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La chocolaterie NANAIRO-ラ ショコラトリナナイロ BatchNo.70-

 私のだいすきなチョコレートメーカー、La chocolaterie NANAIROラ ショコラトリナナイロのチョコレートです。
 だいすき、と言いつつほぼ2年ぶりに味わうのですけどね。
 こちらのメーカーは、定番タブレットみたいなものがなく、シーズンごとにカカオ豆の産地をひとつに限定し、少量ずつのチョコレートづくりをしています。そしてコレクションとして春夏と秋冬を迎える時期に発表(発売)しているんですね。なので、シーズンを逃せばもう食べることは叶わないのです。

 一度の生産量は30kg単位、シーズンを重ねるごとにバッチナンバーでナンバリングされています。
 今回は、通常サイズ(70g)とミニタブレット(22g)を混在させて購入していまして、まず開封したのはミニタブレットです。
 ベネズエラ・パタネモ産のカカオ豆と島根県産のはちみつのみを合わせて作られた、リミテッドエディションのダークチョコレートです。

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BatchNo.70(Limited Collection:Venezuela Patanemo Cacao)
苦みと甘さがバランスよく感じられる、深くてとてもいい香り。かすかに酸っぱみのする香りも含んでいます。
味わいは、スモーキーな風味とはちみつの濃い味わいに、野生味を感じさせられます。しばらくすると、コカ・コーラ的な薬草っぽいフレーバー。ドライイチジクや、プルーンみたいにこっくりとしたフルーツ感もあります。
そういった舌を刺激する味わいのあとには、心地よい渋みを口のなかに残しつつ消え去っていきます。
やや水分を多めに感じる滑らかなくちどけ。

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 ここのメーカーのチョコレートを初めて味わったときに、カカオ豆が持つ味わいの多彩さに非常におどろいた記憶があります。それ以来ファンになって、もちろんコレクションごとに食べたいところではあるのですが、なかなかそうはいきません。
 まあ、むきになって購入したり味わったりするものでもないので、チェックしつつ気が向いたら手に(口に)入れる、という感じですね。

 コーヒーと合わせてみたところ、チョコレート、コーヒーの順番だとカカオの風味がほとんど消え去ってしまいました。順番を変えてコーヒー、チョコレートにしてみたら、両方の味わいが楽しめる感じで、よかったです。

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今日の「クッキー」:通りがかりのロフトの棚に、西光亭のくるみのクッキー(の箱)を見つけました。こんな地方でこのクッキーに出会えるなんて。わりと優柔不断のくせに、こういうときは思考停止状態でさっさとレジに持っていくタイプです。


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