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うさぎが住む島へ
去年の秋終わりの季節、「来年は卯年かぁ。」と思っていた。
うさぎは小学生の時、友達の家で飼っているのを触った事がある。
それ以来は見た記憶がない。
そう考えていると、広島にうさぎに会える島があるじゃん!! とふと思い出した。
朝日が照らす海の街
早朝に支度をし、広島市から下道で約2時間弱走らせて竹原市忠海町に着いた。
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着いて早々に感じたのは、どこかホッと心が落ちるかせてくれる街並みが出迎えてくれた。
まだフェリーが出発するまで時間があるので、散歩しよう。
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太陽のやわらかい光がとても気持ちよく、いつもより歩くペースを落とし、ゆっくりと歩いた。
こういう時は、五感が研ぎ澄ましているのがよくわかる。
風の音、海のさざ波、小鳥の鳴き声、全てに感動してしまう。
街の真ん中あたりに公園があった。多分みなさんもあるあるだと思うけど、ブランコを見かけるとつい乗ってしまいたくなる。。
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ブランコだけでは遊び足らず、子供心が捨てきれない大人なので、
公園にあるもので遊びたくなる。
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公園をやっとこさ抜け出し(遊びすぎた)、街歩きに出発。
ちいさなお店たちを見ていると、営業の準備をしていた。
人の営みを観察していると、近所の人たちと会話し、挨拶をしている。
なんだかこういう風景も悪くないなと、なぜか納得していた。
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フェリー乗り場
フェリーが来るまで、キラキラとひかる海を見ながら待っていた。
船に乗ると僕は外で、潮風を浴びながら過ごすのが好き。
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うさぎの島歩き【前半】
忠海港から、10分くらいで島に着いた。
思ったより小さい島で、入り口付近にはうさぎたちがピョンピョンと歩き回っている。
島を周遊するのに自転車レンタルもできそうだったけど、
気温がちょうどいいのと歩いてでも回れそうだったので今回は歩きにした。
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動く仕草といい、なんか全てがかわいい。
ぱっとみ模様が似ていると同じように見えるけど、じっくり観察すると特徴が一匹ずつあるのがわかる。
目がクリッとしていたり、耳が長かったり。
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日陰を見ると昼寝をしている子もいる。犬の睡眠時間は人間と比べてながいと聞くけれども、うさぎもながいのかな?
(調べてみると、人間と同じくらいだった。)
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島に上陸してから気づいた事があった。
島は驚くほど静かで、唯一音がするのは自然の音と船が進む音だけ。
歩いていると、キャンプ場があるのを発見した。
ここ最近少しづつハマり始めたキャンプ。焚き火をしながら海を眺めるキャンプは絶対最高に違いない。
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島で食事ができるところは一カ所しかないらしく、そこでお昼を食べることにした。
メニューを見ていると、竹原市のご当地バーガーというものがあるらしい。
しかし、土日曜限定だった。また来たときに食べてみよう。
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想像以上に綺麗なオムライスで、味も美味しく感動した。
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忘れてはならない悲しい歴史
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大久野島はかつては要塞として機能していたそう。1929年からは毒ガス製造へと移行していきました。島の外部には、製造がばれないように隠していたらしく、地図にもこの島は消されていました。
製造者の中には、自身が毒ガスを製造していると知らない人たちもいました。
そんな悲しい過去は決して忘れてはいけない。
うさぎの島歩き【後半】
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再び歩いていると、海外から訪れている人がちらほらと見かけた。
海外からはラビットアイランドと呼ばれているらしく、人気の観光スポットになっている。
僕が歩いている道に外国人カップルがいて、抜かしたり抜かされたりを繰り返しているうちに、顔を合わせるたびお互い微笑んで会釈をした。
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いつの間にか出発したフェリー乗り場へ着いた。
ほんとゆっくり歩いていたけど、一日あれは全然周遊できちゃう。
道も整備されているので歩きやすかった。
おわりに
無事うさぎと戯れたので良かったのと、実際に大久野島の歴史に触れる事ができた。
フェリーの便は比較的に多いので、混む時間帯を避けて乗ることもできると思います。
うさぎはめっちゃかわいいので、広島に来られた際にはぜひ大久野島へ行ってみてはいかがでしょう。
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