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Braid の 『Frame & Canvas』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

Midwest emoシリーズ!

今回は Braid の 『Frame & Canvas』を聴いてみた編をお届けします。

ハードコアなサウンドに乗せるポップでいて物憂げなメロディと変拍子、心動かされる半泣き気味のシャウト。

emoとハードコアパンクの要素が見事に溶け合った一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.The New Nathan Detroits

無線機のような音。ビリビリ。物凄いローファイなところから始まって、0:30〜重たくも一気に視界が晴れるような始まり方でもう心掴まれておしまいに…。変拍子のドラム格好良い。テンションブチ上がりボーカル。凄い苛立ったり神聖になったりする歌詞。ギターやベースが終始重たくて素敵。3:20〜重たくも陽気に疾走。こんなの好き展開です。

2.Killing a Camera

こんなの好きイントロです。初っ端のゴリッとしたギターの音好き。重さもゴリッとさもあるのに、メロディラインが繊細で切なげなところ、堪らない。「Let's not settle for satisfaction」という歌詞、本当それ。1:30〜サビでボーカルは豪快に、解放したように歌い叫び、疾走していく演奏。ツインギターも嬉しいけどツインボーカルも嬉しいな。有難う…泣。急に終わる。

3.Never Will Come for Us

歪んだアルペジオも最高…。ギターの刻み方クセになる。穏やかに始まったのに、サビでほぼ半泣きで歌っていて熱い。1:21〜このドラムと一緒に拳で空を殴りたい。Braid、というかMidwest emoという音楽、緩急の使い手すぎる。巧みな緩急によって気持ちがめちゃくちゃになるということは、とても幸せなこと…

4.First Day Back

どの曲もギターの音色が好きすぎる。最近の日本の流行りの曲みたいに、イントロが無くいきなり歌から始まる。勢いがあって良い。1:00〜ここ好き。2:06〜ここも好き。感情豊かなボーカル、聴いていて楽しい。ベースの動き回り方、メロディがとても素敵なことに気づく。終盤の止めが多発するゾーン、凄く焦ったくて気持ち良い。

5.Collect from Clark Kent

繰り返されるギターのフレーズ耳に残る。意外とリズムや展開が細かく変わるから、テンションだけではいけない曲が多い。なのに、「あくまでテンションで行ってますよ〜」と言わんばかりに豪快なボーカル、演奏で魅せていて格好良い。ヘラヘラと凄いことをやっている感じ。コミュニケーションの崩壊や遠距離恋愛の問題について歌っているらしい。3:30〜眩しくなるここからの展開好き。いつも終わり方が急。

6.Milwaukee Sky Rocket

小気味良いドラム。部分的に一緒に叫んだり、「イェ〜」だけブチ叫ぶ楽しげな感じ、ライブで盛り上がりそう。impress yourself したい。マイクに声が乗り切ってない感じで、至る所で叫びまくっている。圧倒的熱量。

7.A Dozen Roses

珍しくシリアスな雰囲気。ヒリついたメロディが格好良い。胸が苦しくなってくるギターのメロディ。0:53〜一瞬聞こえるベースがいかつくて格好良い。サビの急な止めがクール。悲しげな歌声も良い。いつだって半泣き気味ではある。2:30〜「あら、声のエフェクト…♡」なんて浮かれてたら格好良いギターに切り刻まれてしまった。

8.Urbana's Too Dark

「謎の音が聴こえる…?」と思った次の瞬間、夕暮れ時でパーカッシヴな演奏が飛び込んでくる。1:06〜リズミカルに疾走する演奏と半泣きボーカルが切ない。半泣きと言っても情けない感じじゃなくて、男泣きみたいな、グッとくる熱い半泣き。2:34〜ツインギターが眩しい。2:57〜今すぐ走り出したい…!!

9.Consolation Prizefighter

硬くて金属質なギターの弦の音…美味…。変拍子に叫びたくなる。格好良い…。声裏返っちゃう感じ、好き。0:46〜ベース好き。曲の構成が不思議。ここまでわかりやすい盛り上がるパートがあるわけじゃないけど、ずっと気持ちは高まっている。1:55〜ここの演奏だけをずっと聴いていたい。ダークで重たい感じ格好良い。

10.Ariel

晴れやか。疾走感抜群。ギターのメロディライン好き。0:38〜ここの全員で同じ音階を辿る感じ好き。凄く陽気に歌っている。「Ariel」と何回言っているんだろう。Arielへの思いがめちゃくちゃ強い。ドラマチックな展開。

11.Breathe in

「最高の人間になろうとすること」について歌っているらしい。止めと疾走が頻繁に入れ替わるから、体がン ゛ッ…ってなる。楽しい。ギターがギラついていて眩しい。1:35〜ドラムドコドコゾーン、一体感ありそうで、凄く各自が自由な感じで良い。フィナーレ的な盛大な終わり方で「最後の曲です!」オーラ全開。

12.I Keep a Diary

最後はしっとり…日記からそのまま引用された歌詞。若くて感傷的。ギターのゆったりアルペジオ、優しい歌声、温かなメロディが寂しい帰り道。3:22〜なんか凄い悲しくなってきた。フィードバックノイズ格好良い…切ない…泣。4:08〜そんなことするんだ…!?静かになったかと思ったらヘヴィな演奏が改めて始まって最高。ドラマチック。

Braidは1993年に結成されたアメリカのロックバンド。本作は1997年リリースされた3rdアルバム。メンバーはDamon Atkinson(Dr)、Todd Bell(B)、Chris Broach(Vo.、G)、Bob Nanna (Vo.、G)。本作は成功したが、1999年に解散。のちにNanna、Bell、Atkinsonらは、Hey Mercedesを結成。

なんと内山、Braid来日公演with LOSTAGE 観に行っているのです。

まさか生でライブを観られる日が来るなんて思ってなかったなぁ。

これまで、(noteで取り上げるとは知らずに)ライブを観てからレビューしたバンドあったかな…

観てください……!!!泣

ボーカルギターのBob Nannaと内山のツーショット…とても優しかったな…内山の所属するRAYのアルバムも受け取ってくださりました…!!

Braidの元メンバーが集結しているHey Mercedesもメロディアスで好きです…!

まだまだMidwest emoシリーズ!

徐々に2000年代へと突入していきます。

次回は Algernon Cadwallader の『Some Kind of Cadwallader』を聴いてみた編をお届けする予定です。

お楽しみに!

最後まで読んでくださり、有難うございました。


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