BONNAT-ボナ レ・シレーヌ 75%-
他のこと書こうとおもっていたんだけれど、そういえばチョコレートの記事をしばらく書いてないなとおもって、遡ったら想像以上に滞っていてのけぞりました。今日のチョコレートはBONNATのチョコレートで、食べたのは7月の末でした。
BONNATのチョコレートを食べるのはとても久しぶりです。それで、前の年の記録をnoteにも載せているとおもっていたんだけれど、またまた記憶が散らかっていて、残していないようでした。ここにもまたブラックホールが存在するようです。
BONNATは、フランスの老舗チョコレートメーカーです。アルプスの近くにあるVoironという町で、家族経営でのチョコレートづくりをしています。作っているのは、カカオ豆の仕入れから全ての工程を自社工房で行う、ビーントゥバーチョコレートです。6代目のステファン・ボナ氏が自らカカオ農園に足を運び、産地ごとの個性を引き出すおいしいチョコレートの数々を作り続けています。現在ではわりと一般にも知られるようになった、シングルオリジン(単一原産地)の概念は、1984年にBONNATにおいて生まれたということです(※BONNATの創業は1884年。ステファン・ボナ氏を4代目と書いてあるところもあって混乱してるんですが、サロン・デュ・ショコラのオフィシャルムックに書いてある6代目を採用しました)。
今回食べたのは、サロン・デュ・ショコラ2022のリミテッド・エディションのタブレットの中から『レ・シレーヌ』というダークチョコレートです。
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レ・シレーヌ 75%
使用されているカカオ豆はメキシコ由来、フィリピン産です。
燻したような香りを持っていて、想起するのは焙煎したてのコーヒー豆、煎りたてのほうじ茶、麦茶の芳ばしい匂いです。味わいはベリーっぽい明るい酸味に、黒砂糖、それから香りと関連する焼きサバの皮めのスモーキーさです。ほんの少し、渋みも感じられます。アフターには、酸味や甘みが落ち着いて、スモーキーな余韻があとをひきます。口どけはやや水分が多く感じられる、ゆるくて滑らかなテクスチャです。
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『レ・シレーヌ』とは人魚を意味するそうです。これは日本との縁から名付けられているそうで、ちょっとそのエピソードを書き写してみますね。
この記事を書く前、本を読んでいたんですがそれがフランシスコ・ザビエルの生涯とかに触れているんですね。で、別のチョコレートを書こうとしていたところまだコレを書いてなかったので書くことにしました。記憶が曖昧だし、情報を得るためにオフィシャルムックをゴソゴソ出して読んだらこんなことが書いてあった。両方とも、選んだのはたまたまと言っていいくらいなのに、時代や場所が近いなあとおもって冒頭ほどではないけれど軽くのけぞりました。
BONNATのチョコレートはサイズがたっぷりなので(100gある)、開封してから少しずつ楽しみました。口どけに特徴があって、すごくセクシーなんです。
今回はこのタブレットのみを購入したのですが、またいつかBONNATのチョコレートを食べたいです。
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今日の「人魚」:人魚といえば姿を見られてはいけないことで知られています。以前、何かのTV番組で、やましいことがあるわけではなく、パートナーとは言っても見せたくない様子、心情なんかが人にはあって、そのことを「ときには人魚になる時間が必要なんだ」と言った芸人さんがいて、その表現はいいな、好きだなとおもいました。