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『不安を乗り越え、会社員を卒業しコーチになります』  ~コーチングとの出会いから今を振り返る~ 初体験「模造紙ワーク」

コーチのなおです。
長年勤めた会社員を卒業して、コーチになります。
振り返ると、コーチトレーニングを受け、資格を取得してから15年。
ようやく子育てを終え、安定・安心の会社員を卒業するという不安や恐れを乗り越え、今ようやく飛び立ちます。長い年月かかりましたが、コーチングとの出会いから今にいたるまでの人生を振り返りたいと思います。


1.コーチングとの出会い&コーチへの憧れ

【2005年】
 最初にコーチングと出会ったのは、社内研修でした。
その当時、コーチといえば、スポーツのコーチ?高知県の何か?位、コーチの認知度は低いものでした。
当時の研修は、お互いに向き合って対話をする、相手が質問し、それに答えるといういたってシンプルな形式だったのですが、話している自分は「とっても気持ち良く自分のことを話せ、頭の中がぐるぐる回り、モヤモヤがすっきりして行動を起こせる」という、なんだか今まで体験したことがない感覚を味わいました。

その後調べていくと、どうやら「コーチング」というものは、なりたい目標に向けて対話し、「なぜそれがやりたいのか?」「どんなイメージを持っているのか?」「何が必要か?」など1対1で対話することにより、相手が目標に向けて自走することをコーチが伴走する手法だと知りました。
私もコーチングのスキルを身に着けたいと思い、コーチトレーニング機関(コーチエイ)の門戸を叩いたのです。https://www.coacha.com/

説明会に何度か足を運び、そこで目にしたのは、会社では出会うことのない素敵なコーチがいました。
そこで「私、コーチになりたい」 と直感的に思ったのです。
その当時、息子はまだ3歳で手がかかる時期。不安が頭をよぎりました。
トレーニングの時間はとれるのか?
仕事・子育てと両立できるのか?
高額な受講料を払う価値があるのか?
3回も説明会に参加した私を見かねてコーチが「何が障害になっていますか?」と話しかけてくれました。
コーチの問いかけによって、出来ない理由ばかりをたくさん並べている自分に気づいたのです。
それからは、「受講するためには何が必要か?」という思考に切り替わりました。
コーチの問いかけによって、自分が勝手に作っていた壁に気づき、目の前の視界が広がり、迷いが吹っ切れたことを今でも鮮明に覚えています。

【2008年】
トレーニングは電話会議方式で、毎回20名の受講者がディスカッション形式で参加します。
年齢も職種も立場も違う多様な人達が議論し学ぶ場は、とても刺激的で有意義な時間となりました。
2年間のトレーニングを終了し、認定コーチの資格を取得することができました。

2.会社員&コーチのパラレルキャリアで得たこと

【2009年~2019年】
資格取得後は、仕事でマネジメントにコーチングスキルは活かすものの、管理職として売上目標達成のために奔走し、週末は息子の野球チームの送迎や試合応援(小3~高3まで)などに忙殺され、あっという間に10年経過してしまったのです・・・
資格を取得というゴールを達成し、次の目標がなかったのかもしれません。

ある時、会社の仲間が上司との関係性に悩み相談にのっていたのですが、対話を繰り返すことで、思考や行動に変化が起き、ポジティブマインドに切り替わり、生き生きと活躍している姿を見て、これがコーチング的対話なんだと確信しました。
この時をきっかけに、再度コーチを目指すことを決意しました

【2020年】
社内外の有志でコーチングワークショップをしたり、ワンコイン(500円)コーチングの機会を作ったりして、コーチとしての経験を積んでいきました。
チームメンバーとは定期的に1on1をして、業務の話しとは違う、自身の想いやなりたい姿などを自由に話す心理的安全な場を作るようにしていました。これがパーソナルコーチのスタートでした

【2021年】
コロナ禍に入り、在宅勤務が増えた頃から、コーチングの学び直しをしてプロフェッショナルコーチの資格を取得しました。会社はコロナの影響を受け事業統合し、自分が経験したことのない管理部門の部署に配属になるという激動の1年でした。

【2022年】
複業申請をして、コーチ紹介会社に登録し、コーチとしてのパラレルキャリアをスタートしました。
管理部門に職種が変わったことで、営業時代に経験し、今まで当たり前と思っていた人との対話や、対話により相手が変化・成長していくこと、相手への信頼や貢献が、自分にとって一番のやりがいであり、楽しさ・喜びであることに気づきました

夏に家族全員がコロナに感染し、その後父親を肺がんにより2か月の在宅介護をへて最後を看取り、認知症の母親を介護する生活になりました。
そんな環境でも在宅でできるオンラインパーソナルコーチングは、たくさんの方に出会い、伴走しながら自分も元気づけられる場になったのです。

【2023年】
会社員としてずっと一つの組織にいることに窮屈さや違和感があり、会社以外の交流の場を増やし知見を広げるために、初めてプロボノに参加しました。そこでは、会社では出会うことのない多様な仲間との出会いがあり、とても刺激的で学びの多い越境学習を体験できました。

・2枚目の名刺 Otonatachi プロジェクト(https://nimaime.or.jp/projects/3402...)
・0.5歩プロジェクト(https://note.com/hampo_project/n/n9da1c2bd9079

勇気をもって一歩踏みだすことで、新たな世界が広がり、自由に生き生きと活躍している方を目の当たりにし、自分も「本当にやりたいことをやりたい」「人生を楽しみたい」という思いが強くなりました。
少しずつパーソナルコーチングの機会が増え、会社員を卒業して「コーチになりたい」という思いが現実的になってきました。

3.会社員でなくなることの不安&コーチを本業にする決意

会社員として30年も働いてきたので、安定したお給料が毎月入ってくる、受動的な仕事がある、会議に参加して一日8時間×20日を無難に過ごしている。
こんなコンフォートゾーン※-1でゆでガエルになっている自分に気づきながらも、そこから飛び出す勇気はありませんでした。
※-1安心感があり、居心地がいいと感じる心理領域
コーチになって独立するには、たくさんの不安がありました。
仕事がなかったらどうしよう、病気になって働けなくなったらどうしよう・・・
いろんな辞めないための理由を考えてその場に留まろうとしていました

自分が勝手に作っている高い壁を乗り越えたら、その先にどんな景色が広がっているだろう。
コンフォートゾーンから一歩踏み出してストレッチゾーン※-2に入ったら、どんな成長や変化があるだろう。      
※-2不安やストレスを感じる領域(成長のために必要な領域)

コーチングでたくさんのクライアントさんと話していると、
「本当に自分がやりたい事に気づいた」「自分がどんな人か分かったことで行動が変わった」
「強みを知り活かすことでパフォーマンスが上がった」・・・など嬉しいお声をたくさんいただきました。

対話が楽しくて、お互い信頼関係を持ち、相手に貢献できることが、私にとって最高の原動力であることにも改めて気づきました。

個人が自分の特性やスキル、なにより「自分が好きなこと」「自分がやりたいこと」をアクションに変えながら、組織に縛られずに自由に活動できる、「個の時代」が到来している。                                          

「メタ認知」 澤 円著より

これから自分がどんな道を歩んでいくのか、楽しみです。

※ichi10 まえさんの「模造紙ワーク」を初体験しました (https://lit.link/maeichi10)
人生を振り返りながら言語化することにより、
「どんなことを思い、感じていたのか?」「何ができていて、何ができていないのか?」
「これからどうしたいのか?」たくさんの原体験を思い返す場となりました。
漠然とした不安から、案外できている自分に気づき安心したり、これからの未来にワクワクする自分がいました。自分発見ができるとても楽しいワークです💛

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