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Willie's Cacao-ウィリーズカカオ ベネズエラとルシアスオレンジ-

 8月の終り、お供して行った福岡でちょっとした空き時間がありました。天神のあたりだったからgreen bean to bar chocolateが近いねとおもって店舗まで行ってみたんだけれど、残暑というかまだまだ気温が高かった。イートインを体験してもいいかなとおもったけれど、まだ午前のコーヒーを飲んだばかりの時間帯で、お腹も空いていない。自宅に帰るのは夜遅くになる予定で、つまりチョコレートを買ったとすると日中持ち歩くことになります。せっかく買っても残念な感じになるのは容易に予想がついたので、購入はやめて、店を出てまた近くをぶらぶらと歩いて時間を過ごしました。
 ふと目についたグローサリーストアであれこれ見ていたときに見つけたのが、今日の記事のチョコレートです。

 Willie's Cacaoウィリーズカカオは英国のビーントゥバーチョコレートメーカーで、サロン・デュ・ショコラに出店されているのを(サイトで)見かけたことがあります。私がストアで見つけたこれは、ミニタブレットです。この気温の中(まだ30度以上ありました)持ち歩いてきっとブルームしてしまうだろうな、とおもいつつ、ミニタブレットだしいいかと考えて購入しました。

 気の毒なことに、しっかりブルームしちゃいましたが、とりあえず撮って食べたので、書いていきます。

ベネズエラン・ゴールドラス・トリンチュラス72%

ベネズエラン・ゴールドラス・トリンチュラス72% 年月を経た木、タバコの葉、削った鉛筆の香り。ココアがけのナッツやローストした胡桃を思わせる甘い風味とちょっとした苦味、強めの油脂感をとらえました。苦くて酸味も含んでいて、その辺は黒ビールのよう。強い油脂感とビターチョコレート、それから酸味という組み合わせはチョコフランスをイメージさせます。フランスパンには酸味がある。

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ルシアス・オレンジ65%

ルシアス・オレンジ65% シトラスのハーバルな香りと、カカオの持つ酸味のある香り。味わいは甘く、その甘みというのがバニラの風味やアガペシロップのナチュラルな甘さに似ています。デコポンなどの、甘みの強い柑橘類の風味が爽やか。アフターに残る苦味はほのかで、心地いい。主張しすぎないオレンジの存在感。

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 オレンジなどの柑橘系の香りは、ポジティブな気分を増幅してくれますね。この香りが嫌い、苦手、という人はあまりいないのではないかとおもいます。買ったばかりのヘアオイルにも、オレンジの香りがブレンドされていました。香りとテクスチャが良くて、おすすめされるがまま購入したオイルです。

バーム(左)とオイル(右)

 左はワックスがわりにもなるこっくりしたヘア用のバームです。こちらはセージの落ち着いた香りが好き。ひと瓶使い終って、気に入ってこれはふたつめ。右が新しく買ってきたヘアオイルで、トップノートにオレンジが入っています。
 バームもオイルも、ヘアオイルとしてだけじゃなくって、肌になじませればハンドクリーム的にもボディオイル的にも活用できます。つまり髪につけて手に残ったやつを手指や肘、膝といったがさっとしやすいところになすりつけることができるわけです。

 ところでほとんど同じタイミングでiHerbの荷物が届いたんだけど、その中にはココナッツのヘアオイルが入っていました。忘れていたんですね、カゴに入れたのを。そういうわけで、アウトバストリートメントだらけになってしまいました。

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今日の「10月といえば」:ロザリオの月ですね。というのはもちろんこの数年のうちに知ったことなのですが、カトリックでは10月はロザリオを繰ってお祈りをするそうです。それから5月は聖母月で、同じくロザリオのお祈りをする。さらにうろ覚えで恐縮なんですが、神道でも5月と10月というと天照大神に関するお祈りというか、何か謂れのある行事があったような・・・。ぜんぜん関係はないのだろうけれど、ふしぎといえばふしぎな偶然です。

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