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Rosmarinus 私を蘇らせる

東日本大震災から10年経った昨年 2021年から
「311」という数字を毎日見つけて
それはまるで「思い出して」と、囁いているようで
見逃してはいけない、と
目を逸らしてはならない、と 感じます。


その度に、震災のこと、その傷跡がまだずっと残っていること、祈り捧げること、絆、のことを思い出します。



水瓶座の新月の日に
宮城県の南の 沿岸部にある
鎮守の森ハーブガーデンプロジェクト『ロスマリヌスの庭』へ伺い
運営されているノワイヨノットハーバルアーツ
岩佐さんご夫妻に、園内を案内していただきました。

(その時のこと、写真と共にinstagramに載せています。よろしければこちらもご覧ください)


植物は、とても素直で、奥ゆかしく
しかしその生命力、それぞれ自分に合った風土や地質を選んで生き、生きるのだ という、ただそれだけの真っ直ぐな情熱に溢れています。

その姿はとても明快で、逞しく、しなやかで、嫋やかで
風にそよぐ時、まさに花やぐように、いつも話しかけてくれます。

そこに声は無くとも、音は言葉になる。
言葉だって、言の葉だから。




私は、草花ではなく、人間として生まれて
でも、人間だからこそできることが
人間にしかできないことが、沢山あるはずだと信じています。
闇と光と、人と人と
その狭間で生きている人間の
人の手でしか成し得ないことが。



自然の大きさに触れると、ただそれだけで
ただ、ありのままに、どんなときでも
解かれて、許されていくようで
川瀬の流れ、燐火のゆらめき
胸一杯に吸い込む季節の太陽と月と風のにおい
いのちを育む大地の温もり


今ある この身体も
地球から借りている衣で
終いにはお還ししていくもので
自然のもので
今、有り難いことに
日本では有り余るほど満ちている物資も
地球から生まれくるもの。
人の手で作り、育て、手から手へ 運ばれて
沢山の人の手が関わって、継いでいくもの。



「311」を思うとき、最後には必ず
再起、再生、復活、蘇生のことに辿り着きます。
再び生きること、よみがえり、生き直すこと。



絆 は、
「きずな」でもあり
「ほだし」でもある

この絆

きずな「傷名」は
ほだし「穂出し」に
そして「帆出し」に、いたしましょう。



人間には、言葉がある。

誰かに向かって話す言葉も
どこかに向かって放つ言葉も
反響して自分に返ってくるものです。

だから、私は言葉を
心からの言葉を失いたくない

真心からの言葉は
真実の 言の葉は
必ず響き渡るのだと

信じています

日本語

美しく豊かな言語をもつ
言靈の国に生まれたこと

ありがとう



ロスマリヌス
Rosmarinus
ローズマリー
マリアの薔薇


花言葉は
「追憶」「思い出」「記憶」「貞節」
「誠実」「変わらぬ愛」
「私を忘れないで」
「静かな力強さ」
「あなたは私を蘇らせる」  

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