めめんと

映画の考察のような感想のようなエッセイを書いています。フィルマークスでちょこちょこ書い…

めめんと

映画の考察のような感想のようなエッセイを書いています。フィルマークスでちょこちょこ書いているのでそちらもどうぞ見ていただけると嬉しいです。ビリー・ワイルダー監督が好きです。最近の監督だとマイク・ミルズ監督が好きです。

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『ホワイトノイズ』を鑑賞しました。

グレタガーウィクは80年代のファッションハマりすぎていて、その時代の女優のようで雰囲気出てていい!ファミリー向けの80.90年代のアドベンチャー映画みたいなとこもあり、宇宙戦争のようなSF感もあり、最後の方はフィルムノワール感もあり。マリッジストーリーの監督なので、リアルな家族の物語かなって勝手に思ってたけど全く違って面白かった! 下記、ちょっと考察。 衝突による事故で人体に害のある化学物質まきちらされて街の人が逃げ惑う序盤のプロット。テレビやラジオの情報によってどんどん

    • ただの日記。3/15

      あまりにも仕事中、やるきが出ない。 そもそも興味のない分野の興味のない業務をしているわけで、できるだけ周りの人に迷惑かけないようにしている。 もう4年以上同じことをしてるので、まあまあミスはせずやり過ごしている。 週3リモートで週2は出勤。フルリモートではないが、リモートワークが出来ている。リモートワークの日はまだ元気だ。やる気が無くなれば一旦家事をするようにしている。社内の人のひと目も無いので、フレンズを1話だけ見たりしてる。 出勤の日は最悪だ。社内の人がすぐ隣で仕事

      • 令和の狂騒映画『バビロン』

        ケネス・アンガーの「ハリウッド・バビロン」を公開前に読んでおいて、20年代狂乱の時代についてイメージはしていたものの、映画序盤のパーティーシーンはイメージの上をいく映像だった!女も男も象も踊り狂って、酒と薬でハイになり、端っこの方ではSEXしてるという狂いっぷり。その映像でお腹いっぱいですが、当時は毎夜それが行われていて、それ専用のお城も立てたというから全員ゴールデンエイジでイカれていたに違いない。 ネリーが出演することになるサイレント映画の撮影所(といっても設備の整ってい

        • 『ノースマン 導かれし復讐者』見た!

          コスチューム物(ヅカオタしか使わない、、、?)の映画は、あまり見ないのですが、こちらはあのシェークスピアの「ハムレット」が基にしたという古くからあるお話だと伺ったので、気になり見てみました。 広大な自然が素晴らしく、主人公アムレートの心情を表したかのように晴れ渡らない天候がとてもリアル。パンフレットを読んだら、グリーンバックでの撮影ではなくロケらしい。情景のリアルさと華美でない衣装の為か、ヴァイキングって多分こうだったんだろうな、、、と納得してしまう絵力です。実際、監督のロ

        • 固定された記事

        『ホワイトノイズ』を鑑賞しました。

          『サブウェイ・パニック』を見ました

          ロバートショウを中心とした4人の集団が地下鉄の1つの線をハイジャック。その犯人たちと交渉するのがウォルター・マッソー演じる地下鉄会社の社員。ウォルターマッソーはどの映画でも飄々として安定感のあるタイプなので、この人なら犯人なんとかできそう、と信頼してしまう。 犯人4人のうち3人勝手に死んじゃうので、最後の1人マーティンバルサムを捕まえるわけですが、捕まえてすっきりするようなところは見せず、ウォルターマッソーのあの顔でエンドロールになるのが面白い。これまで犯人とのやり取りをして

          『サブウェイ・パニック』を見ました

          『MEN 同じ顔の男たち』を見ました

          自然がきれいだったり、家が可愛かったりする中に突然裸の男がぼーっと立っている。裸の男って通常の景色の中にいると、めちゃ怖いって思いました。ホラーだから怖いシーンはたくさんあるんですが、シーンが切り替わる度に意味を含んでいる撮り方だと思ったので、その意味を考えるのが楽しかった。理解しようとすること前提だったので今までのホラー映画より冷静に見れた。ただ、ロリーキニアさんはしばらくみたくない。 最後の産むシーンとかはだいぶ気持ち悪いので覚悟してみたほうがいいと思われます。 教会の

          『MEN 同じ顔の男たち』を見ました

          ヘイル、シーザー!をみて悔しくなりました。

          50年代の映画製作の裏を描いている、というめちゃくちゃ興味ある分野の映画でしたので見ました! まだまだ未熟なもので、スカーレット・ヨハンソン演じるディアナの撮影してる映画がエスター・ウィリアムズのオマージュという当たり前のところしか気づけなかった。 きっと、西部劇の俳優の訛りのくだりやローレンツ監督との同性愛の噂のくだり等元ネタがあるんだろうな。 ジョシュ・ブローリン演じるマニックスはハードボイルドでボガードみを感じる。仕事はじめの早朝あたり等節々にフィルム・ノワールを感

          ヘイル、シーザー!をみて悔しくなりました。

          ウィリアム・ホールデンが好きだ

          カメレオン俳優とは、カメレオンのように見た目もまるっと役ごとに変えてしまう俳優のことである。私がすぐ思いつくところだと、ゲイリー・オールドマンやジョニー・デップ、クリスチャン・ベール。役作りのための体重増減や特殊メイクを施してまったく別人になっている。 ウィリアム・ホールデンはいつみてもウィリアム・ホールデンだ。 加齢による容貌の変化はあるが、だいたいおんなじ髪型でおんなじ体型をしている。 私が初めてウィリアム・ホールデンを見たのが『麗しのサブリナ』の次男デヴィットで、モ

          ウィリアム・ホールデンが好きだ

          ノラと友達になりたい

          6年間女子校で育ったせいか、なんとなくぱっと見で、仲良くなれそうな女性がわかる術を身に着けた。 最近見た映画で私が最も仲良くなりたいと思った女性は、『痴人の愛』のノラ(ケイジョンソン)である。 主人公ケリー(レスリーハワード)を取り巻く3人の女性が登場するのだが、ノラの出番が一番少ない。 ヒロインのミルドレッド(ベティデイビス)はすんごい悪女でして、ケリーのことを傷つけてまくり、何かあったらケリーの優しさに付け込んで戻ってくる、いわゆるファムファタールな女です。 最終的にケ

          ノラと友達になりたい

          ハンフリーボガートは素敵なおじぃ

          映画を見るときに出演俳優が撮影当時何歳だったのかが気になり、後で調べることが多い。 『麗しのサブリナ』のオードリーは25歳、ハンフリーボガートは55歳だったらしい。(ストーリー上の年齢ではない) 歳の差30歳!??現代であればPP活と呼ばれても良いような年齢差じゃないか、、、 これだけの年齢差があってもなぜ『麗しのサブリナ』はロマンティックなのだろうか。 すまんがハンフリーボガートはオードリーと並ぶと、おじぃ、、、!と思ってしまう容貌をしている。(ハンフリーボガートのこと

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          Tinderにバクスターいるかもよ

          TinderやPairsといった出会うためのアプリが増えてますね。ふと、『アパートの鍵貸します』のCCバクスター、ジャックレモンが現代にいたらアプリやってそうだなあ、そして失敗してそうだなあ、と思いました。 冴えないサラリーマンで、会話はやや一方的。すぐ調子に乗って空回りするタイプ。 これからシェルドレイク部長と秘密の約束があるフランをミュージカルに誘うのだが、これが若干しつこい。しかも風邪引いてるし。昨夜予約なしに別の部長がアパートにやってきたので仕方なしに外で情事が終

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          動くマリリンと概念

          マリリンモンローといえば、アンディーウォーホールの絵の人。という印象しかなかった。セクシーな女性のアイコン、それはもう概念に近いかもしれない。私世代(私よりも若い世代も)は、マリリンモンローは金髪セクシー美女というイメージの原型でしかなく、これまで動くマリリンを見る機会は全くなかった。 動いてるマリリンは、脳天やられるくらいのキュートさだった。 「お熱いのがお好き」のシュガーという役は女性バンドのボーカルで、最初から最後までこれマリリンじゃなかったらやべえ女だぞって感じな

          動くマリリンと概念