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女心となんとかの空

先日、5歳年上の独身男性がこう言った。

『この歳になってようやく女心というものが分かってきたよ。女の人の怒りが沸いたときというのはこれまでの我慢が募りに募って溢れ出てきたということでしょう?』と。

そのとおり!!
(そのとき私は首を縦に大きく振った。)

女性はとても我慢強い。
好きな人に対してなら尚のこと。

男女関係において、怒りを露わにした女性はひとつのことに怒っているのかと思いきや、その感情の背後にはこれまでに積み重ねてきた我慢や悲しみ、傷ついた気持ちが渦巻いている。            

そこを理解していないと、怒りの感情に向き合うことは当の本人でさえ、ときに難しい。普段から自分自身の感情と向き合い、感じたことをうまく言語化して伝えていたら我慢もいらない。


そもそも『怒り』とは何か。
怒りの感情を紐解くと、根底には“寂しさ”や“劣等感”がある。      

大切にされていない、
理解されていない、
受け容れてもらえていない、
存在を承認してもらえていない、
雑に扱われている、        

このような思いが怒りの奥に存在するのだけれど、その思いに気づく前に、瞬時に怒りへ変わっていく。
本当は寂しかった、と素直に伝えられたらいいのにな。素直な思いほど透明に近い。

ときおり既婚の男性が配偶者と喧嘩をして、機嫌を取るためにケーキやスイーツを買っていくというような話を見聞きするけれど、理に適っているし、先に謝った方が喧嘩が長引かなくて済む。
とは言え、いつも機嫌を取ってその場は和んだとしても、根本的には解決しないこともある。 

怒りの奥にある正直な気持ちを汲み取ることを普段から意識してみると感情のコントロールができるようになり、むやみに怒りをぶつけなくて済むようになるのではなかろうか。

自分の機嫌は自分で取る。
それは大人としての在り方であり、自分自身にもいつも言い聞かせています。


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