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他人軸ではなく、自分軸で生きることがなぜ大切か

Kindle Unlimitedが安くなっていたので、レビューで評価の高かったこちらの本を読んでみました。

そのなかから特に面白かったところを、ピックアップしてシェアしたいと思います。

自己中と自己肯定感は違う

自己中な人は、ありのままの自分を何も条件をつけずに肯定できていないので、いつも心の奥底には恐れの気持ちが溢れている。自分よりもすごい人が現れるのではないか、自分の容姿、才能が衰えてしまうのではないか?自己中な人はこの不安を例えば整形手術をし続けたり、ブランド物に身を包んだりすることで隠そうとする。高級車を買ってみたり、自分の能力をひけらかしてみたりして、常に人に対して自分が優れていることを証明しないと気が済まない。
自己肯定感が高い人は、自分の存在そのものを何も条件をつけずに肯定できているので、心は常に穏やかで愛に満ち溢れている。他人との比較において自分の価値を決めていないので、自分よりすごい人が現れれば素直に感動、賞賛こそすれ、恐れることはない。自分の容姿や才能にかかわらず自分を受け入れ愛しているので、これらが変化していくことを心配したりはしない。髪を整えたりお気に入りの服を着たり、女性ならメイクやネイルをばっちりすることはあっても、それはマウンティングするためではなく、自分を大事にしたいから。ブランド物や高級車を買うことがあっても、それは人に見せつけるためではなく、自分がそのスタイルや質を真に気に入ったから。誰よりも自分を肯定しているので、自分の能力をひけらかしたり、自分が他人より優秀であることを証明したりする必要を一切感じない。

宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.753-757). Kindle 版.

上記の記述から、自己中と自己肯定感の違いとは、自分を捉える際や何かを選択するときに、「他人軸で判断しているか自分軸で判断しているか」の違いだといえるのではないかと思います。

自分がその時々で起こす行動は、誰かから認められたり評価されるためではなく、自分を大切にしたり、自分の心を満たすことが目的になっていることが大切だということです。

これってすごく難しいことだし、むしろ現状私は前者を目的として行動してしまっている面もきっとあるなと思いましたが、できるだけ後者を軸に行動できるよう、心がけていきたいなと感じました。

自己有用感や自己効力感とも自己肯定感は違う

人は実は2種類の方法で成功する。1つは自分を嫌いながら成功する方法。もう1つは自分を愛しながら成功する方法。ありのままの自分が嫌いで、ありのままの自分には価値がないと思う、自己肯定感がとても低い状態で大成功することもできる。このタイプの人たちは、ありのままの自分は愛されない、だから何かすごいことをして自分の価値を証明すれば愛されると考えて並外れた努力をする。このタイプの人たちは、上手くいっている間は自己肯定感の低さを自己効力感の高さで隠しているので、一見とても自信があり、幸せそうにも見える。ところが、自分の存在価値を何かができるということに頼っているので、その何かができなくなった途端、裸の大嫌いな自分が剥き出しになり、それに耐えられなくなる。その結果、薬物やお酒に溺れたり自傷行為に走ってしまうか、あるいは、他人を騙したり、言葉や体の暴力をふるって人を傷つけてしまう。

宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.700-709). Kindle 版.

誰かの役に立っているから自分が好きだとか、〇〇ができる能力があるからそんな自分が好きだとか、そういった条件付きで自分を愛している状態は危険だということが書かれていました。

つまり、条件付きではなく“無条件の愛”で自分を包んであげることが、自己肯定感を高めることにつながるのだといいます。

こちらもたぶんとても難しいことで、私自身もありのままの自分というより、誰かに役立っている自分、何か新しい能力や他人よりも優れた能力を持っている自分だからこそ愛そうとしている節があるなあと感じます(笑)。

きっとだからこそ私は、人の役に立つことが好きだし、自分の能力を伸ばしていくことが好き。しかしその反面、逆に「誰の役にもたてていない」とか、「自分が何も成長していない」と感じるとわかりやすくまるで枯れるように元気がなくなります(笑)。

もちろん人の役に立つことや自己成長することは素晴らしいことですが、他人より優れていなくても、誰の役にも立てていなくても、何も成長していなくても、

それでも無条件に自分を愛し、自らの価値基準で物事を判断し行動していくことが、自己肯定感をきっと高めてくれるのだと、とにかくこの本からは学ぶことができました。

結構面白かったので、またネタがあればこの本から書いてみます。

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