見出し画像

路線バスでまわる世界遺産・熊野三山~熊野本宮滞在記

紀伊山地周辺が大好きで、時間があれば高野山熊野伊勢神宮などを訪れています。
このあたり一帯が世界遺産なので、最近は日本人より外国の方に、素晴らしさを発見されているようです。
今回も観光客の半数くらいが、白人の方だった印象でした。

その中でも、ゆっくり数泊滞在したいのは熊野本宮
山に囲まれているのでお店も少なく、便利な場所ではないですが、ゲストハウスで暮らすように滞在できます。

昨年から訪れるようになったのに、『ただいま!』という気持ちになります。

あたたかい空気がただよう熊野本宮大社

今回はゴールデンウィーク前の観光客が少ない平日に、滞在することができました。

本宮近くの『宮ずし』さんは、ランチも夕食もおいしい!

新宮から熊野三山を訪れる方が多いかもしれないのですが、今回は熊野本宮から可能なのか試してみました。
ホテルを移動すると、途中荷物をロッカーに預けないとキツいですが、1か所滞在だと気にせず、身軽に移動できます。

まず本宮前にある熊野本宮観光協会に行って、南海バス悠遊フリー1日乗車券(3,000円)で周遊できることを確認。
南海バスのみの乗車になりますが、往復なのでかなりお得になるようです。
乗車券は事前購入が必要なので、熊野本宮観光協会で購入。

紙で各線の時刻表もいただけたので、じっくり乗り換えの予習ができました。※購入は現金のみ

本宮大社前から、朝7時25分発の新宮駅ゆきに乗車、速玉大社前で降りて30分くらいあとの那智駅行きのバスに乗り換えると、ちょうど参拝によい感じ。
運転手さんに確認すると、乗り換えの場所や時間をとても親切に教えてくれました。

いつ行ってもすがすがしい空気の熊野速玉大社
早朝だからか貸し切り状態
天皇もはるばる京都から、後鳥羽上皇29回、後白河上皇33回参拝!

那智駅で30分くらい待ち時間が発生しましたが、隣に『道の駅なち』があります。
地元のスーパー的役割もあるようで、おいしい果物お弁当などを地元価格で販売。(小さなサクランボがおいしかった!)

10時過ぎには熊野 飛龍神社に到着。前々日にかなり雨が降ったらしく、滝の迫力はすごかった!
行く日を選べるなら雨が降った後のほうが断然、迫力が違うようです。

300円払うと赤い高台のところまで登れるので、有料でもここはぜひ入りましょう。※小さなお守り付き!

『水みくじ』(百円)がひけます
ご神水もいただけます

熊野那智大社はここからまだ登りますが、一周すると40分ほどだそうです。(今回は体力を考え、まだ行きたいところがあったのでパスしました。)

帰りはまた、那智駅新宮駅ゆきに乗り換え。
那智駅で降りずに終点の那智勝浦駅まで行ってしまって、漁港の『にぎわい市場』や足湯を訪れるのもよいかもしれません。

新宮駅ゆきのバス途中では、健脚な方は神倉神社前で降りて参拝後、熊野本宮ゆきに乗り換えもできます。
新宮までの途中には、見上げるほどの高台に鎮座する神倉神社が。
いつか登ってみたいと思いながら、バスから眺めています。

17時すぎの新宮駅発のバスに乗れば1時間で帰れるので、本宮大社前からの熊野周遊は、ゆっくりまわっても余裕。
出発時間まで、新宮駅周辺の散策も可能です。


【番外編】

今回は『花の窟(はなのいわや)神社』を訪れてみたくて、午後からは新宮駅から有井駅まで行き、帰りは熊野市駅まで歩いて特急で戻りました。

伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなったというすごい場所です。

こちらの神社には車で訪れる方が多いようで、電車+徒歩はちょっと不便なのかも。
JRの本数が少なく、新宮駅に戻るのに時間がかかってしまいました。

交通量の多い国道沿いなのに、入り口の異世界感に圧倒される
2羽のカラスアゲハが、ずっと仲良く舞っていたのが印象的


【おまけ】

熊野本宮滞在がおすすめなのは、熊野三山の奥宮・修験道の聖地として知られる『玉置神社』にも行きやすい、ということもあります。
呼ばれないとたどり着けない神社、として有名ですが、バスで楽々たどりつけてます!

雨が降ると山道が滑りやすいようなので、なるべく天候の良い日を選んだほうが良さそう。熊野本宮滞在なら天気を見て、日程変更もできます。
※運行は土日・祝のみ、電話予約制

玉置神社参拝の記事はこちら ↓


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

旅の準備

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?