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2023年夏:コロナ後の欧州旅行;海外wifiルーターレンタル要らなかった

2023年8月に欧州2都市(ベルリン、パリ)へ家族旅行しました。
計12日程の個人旅行での準備・持ち物についての気づきをメモしておきます。

【注意点】旅行者である私は、2000年代に欧州在住経験が2年あります。英語とフランス語が日常会話程度にはできます。海外個人旅行の経験がありますが、今回の家族での海外旅行は2013年頃以来で、コロナ後では初めてです。
家族には思春期の子どもが含まれます。
今回の旅行は、ゆるっと観光地を回ったり、街のスーパーマーケットやドラッグストアを回ったり、といった感じのものでした。


1.コロナ後の世界を記したガイドブックはまだ存在していなかった

2023年8月の旅行でしたので、5-7月にガイドブックを物色したのですがコロナ前に書かれたものが大半で、コロナ中の改訂部分も少なく、何冊か買ってはみたものの、現地の最新情報を知るにはほぼ参考になりませんでした。

現地観光局やミュージアムなどの公式サイトで、開館・営業時間や料金等の最新情報は得ることができました。行くことを決めている場所については、これら公式サイトで最新情報を確認することをお勧めします。

一方「今、このスポットが楽しい、新しい」といった最新情報を知ることができるサイトやブログは発見できませんでした。日本語サイトを探していたからかもしれませんが、まだ旅行記を書いたり現地から旅情報を発信したりするムードではなかった時期だったのかもしれません。


2.何事もスマホが必要、モバイルバッテリーも必須

まず、航空券がeチケットです。もちろん紙に印刷して持っていってもかまいませんが、スマホにeチケットを格納した方が安心安全です。不安ならeチケットをスクリーンショットにとって写真としても格納しておけば、オフラインでも使用できて安心です。
その他、現地ミュージアムの事前予約チケットもeチケットでしたので、スマホは必須でした。お守りとしてモバイルバッテリーも携帯しました。


3.海外wifiルーターレンタルは要らなかった

今回の旅行で一番悩んだのは、海外wifiルーターをレンタルするかしないか、でした。
いろいろ検索すると、大手某レンタル会社のレンタルが一番よい、という結果だったのですが、私はdocomoユーザーですのでdocomoの海外ローミングサービス「世界そのままギガ」を利用しました。

docomoの海外ローミングサービスは、この「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」の2種があり(2024.01.08現在)、今回は「世界そのままギガ」の「国・地域限定割プラン」を利用しました。このプランは観光で訪れるような主要都市はカバーしているという印象です。
欧州2か国で計12日間利用して8,700円程でした。

私はデュアルSIMにしており楽天モバイルも契約していましたので、いざとなったら楽天SIMで海外ローミングしようと思っていました。楽天は2Gまで追加料金なしで利用できます(2024.01.08現在)。

ちなみに、大手某レンタル会社ですと2万円超えという試算でした。もしかすると8月というハイシーズン価格だったからかもしれません。
(ちなみに大手某レンタル会社は大好きです、メルマガ愛読しています)

ネットサーフィンしても「携帯キャリアの海外ローミングは高い」としか書かれていなかったのですが、実際は安かった、というのが実感です。
現地では、現地のキャリアの回線に接続され、だいたいが4Gでしたが全く支障はありませんでした。
ちなみに家族の携帯の回線もdocomoで、wifiは私のスマホ(iPhone)にデザリングしていました。日本でも日頃から外出時はこの使い方をしていて(特に子どもは自分のスマホの容量をなるべく使いたくないため笑)、欧州の現地でも支障なく同じ方式が使えました。



4.美術館博物館モニュメント類は事前予約がマスト

コロナ前からオーバーツーリズム対策で実施されていたかも知れませんが、コロナ中からはおそらくソーシャルディスタンス対策のため、ミュージアム等の入館予約制が浸透したのではないかという印象を持っています。
ものによってはかなり前から満員になってしまうため、どうしても行きたいという観光名所は早めに予約の必要性等を確認した方がいいと思います。

4-1.ミュージアム・パス

ミュージアム・パスを買うかどうかは、何カ所位、対象施設に行く予定があるかどうかによるとは思います。
ちなみに、ミュージアム・パスを購入した場合も、上記の入館予約(時間指定)は必要となります。

今回は悩んだ末、パリのミュージアムパスは購入しました。
しかし、ルーブル美術館については検索した結果、ミュージアムパス購入済みで予約できる時間枠と、パスでない(=入館料を購入しての)予約できる時間枠が異なることが分かり、後者に希望する時間枠があったため、改めて入館料を購入して時間指定予約をしました(=余計にお金がかかりました涙)。

使った実感としては、入館予約が必要な施設が増えたためにパスのメリットが減じた印象があり、よほど多くの対象施設を回るという予定がない限りはパスを買わずに個別にチケット購入して時間指定した方がいいように感じました。いずれにしても事前購入の場合はeチケットになるので不便ではありません。

4-2.現地観光ツアーの利用

宿泊地から少し遠出する際や、時間を節約したいなら(今風に言えば「タイパ」)、現地観光ツアーを利用する方法もあります。日本語ガイド付きを申し込めば、言葉の不安もなく楽しめますし、現地ガイドさんに最新情報を教えてもらうことも(ガイドさんによっては)可能です。

今回は、パリ発のベルサイユ宮殿半日ツアー(日本語ガイド付き)を「VELTRA」というサイトから申し込みました。他にも現地ツアー会社・サイトは複数あるので、条件・希望に合うものを探すとよいかと思います。

ちなみに、ベルサイユ半日ツアーは、企画・実施事業者が複数ありました(Mybus、EMIなど)ので、そういう場合はお好みの内容のものを選ぶことになります。


5.宿泊はアパートメントホテルが便利だった

宿に何を求めるかは人それぞれかとは思いますが、私たちのような以下の条件の場合は、アパートメントホテルはお勧めです。

  • 宿は1カ所で連泊したい

  • 昼間もホテルの部屋でくつろぎたい

  • 毎晩はレストランで夕食をとらない=グルメ志向ではない(そもそも毎晩レストランで夕食は体力的・金銭的・胃腸的に疲れます)

  • 衣類を洗濯して干したい

  • 現地住民気分を味わいたい

今回は、ベルリンはHighPark by Palmira、パリはシタディーヌ(Citadine)を利用しました。

https://www.expedia.co.jp/Berlin-Hotels-HighPark-By-Palmira.h28867888.Hotel-Information

ベルリンのホテルは洗濯機・食洗機も備え付けで、室内の施設設備が新しくて気持ちよかったです。パリは希望地のホテルは満員で、少々騒がしい街の中心部のホテルになりましたが、その分便利でよかったです。
いずれも、近所のスーパーマーケットで惣菜や果物、パン、飲み物などを買ってきて、お腹の調子にも合わせて夕食や朝食をとることができ、また、昼にホテルにも取ってきて休憩するなど旅行日程の融通も利かせることができ、便利でした。


6.移動はアプリを使えばだいたいこなせた

今回は公共交通機関を使っての観光でししたので、どの交通機関を使うか・どこ行きの何時発に乗るか、などの検索はアプリで行いました。
事前に様々なアプリをスマホにダウンロードして行ったのですが、結局、ベルリン、パリともに使ったのは「citymapper」のみでした。

地下鉄やバスについて使ったところ、正確でしたし非常に便利でした。

ちなみに、ベルリンでは、地下鉄等の6日チケット(BVG 6-Tage-Karte)を駅のホームにある券売機で購入しました(英語表記可能、クレジットカード決済可能でした)。ベルリンの地下鉄等は大人のデイ・チケットだとプラス子ども3人まで無料で乗ることができることが、要注意です。
パリでは、CDG空港の SNFの窓口で「Navigo Semaine」という1週間チケットを購入しました。使用期間が月〜日までの固定ということと、購入時に証明写真(3.0cm×2.5cm)を持参する必要があることが、要注意です。


7.外国語表記はアプリを使えばだいたいこなせた

私自身は英語とフランス語が日常会話程度ならなんとかなるのですが、家族は英語の会話もままならないので、事前に「ポケトーク」(サブスク制で、月額だと360円(2024.01.08現在))と「google lens」のアプリをスマホに入れて、現地で試してみました。

「ポケトーク」は残念ながら全く機能しませんでした。具体的には、日本語で話しかけても聞き取ってくれない状態でした。
「google lens」は買い物時や街歩き時に大活躍しました。特に、家族でドイツ語が読める人は一人もいなかったため、ベルリンでは「google lens」におおいに助けられました。ただし、「google lens」アプリは年齢制限がかかっており、13歳未満のアカウントのスマホにはインストール出来なかったことが、要注意です(2024.01.08現在)。

まとめ:
1. コロナ後の世界を記したガイドブックはまだ存在していなかった
2. 何事もスマホが必要、モバイルバッテリーも必須
3. 海外wifiルーターレンタルは要らなかった
4. 美術館博物館モニュメント類は事前予約がマスト
5. 宿泊はアパートメントホテルが便利だった
6. 移動はアプリ「citymapper」を使えばだいたいこなせた
7. 外国語表記は「google lens」を使えばだいたいこなせた

別記事で「持っていかなかったもの」も書いていますので、ご参考まで。

以上が、2023年8月のベルリン、パリ計12日程の個人旅行での準備・持ち物についての気づきメモです。
みなさんのご参考になれば幸いです。

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