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読みやすいnoteの書き方【2】硬い文章を柔らかくする4つのコツ

「読みやすいnoteの書き方」第2弾として「硬い文章を柔らかくする4つのコツ」について解説します。

・文章を書くとやけにカタい文章になってしまう……
・もっと柔らかい文章を書けるようになりたい!


そんな方に向けて、現役ライターの観点からお伝えします。柔らかい文章を意識的に書けるようになると、以下のような良いことがあります。

◎文章の読みやすさがアップする
◎読者に伝えたいことが伝わりやすくなる
◎文章を意識的に硬くできるようにもなる
◎文章表現の幅が広がる

前回の第1弾に続いて今回もとても簡単ですぐに使える内容となっているので、ぜひチェックしてみてください。


漢字を開く

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文章を柔らかくするコツの1つ目は、漢字を開くことです。

「漢字を開く」とは読者にとっての読みやすさやわかりやすさを考え、あえて漢字をひらがなにすることを言います。逆に、ひらがなを漢字にすることを「漢字を閉じる」と言います。

漢字の閉じが多すぎると、それだけで文章が硬く読みにくくなってしまいますが、逆に漢字を意識的に開くことで、文章を柔らかくして読みやすくできるわけです。

漢字とひらがなの割合

漢字とひらがなの割合は、あなたの記事の読者が誰なのかによって変わります。

たとえば「おいしいカレーの作り方」の記事を書く場合を考えてみましょう。

記事の内容が同じでも、国語が苦手な小学1年生女子に向けて書くのか、為替相場のニュースを毎日読んでいる40代の個人投資家に向けて書くのかでは、どのくらい漢字を開くか閉じるかのバランスが必然的に変わります。

タイトルだけでも「おいしいカレーのつくりかた」と「美味しいカレーの作り方」では、感じるイメージや読みやすさが違いませんか?

誰に向けて書くか、どのくらいの比率で漢字を開けばいいかで迷ったときはひとまず漢字2~3割、ひらがな7~8割くらいを目安として文章を書いていくとバランスが取りやすいです。

漢字の閉じ・開きの例

硬い → かたい
柔らかい → やわらかい
予め → あらかじめ
事 → こと
是非 → ぜひ
沢山 → たくさん
丁度 → ちょうど
無い → ない
筈 → はず
最も → もっとも
様に → ように
僅か → わずか
只管 → ひたすら

難しい言いまわしをへらす

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文章を柔らかくする2つ目のコツは、難しい言いまわしをへらすことです。難しい言いまわしが多い文章は、硬くて読みにくい文章になりがちです。

難しい言いまわし

ここで、いきなりですがクイズの時間です!次の言葉はなんて読みますか?

・水泡に帰する
・固唾を吞む
・奇を衒う
・手を拱く
・弁を弄する
・心做し

あなたはいくつ読めましたか?(少し読み進めると、この記事内で答え合わせできます)

こういった難しい言いまわしは、小説などの芸術性が求められる文章の中で使うと知的でカッコイイ雰囲気を出せるかもしれません。

しかし、読みやすいか読みにくいかで言ったら、読みにくいと感じる人が多いはずです。

そのため、読者にとっての文章の読みやすさや分かりやすさを重視した「柔らかい文章」を書きたい場合は、難しい言いまわしや読みにくい言葉はできるだけ避けるようにします。

誰のために書くのか、なんのために書くのかを考え、読者層や目的に合った文章の柔らかさに調整することが大切です。

読みかたの答え

ちなみに、先ほどの難しい言いまわしの読みは以下のとおりです。

・水泡に帰する(すいほうにきする)
・固唾を吞む(かたずをのむ)
・奇を衒う(きをてらう)
・手を拱く(てをこまねく)
・弁を弄する(べんをろうする)
・心做し(こころなし)

文体を変える

noteの書き方 (14)

文章を柔らかくする3つ目のコツは、文体を変えることです。文体とは、文章のスタイルや様式のことを言います。

代表的な文体の分類としては「です・ます調」と「だ・である調」、「書き言葉」と「話し言葉」などがあります。

硬い語尾と柔らかい語尾

どんな文体を使うかに正解はありません。しかし、文章を柔らかくしたい場合は、語尾を「~である・~だ」にするよりも「~です・~ます」にしたほうが柔らかくなります。

硬い語尾の文章例:
今日は、どこでもドアで移動するよりもタケコプターで空を飛びたい気分である。

柔らかい語尾の文章例:
今日は、どこでもドアで移動するよりもタケコプターで空を飛びたい気分です。

書き言葉と話し言葉

「書き言葉」より「話し言葉」を使うことでも、文章が柔らかくなります。

書き言葉の文章例:
実は、どら焼きにはさまざまな種類があるのです。

話し言葉の文章例:
実は、どら焼きにはいろんな種類があるんです。

読者と目的を意識する

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文章を柔らかくするコツを解説してきましたが、単純に柔らかい文章が良くて硬い文章がダメということはありません。

たとえば「付き合い始めたばかりの恋人と3回目のデートで座敷の居酒屋に行ったら、靴下に穴が開いていて恥ずかしかった話」を書くとします。

そのとき、あえて難しい慣用句を多用して「~である・~だ」の語尾で書いたら、内容と文体にギャップが生まれて面白いかもしれません。

あるいは専門的なビジネスの情報を、その分野の専門家に向けて書く場合。そんなときは漢字だらけの専門用語を多用してあえて硬い文章にしたほうが、読者にとって理解しやすい場合もあります。

繰り返しになりますが、単純に柔らかい文章が良くて硬い文章がダメということはありません。

誰に向けて書くのか、なにを目的に書くのか、などに応じて文章の柔らかさや読みやすさを意識的に調節することが大切です。

硬い文章を柔らかくする4つのコツ

1.漢字を開く
2.難しい言い回しをへらす
3.文体を変える
4.読者と目的を意識する

今回は、読みやすいnoteの書き方第2弾として「文章を柔らかくする4つのコツ」というテーマでお伝えしました。

文章の柔らかさを意識することで、あなたの記事の読みやすさや伝わりやすさが変わり、文章表現の幅も広がるので、よかったら取り入れてみてくださいね!

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