だるい

ありったけの愛を込めて

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高橋優 弾き語り武道館 ~黒橋優と白橋優~ 白橋優 自分のための備忘録

「デビューして10年とちょっとやってきたけど、やっぱり会うって言うことを大事にしてきたんだなぁって思って。何かと直接会うことが難しい世の中だけど、「馬鹿だなぁ」って言われても僕は皆さんに直接会いに行きたいと思います。だから、また、必ず会いましょう。」 いつも直接会えることを会場に居る誰よりも喜んで楽しんでいた人にとって、この2年間と少しの世界はどれだけ苦しいものだったのだろう。どれだけ不安だっただろう。どれだけ再会を信じてくれていたんだろう。思えば会うことが難しくなった頃か

    • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」静岡公演レポ

      いつも飲んでるお茶が注がれて、そのコップからホカホカの湯気が上がるのがしっかりと見える。え、近い。私あの湯気なんか見えたことないよ。ブザーが鳴って、眼鏡のその人が下手からパッと出てくる。もう近い。え、近い…あこっち来た…近い近い近い…あ、あ、おじぎ…つむじ…今日も綺麗…あああ、あ、あ、座っても近い、ていうか、モニターでギターなんも見えないし顔の真ん中にマイクがある…え、これめちゃくちゃ近いね??????る物理的な近さに脳がオーバーヒートしかけている間に高橋優はお茶を飲んで息を

      • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」千葉公演レポ

        ”一年前にマスク着用の声出し解禁されたのが市川市民文化会館での公演でその日から一気に全部がぐるぐると動き出したような感覚を今も持ってる。勝手に特別な会場にしちゃっている市川市民文化会館に一年後の今日も来た。” と、ライブ前にメモ帳に書いて置いたらライブ中の高橋優も同じようなことを言っていた。あの日のライブに居た人なら誰もがそう思うだろうけれど、そちら側もそう思ってくれてたとは。思い出と記憶と気持ちが共有出来ていることに勝手に嬉しくなった。 ↓ちょっとだけ曲別レポ 誰かの

        • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」栃木公演レポ

          「8年ぶりの栃木です!」 ───「…高橋優?あ、あのメガネの人ですか?え、チケットあるなら行きます!」8年前、それこそ初めて高橋優のワンマンライブを見たのが栃木だった。私も8年ぶりに栃木で高橋優を見た人の一人だ。そのライブがきっかけで一気に高橋優というアーティストの音楽に引きずり込まれたので勝手にどデカいエモみを抱えて行った。当時の自分に今のことを言っても何ひとつ信じてもらえなそうなくらいこの8年間という時間の中で様々な事があったけれど、8年経っても高橋優は初めて見た時と全く

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        高橋優 弾き語り武道館 ~黒橋優と白橋優~ 白橋優 自分のための備忘録

        • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」静岡公演レポ

        • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」千葉公演レポ

        • 高橋優 弾き語りツアー 2023-2024 「ONE STROKE SHOW ~一顰一笑~」栃木公演レポ

          想像を思い描き続けたその先

          音楽じゃ何も変わらないかもしれない 音楽じゃ命は救えないかもしれない 痛いほど感じたんだろう、口癖のように「歌うこと「しか」できない」と自分のことを言うその人は、変わり果てた故郷の景色を見て、どれだけ自分を無力だと思ったことだろうか。 絶望的なことに直面しても、自分の無力さを嘆いても、前を見据えて出来ることをやるべき事をしているその姿が最高に格好良くて大きくて眩しくて。思っていることを行動にすることはなかなか簡単なことではないということは大人になるに連れて強く感じる。でも

          想像を思い描き続けたその先

          ささやかな幸せの粒たちをかき集めて撒き散らかす

          「今日こうやって再会できた、これから先も再会(REUNION)を続けていきたい」そう言っていたREUNIONという名前の付いたツアーの最後が一人ギターを背負いステージの真ん中でスポットライトを浴びて弾き語る ”シーユーアゲイン” だなんて。そんな綺麗で未来しかない最後を一体誰が想像出来ただろうか。 このアルバムもこのツアーも大好きだったので「終わらないでよ」と最後の最後までぐずぐずぐずぐずしていたけれど「今日再会出来たみなさんと、また、再会出来るように」と高橋優が言った

          ささやかな幸せの粒たちをかき集めて撒き散らかす

          リラリピツアーが無い世界が少し怖い

          思い返せばあの日からずっとずっとずっと誰にも正解が分からない世界の先頭を切って歩いていたんだ。武器も防備もない、自分の声とギター1本だけ握りしめて。不鮮明な未来を微塵も疑わずに信じ続けてそれを言葉にして体現して、なんの根拠もないただの”ファン”という不確かな存在のこちら側に向けて発信し続けてくれたんだ。そんな人が ”再会” と銘打った今回のアルバムツアーは、私の想像していた景色より何倍も何百倍も何千倍も遥か上の景色を見せてくれた。 毎日に色がついた。とても久しぶりの感覚だっ

          リラリピツアーが無い世界が少し怖い

          未来が待ってた、会いに来た 「高橋優 LIVE TOUR 2022-2023ReLOVE & RePEACE ~ReUNION前編後編~」自分の為のライブレポ

          ライブが悪だと言われた日、音楽が止められた日、突然ライブツアーが中止になった日、音楽が不要不急と言われた日、環境を変えたことを知った日、罪悪感に近い気持ちを胸に手探りと試行錯誤のツアーに行った日、「何があっても負けないで」「健康で、生きてまた会いましょう」そう自分の声で伝えてくれたツアー最終日、空席にあったはずの居ない存在を思って涙を流す姿を見た日、三年間見て感じて生きてきた時間全てが走馬灯のように一気に頭を駆け抜けていった。 「マスクを付けての声出しが可能になりました」い

          未来が待ってた、会いに来た 「高橋優 LIVE TOUR 2022-2023ReLOVE & RePEACE ~ReUNION前編後編~」自分の為のライブレポ

          急いでください、ツアーがはじまりました。-ReLOVE & RePEACEアルバム感想-

          ___ReLOVE & RePEACE の感想ブログを書く前にツアーが始まってしまいました。この感想は私が生きている限り生きているのでこれがどんどん変わっていくことが音楽と思考の楽しさだと思っているので、これはある種の備忘録なのかもしれませんね。 あいのうた アルバム一曲目にはいつも異常に期待を寄せてしまう。高橋優の音楽を長く聴いている人あるあるかもしれない。それくらいアルバム曲の一曲目には信頼と実績があるのだ。今回だってそうだ。アルバムがリリースされる発表がされたとき、曲

          急いでください、ツアーがはじまりました。-ReLOVE & RePEACEアルバム感想-

          ルポルタージュのイントロを聴いて欲しくて仕方ないひとの話

          ルポルタージュ、聴いたことはありますか?聴いたことない…とかサビしか…みたいな方はぜひイントロから聴いて欲しい。この曲のイントロ、イントロであってサビであってピークであると言っても過言ではないのです。イントロでピークを迎えてそこからアウトロの最後の一音までずっとピーク。ずっとクライマックス。心の掴み方が半端ない、鷲掴み。音にしたら「むんず」。始まり0.1秒から心をしっかり掴まれて奪われて終わるまで全然帰ってこない、宛らドラマ″相棒″の冒頭3分間と同じくらいの掴みの強さで掴まれ

          ルポルタージュのイントロを聴いて欲しくて仕方ないひとの話

          高橋優 / HIGH FIVE 感想

          これは毎回ブログを更新する度に言えることなのだけれども、新曲をフルサイズで初めて聴いたりライブで感じたことや空気を出来るだけフレッシュな状態で感想に乗せたいという気持ちが先走りすぎて通常時の記事以上に感情と文章の散らかりが酷いと思われるので最初に謝っておきたい。いつもいつも、ごめんなさい。 ─────────── まず耳に入ってくるのは静かでシンプルなピアノの音、夜と朝の間のようなしんとした空間に響くように「HIGH FIVE」というひとつの物語の始まりを告げるよう。そ

          高橋優 / HIGH FIVE 感想

          高橋優 弾き語り武道館 ~黒橋優と白橋優~ 黒橋優 自分のための備忘録

          「ぼく、ひとりで武道館に立つのが夢だったんですよ!」あの屈託のない笑顔が一段とキラキラして見えた瞬間だった。希望と喜びと楽しさと…そんな感情が全部顔に出ちゃってるような顔だった。「この人の夢が実現するのを見届けなければ」「わたしが見届けないで誰が見届けるんだ」「絶対行くしかないだろ!」なんてことを一人で忙しくグルグル思いながら武道館公演のお知らせを中野サンプラザホールで高橋優から直接聞いて数ヶ月が経った。 わたしは、″今″ したい事をしたくて、見たいものを見たくて、すぐ会いた

          高橋優 弾き語り武道館 ~黒橋優と白橋優~ 黒橋優 自分のための備忘録

          精一杯の愛をこめて。 高橋優 LIVE TOUR 2021-2022「THIS IS MY PERSONALITY」感想

          「ライブは非日常だから楽しい」 なんてことを言っていたのは日常がちゃんと日常だったから。数年前から突然その日常が非日常になり私の大好きな非日常のそれは不要不急の日常となってしまった。どんなことをどれほど考えたのかすら思い出せないくらい沢山考えたし、現に今も考えている。答えがないのはわかっているのに。少し前の私は考えて考えて、考えていたらいつの間にか無になってしまっていた。こんな状態で高橋優のライブに行っても何も感じなかったらどうしよう、自分の唯一好きな”感性”が死んでしまって

          精一杯の愛をこめて。 高橋優 LIVE TOUR 2021-2022「THIS IS MY PERSONALITY」感想