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『ホワイトノイズ』を鑑賞しました。

グレタガーウィクは80年代のファッションハマりすぎていて、その時代の女優のようで雰囲気出てていい!ファミリー向けの80.90年代のアドベンチャー映画みたいなとこもあり、宇宙戦争のようなSF感もあり、最後の方はフィルムノワール感もあり。マリッジストーリーの監督なので、リアルな家族の物語かなって勝手に思ってたけど全く違って面白かった!

下記、ちょっと考察。

衝突による事故で人体に害のある化学物質まきちらされて街の人が逃げ惑う序盤のプロット。テレビやラジオの情報によってどんどん家庭が避難していく。具体的な症状として手汗が広められれば自分の手汗が多いような気がしてくる。
2章で初めにに言われるセリフが全てだなと思った。「計画なき行動を起こさせたまえ」
事実はわからないけど周りが逃げてるから逃げるのも、アダム・ドライバーが薬を売った男に会いに行くとグレタガ-ウィクに告げると、殺さないで!と言われてそのつもりもなかったのに銃を持っていくのもすべてこれで、行動の植え付けをされている。群衆が行動を暗示されると、ものすごいパワーになって全体が動く。
それを示してるのが、アダムドライバーが研究してるヒトラーで、群衆心理を動かした人物であったことは明白。
ドンチードルが研究したいと言ってるエルヴィスも、ヒトラーと同じだ。と言われていたが、「計画なき行動を起こさせたまえ」を実行してる点で言えば同じ。おそらく、慎ましやかだった当時の女性たちが熱狂した、という群衆を動かした、ってことを言ってるのかなと思う。パズラーマン監督のエルヴィスでは、そういうつもりなく音楽演奏してたら、女の子たちが発狂しちゃってたので。そこからロックのブームがものすごくなったしね。
結局ダイラーは何の意味もない錠剤で、その薬で死を遠ざけてる、というのも暗示。グレタガーウィクの症状も隠れて飲む薬に植え付けられて深刻なものだと思われてしまっただけ。簡単に情報が手に入るし拡散してるし、フェイクニュースもあるし何を信じればいいかわからん現代の状態だけど、最後のファンキーシスターがいうように、大切な人とお互いを信じ合うことが大事ですよ、ってことが最も重要なことと私は受け取りました。

グレタが薬飲む時に緑の光が入ってるんだけど、緑色=死という意味があるらしい。娘が緑のサンバイザーをずっとしてるのもおそらくお母さんが心配で死ということが頭に浮かび続けてるということなのかなと思った。

あと、スーパーがやたらと撮影場所になってるのは、最も「計画なき行動を起こさせたまえ」が発動する場所だからかなと思った。
商品の色やデザインによって必要なものである、と暗示され、予定なかったものをカゴに入れてしまう場所という事でスーパーシーン多かったんじゃないかなと思いました。

ホワイトノイズというタイトルだからか、セリフはだいたいみんなかぶっていうし、周りの人がごちゃごちゃ喋ってるのもしっかり聞こえる。そういうノイズをかき消し、自分の信じることをするためにホワイトノイズが必要だ、っていうことかな?

『ホワイトノイズ』(英語名:White Noise)2022年
監督・脚本:ノア・バームバック
出演:アダム・ドライバー、グレタ・ガ-ウィク、ドン・チードル
配信:Netflix

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