薬指のお守り -アラサー疾走デイズ-
生理前、暴食に走る樽である。
パスタ2皿目。
満腹感を無視して、食べ続ける。
大変に恐ろしい月イチイベントである。
そんな私(どんな私)
(ハンドルの切り方がえぐい)は、
左手の薬指に指輪をしている。
独身ですが。なにか問題でも。
イタいキャラを演じてるわけではない。
好んで付けているのだ。
左手×薬指=婚約者がいる
という固定概念を利用し、
世間体の被弾を逃れる防御策なのである。
指輪未装着時代、
「彼氏いる?」「そろそろ結婚しないの?」と
聞かれることがうざったかった。
質問の選択肢として否定しない。
し、人生セカンドシーズンのフェーズかもしれん。
でも、
彼氏いること、結婚することが
"普通"みたいな当たり屋は大嫌いだ。
パートナーがいてもいなくても、
結婚したくても、してなくても、できなくても。
別になんだっていいじゃないか。
縛られることで窮屈になるなら、
関係性に名前なんか要らない。
ってなわけで、
薬指に指輪を付けることにしたのである。
装着後、生活が快適になった。
一目で伝わる代物。
私が何も発さずとも
”悟りやがれ"
と無言の圧力を掛けてくれる。
非常にありがたいお守りである。
副作用は特にない。
独身が薬指に付けたって罰金もない。
指輪をどの指にはめようが
別にいいじゃないか。
こんなよくわからない話を
「面白いね」と言ってくれる人に
出会えたら、お守りを外すと決めている。
樽
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