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天職とは、英語で「calling」らしい

こちらの本を読んでいて知ったのですが、天職とは、英語で「calling」なのだそうです。

つまり、誰かから呼ばれること。
誰かの声を聴くこと。

これが、天職の原義だといいます。

もちろん、西洋の考えでは、その声の主は神です。
ですが、その声には神ならぬ普通の誰かからの「助けて」という声もふくまれているのではないでしょうか。
そして、たまたま自分には、その声に応じるだけの能力と機会があった。それに気づいたとき、そこには責任が立ち現れます。
「自分にできること」と「自分のやりたいこと」が一致しただけでは天職とは言えません。第三の「自分がやらなければならない、と気づくこと」という要素、つまり使命の直覚が発生しなければならない。
天職の3分の1は、使命でできている。
callingという言葉はそれを教えてくれます。

天職の要素のうちの一つは、「使命感」。

この感覚、なんだかわかるような感じがします。

もちろん自分のやりたいことや、得意なことから派生して職業を選択することはもちろんなのですが、

「なんかご縁があって、いつのまにか導かれるようにこういうことに多く携わるようになった」

私はそんな感覚があるような気がしていて、そして今、自分の「使命」が見つかろうとしているような感じがあります。

たとえば私は、大学のゼミは好きだった授業の先生のゼミを選んだのですが、その専門が高齢者心理学で、それを機に高齢者とより多く関わるようになったほか、先生の影響でいつしか高齢者のことについてより深く考えるようになりました。

それでその後は、高齢者向けのスマホ講習会のアルバイトをしてみたり、ボランティアとして自治体が運営する高齢者のコミュニティづくりに参画してみたり、はたまた就職活動では、入社後やりたいこととして「高齢者に関するお仕事がしたいです!」などと話したりしていました。

そして今、院で研究しているテーマも、高齢者が関係するものです。

これらはすべて、「高齢者のことをやろう」と思ってやったのではなく、「気づけばそうなっていた」という感覚に近いです。

卒業後は、また全然ジャンル違うお仕事に就く予定ですが、かといってそこで自分が高齢者に関することをピタッと辞めてしまうとは思えません。

一応副業ができる会社だし、この先もずっと自分は何らかの形で高齢者に関することに携わっていくのだろうという気がしています。

だから本当に、callingという言葉通り、天職とは導かれるようにして見つかっていくものなのかもしれません。

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