どこへいっても家族は家族 『パラサイト』
こんばんは、tabeです
昨日に引き続き、今日も「家族愛」にまつわる映画をご紹介。
今年、最も映画界を賑わせた映画と言っても過言ではないこの映画、外国語の映画としては、初めて作品賞を受賞したのが今回紹介する『パラサイト』です。
また、同じくらい日本で話題になったのはホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』ですよね。アカデミー賞本命とまで言われていました(本命の作品死ぬほどありますけどね笑)
どちらも「格差社会」をテーマにしていて、どちらも「貧が富を食らう」んです。
それに共感する人が増えたという事はそういう社会になってしまった。ということなんでしょうか。マスクも安価で手に入らないですしね笑
是非、ご自身の目で、耳で、「鼻で」確かめていただきたいのです。
そういった想いで今日はこの映画を紹介しようと思いました。
是非!最後まで予告編見てください!!
あらすじ
その日暮らしの生活を送るキム一家の長男ギウはひょんなことから、CEOであるパク氏の大豪邸で家庭教師のアルバイトを始めます。そして妹のギジョンも身分を偽り大豪邸へ潜りこみます。ギウの計画は、この大豪邸で家族みんなが職を持つこと。そのためにあの手この手を使っていきます。
物語中盤、キム家族はその大豪邸に隠された"秘密"を知ってしまい物語は急速に加速していく…
激しい雷雨が、上から下へと流れる。
生活用水が、高台から半地下へと流れ込む。翌日、雨の「お陰」でパーティーを行おうとするパク一家と雨の「せい」で生活もままならないキム一家の歪みが限界に達する訳だが、、、
格差社会の歪みを喜劇と悲劇の中で風刺した本作ですが、作中に出てくる雨、階段、匂い、様々なメタファーを用いているあたりはポンジュノ監督、本当に素晴らしいな(大好きだな)と思いました。
長男ギウが持っていた、水石は「貧困」そのものを表しているのでしょう。
物語終盤までずっと水石=貧困はついて周りました。
大豪邸で過ごす夜もキム一家はスペースをふんだんに使わず小さくまとまっていたのもまた印象的です。
富裕層に寄生は出来ても、そのものにはなれない。
そしてどんな人生を送ろうが、「家族への愛」と「死」そのものの価値は、誰にとっても変わらないと伝えたかったのではないでしょうか。
家族の繋がりというのはお金では買えません。
それを持って生まれた私は非常に幸せ者だなと観た後に思いました。
観ていない人には勿論、既に観た人も何度でも楽しめる作品です。
是非、大切なひととご覧ください。
それでは。
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