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Kad Kokoa-ガートココア プラチュアップ 70%-

 今日は、タイのクラフトチョコレートメーカーKad Kokoaガートココアのチョコレートについて書きます。食べたのは昨年11月ですけれど、まあ。
 Kad Kokoaは2018年にタイのバンコクでオープン。使用しているカカオ豆をはじめ、オーガニックのきび砂糖やチョコレートと組合せるフルーツやスパイスなどといった素材も、タイで生産されたものなんだそうです。

 タイ産のカカオ豆から作られたチョコレートにも、こちらのメーカーにも、以前からずっと興味を持っていつつ口にするまでずいぶん時間を経たようにおもいます。
 フレーバーものやヴィーガンミルクチョコなど惹かれるものもたくさんある中、まずはタイ南部で収獲されたカカオ豆から作られたタブレットです。

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溝のないプレート状のタブレット

プラチュアップ70%
洗濯したての湿った布を思わせる香り、酸味を含んでいてカラッとしているところもあって、それはお日様のやわらかな香りや綿布をイメージします。
味わいは、パウダリーなカカオの味わい。ビターめで、かすかにきび砂糖のゆったりした甘みを感じます。次第に酸味が開いてきて、黒コショウやローストカカオニブの風味が加わります。酸味はそのまま加速して、ヨーグルトや白菜漬けといったはっきりとした味わいに変化します。クリーミーな軽めのチーズ。
中盤からは苦みも加わり、モカマタリといった酸味のあるコーヒーのような味わいが広がります。

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 パッケージのデザインがすごくキレイなんですが、記事を書くのにサイトをみたらデザインが変更になっていました。どのデザインも、シンプルながら色彩やパターンがキレイです。

ずっと見ていても飽きない

 あとひとつ購入したんですが、なんだったっけなあ。

 昔勤めていた会社ではタイやベトナム、中国といった国々から、出稼ぎというか研修に若い人たちが(私もその頃若かったけど)代わるがわるやってきていました。私は女子寮に入っていたんだけれど、女子寮の利用者は少なかったから女の子たちは同じ寮で暮らしていたんですね。ときどき、お互いカタコトの言葉で会話をしたんだけれど、彼女たちの中にはもう家庭のある子も多く、故郷に残してきた我が子のことを話すときなんか目が潤んでいた。いろんな人生があるんだな、とおもった。

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今日の「もり」:たまには「かけ」で、とおもうんだけれど、ついつい「もり」を選んでしまう。蕎麦の話です。

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