データによるマネジメントの最適化はいつまで続くのか
こんにちは。えーじです。
今回は自分が考えたことについてアウトプットしていこうと思います。
0.はじめに
今回のテーマはデータをもとにした人事です。
おそらく僕なんかよりとてつもなく知識にあふれた皆さんから見れば、稚拙な考えであることこの上ないと思いますが、温かく見守っていただけたら幸いです。なお、反論は認めますが受け付けてはおりません。
1.人事サービスの多様化
コロナウイルスが蔓延し、人々の生活が大きく変化して3年目になりました。いまだにマスク生活が続きますね。
さて、以前ほどは聞かなくなりましたがコロナウイルスが蔓延してからDXというテーマが主流です。世の中にはSaaSをはじめとしたさまざまな人事サービスが乱立しております。
今回はこれらの中でタレントマネジメントサービスに絞って考えていきたいと思います。
2.目指すはマネジメントの最適化
マネジメントサービス様々な切り口でサービスが展開されていますが、結局は「いかに人という資源を有効活用するのか」ということに尽きると思います。一人一人の人材情報をもとに、組織の状態を数値で表し、最適なマネジメントを目指す、ということだと思います。最初は単なる人の数だったものが属性ごとの数、最終的には人の能力を可視化していくなんてことも聞いたりします。(ピープルアナリティクスなんかこれだと思っています)
しかし、最近組織開発のインプットを進める僕はある疑問が浮かびました。それは「主観でみるか客観でみるかって時代によって入れ替わっているから、この流行もそのうち終わるのではないか」という疑問です。
3.主観と客観
詳しい話は省略しますが、古来から主観的に考えるか客観的に考えるかということは2分されてきました。以前ご紹介しましたが、客観的に物事を観察し法則を導き出す自然科学が発達した時代に、フッサールが「今ここ」という主観的な意識に目を向けようとしたことがあげられます。
https://note.com/_eiji_output/n/na5cbedf726a3
仮に歴史は繰り返すと仮定すると、現在のマネジメントの最適化の流れは「客観的に組織の状態を可視化する」ということが主流です。ならば、客観的な現在の流れから脱却し、主観的に見ることの流行が来るのではないか?と考えたのです。
4.いつ、くるのか
しかし問題はその転換がいつ来るのかということだと思います。可能性としては2つです。
①人の能力を完全に可視化することに成功する
②数値化することをあきらめる
詳しく考えてみます。
①人の能力を完全に可視化することに成功する
まずは技術の進化が進みに進んで、人の状態を完全に可視化することに成功したタイミングです。これ以上客観的にみることは不可能であるという状態になれば、客観的思考から脱却し、主観へと移っていくと考えました。
しかし、自分で言っておいてなんですがこれは現在の技術ではほぼ不可能であると思います。なぜなら、AIなどがいくら発達しようともやっていることは過去の事例から似たような人を探すということです。世の中に全く同じ人がいないように、過去にさかのぼっても全く同じ人を探すのは難しいんじゃないかな?と思っています。
また、おそらく人の能力を可視化するには数万~数億人のデータを集める必要があるため、一企業がそれだけのデータを集めるとなるとなかなか大変でしょう。
②数値化することをあきらめる
続いて人の能力を数値化することはできないという結論に達し、主観的な要素に目を向け始めるというパターンです。
正直①と②ならこっちじゃないかな…と思っています。ただ、AIなどの研究もどんどん進んでいっているので、あきらめないで済む日が来る可能性も否定できませんが…。
5.いつあきらめるのか
それでは人はいつ数値化することをあきらめるのでしょうか。
考えた結論としてすぐには来ないだろうと考えました。というのも、これからの日本は人口の減少により、人材マネジメントの最適化がさらに重要になってきます。つまりは人口が減少し続ける限り最適化の波からは逃れられないため主観に代わるのは結構先である、ということが僕の考えた結論です。
とはいえ、これは日本に限った話ではあります。もし僕の考えていた通りに主観に移り変わるのであれば、海外ではそこまで遠い未来ではないと考えています。なぜならば今まで以上に個人の生き方や価値観が多様化していくためです。そうなったときにデータの一個人ではなく、一人の人として向き合うべきだという考えに変化していくのはそこまで遠い未来というわけではなさそうに思います。
6.まとめ
こんな感じでアウトプットを書いていきましたが、人の能力をすべて可視化することがどうしてもすんなり納得できません。ゲームのように能力を可視化できれば確かに面白いかもしれませんが、うまくいくかどうかわからない楽しさってあると思うんです。
もしかしたらこの考え方も数年後には古いものになっているかもしれませんが、、、。
本日はだらだらと思考を巡らせてきましたが、背景にあるインプットした知識はこちらになります。(LIFESIHTはそこまで深く読んでいません…)
お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回!
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