさ、BGM、動画の長さがとても気に入ったのです。
気づけば、朝晩のルーティンとなっていました。手帳を振り返ると、4か月ほど続けているようです。今ではすっかりこのチャンネルにお世話になっており、それまで有料で登録していたオンラインヨガは解約してしまいました。
朝晩の15分ヨガ。
これだけで、ガチガチだったわたしの体が柔らかくなってきました。7年やっても変わらなかった鉄の体が。
気づけば、今まで避けてきた開脚前屈も“好き”になっていました。
単純なもんです。
“苦手”だったものも、上達が感じられると“好き”に変わるのです。
しかも、きっかけはちょっとしたこと。
いい先生はいないかと探し歩いたわけでもなく、高いレッスン料を払ったわけでもなく、自宅でふと開いたYouTubeチャンネルだったんです。
「こんなことで、今まで動かなかった現実が動き出すんだな」
そんな、ちょっとした感動を感じる出来事でした。
と言っても、わたしは“苦手”を克服することを勧めているわけじゃないんです。
「苦手を克服しなければ」という呪縛は苦しいモノです。
“苦手”なコトはわたしに必要ないモノと割り切るのもひとつの手です。
でも、なかには“苦手”なのにやめられないコトというのもありますよね。
わたしで言えば、ヨガです。
なかなか上達しないならやめちゃえばいいのに、なんだかんだで7年です。
「上達しなくても続けたい何か」があったのだと思います。
このnoteもそう。
別に、わたしは“書くこと”が好きだったわけではありません。受験の際は、試験科目に小論文がないところを条件にしていたくらいです。
でも、気づけばnoteは1年以上続きました。
更新頻度の増減を繰り返しながらも。
「苦手でも書きたい何か」があったのでしょう。
“苦手”なモノのなかに存在する“好き”
これも、愛すべき存在のようです。
ステキな一日を★
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