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本よみ日記9

8.21土

朝。久しぶりに夢を見たと思ったら堀江敏幸が出てきた。

たくさんの人が一定方向に歩くなか、離されないよう後ろを歩いたり、だいぶ先に行っては、振り返りながら追いつかれるのを待ったりと、堀江さんのまわりをウロウロしながらひたすら歩く。夢の中の私は言わずとも好き好きを全く隠さず、なんとも言えない恥ずかしい感触を残しながら目覚めた。

思い当たることは大いにある。先日行った大型書店で堀江敏幸『河岸忘日抄』を買わないで、ネットで武田百合子『あの頃』を買ったからだ。自分の本棚を一から作り直そうと思ってからはじめて買う、記念すべき一冊。

それにしてもわかりやす過ぎないか、と夢にツッコみを入れたり、だらだら思い返していると本が届く。カバーを外してみたら花だらけだった。図書館の本では外して見ることができないので、買うってこういうことでもあるな、と腑に落ちた。

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夜はご近所さんと花火をする。久しぶりにおともだちと会えたからか、息子はずーっと駆けまわっていた。

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